特待生制度に関して、日本高野連は全国調査を実施することになりました。それに先だって、自ら特待生制度の存在を認め、各県の「春季」大会出場を辞退する高校があちこちで出てきています。その陰で、高校側から「なぜ今更?」、「野球だけがなぜ?」といった不満の声が聞かれています。
「なぜ今更?」については、「暗黙の了解」がいかにあやういものであるかを如実に表しています。学生野球憲章に明らかに違反していながら、 . . . 本文を読む
昨日触れた「専大北上」問題で、今朝のニュースが急展開を告げていました。
同校が野球部の解散届を提出したというのです。つまり、日本高校野球連盟(高野連)による「除名処分」の裁定が下る前に、高野連からの自主的な「脱退」という形をとったわけです。野球部員は「野球同好会」という形で野球は続けるとのこと。
ただ、これには「ウラ」があって、しばらくして同校から「申請」があれば高野連は再加盟を認める方向のよ . . . 本文を読む
プロ野球・西武の「裏金」問題に端を発したプロ野球界とアマ球界の癒着は、ウミを出すように次から次へと新しい事実が発覚してきています。
先日は、横浜球団が那須野投手の入団時に常識はずれの契約金を支払っていたことが明らかとなり、本人は否定していますが、本人が在籍していた大学関係者にもカネが渡っていたのではという疑惑も出ています。
そしてついに、西武の「裏金」問題で早大野球部を退部となった選手の出身校 . . . 本文を読む
プロ野球、日本ハムの金村投手が昨日の試合で降板させられたことで、試合後、報道陣に、ヒルマン監督に対する批判的な発言をしたという報道を読みました。
「外国の監督だから個人的な成績はどうでもいいんだろう」とか「絶対に許さない」とか「顔も見たくない」とか、およそ「エース」らしくない発言が報じられています。
この試合で勝ち投手になれば、今シーズン10勝目となり5年連続2ケタ勝利、あと1回1/3で6年連 . . . 本文を読む
「トロプス」とは、「勝つ人と負ける人とが出ないゲーム」のことです。"TROPS"と書くとわかるように、"SPORT"の綴りを逆にした造語。「スポーツの世界につきものの勝ち負けを問い直し、スポーツの「身体を動かし、楽しむ」という本来の目的に立ち返るもの」という意味なのだそうです。
逆に考えれば、スポーツはやはり「勝ち負け」があってこそ面白いとも言えます。最終的にゲームの勝者がいて、一方には敗者がい . . . 本文を読む
WBCワールドベースボールクラシック、2次リーグ予選で、米国と対戦した日本は、3-4でサヨナラ負けを喫しました。
「王激怒!」というセンセーショナルな見出しで報じられたのが、この試合で問題となったタッチアップの判定。3-3の同点で迎えた8回表、日本の攻撃。1死満塁の場面で、打者岩村(ヤクルト)は浅いレフトフライを打ち上げる。3塁走者西岡(ロッテ)がタッチアップしてホームに突っ込む。送球は大きくそ . . . 本文を読む
駒大苫小牧高校の今回の事件については、昨夏の甲子園大会で2連覇を達成したチームだけに、マスコミの取り上げ方も「普通の高校」とはちょっと違うようです。
駒大苫小牧高校の3年生が卒業式の日に居酒屋で飲酒をし、喫煙もしていた。その中に、優勝チームのメンバーも含まれていたことから、事件が発覚した翌日には校長がセンバツの出場辞退を発表しました。この種の事件にしては異常なまでの迅速な措置。校長が会見で「二度 . . . 本文を読む
青森県の南部地方の山里で育った私は、小学校の頃は、冬になるとPTAが田んぼに水を張って作ってくれるスケート場でスケートを楽しみ、リンゴ畑やタバコ畑の斜面では「竹スキー」やソリで遊んだものでした。
「竹スキー」とは、直径1.5cmほどの細竹を7~8本並べ、竹の真ん中に穴をあけて針金を通して結わえつけて作るスキーです。ストック代わりに先端に1本の縄をつけて両手で持ち、スキーをコントロールします。ソリ . . . 本文を読む
マリーンズ日本一おめでとう!
思いもよらぬ4連勝で、千葉ロッテマリーンズが日本一に輝きました。
近鉄バファローズファンにとっては忘れられないチーム。同じパ・リーグの歴史を作ってきたチームとして、心からおめでとうと言いたい。
マリーンズナイン、それからファンにとっておそらく唯一の心残りは、パ・リーグ優勝を決めたプレーオフ最終戦も今日のゲームも、敵地での決定だったということではないでしょうか。巡 . . . 本文を読む
近鉄バファローズが存在しないパ・リーグという「奇妙な1年」は、千葉ロッテマリーンズの31年ぶりの優勝で今日幕を閉じました。
最終戦までもつれたプレーオフ、優勝を決めたシーンだけは何とか見ることができました。9割方ホークスファンで埋め尽くされた球場での優勝はなんとなく気の毒な感じもしましたが、それでも数少ないマリーンズファンの喜びようがテレビを通しても伝わってきました。
31年ぶりということは、 . . . 本文を読む
現段階でのパ・リーグの首位、千葉ロッテマリーンズがセ・リーグの最下位ジャイアンツを3タテし、貯金も22となりました。
ロッテは、現在のパ・リーグの中で、チーム名につく「親会社」がもっとも長く続いている球団です(ちなみに昨年までは「近鉄」が最古でした…)。球団設立は1969年。当時は「ロッテオリオンズ」という名前でした。1992年に本拠地を川崎球場から千葉・幕張のマリーンスタジアムに移し、「千葉ロ . . . 本文を読む
東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、フルキャストスタジアム宮城での試合を初めてケーブルテレビで見ました。
んん? なんだかいつものプロ野球の試合と違うぞ、とすぐに感じました。やけに静かなのです。けたたましいトランペットの音も、選手が登場する時の「テーマソング」もない。「私設応援団」が声をそろえて「かっとばせー○○!」と叫んでいる声を別にすれば、ざわざわという観客の静かな喧噪、そしてバッターが打 . . . 本文を読む
パリーグが開幕しました。
キャンプ、オープン戦と「近鉄バファローズ」の文字もユニフォームも見られないという信じられない状況のもと、オリックスと楽天を中心にサラサラっと目の端っこの方で追ってはみたものの、やっぱりどちらのチームにも、近鉄に感じていたような「愛着」を感じることはできませんでした。
確かに楽天には岩隈がいて、礒部がいて、吉岡がいて、高須がいる。オリックスには北川がいて、パウエルがいて . . . 本文を読む
Amazonで予約注文していた『宝島MOOK「大阪近鉄バファローズ 伝説の野武士軍団DVD BOOK」』(宝島社)が届きました。
「名勝負&名場面完全収録」と銘打ったDVDに惹かれて予約したのですが、正直なところ「たったこれだけ!?」という感想。「伝説の10.19ロッテ戦」とか「2001年サヨナラ満塁優勝弾」の映像は、ま、入っていてトーゼンとは思っていましたが、1989年のブライアントの西武戦ダ . . . 本文を読む
プロ野球が今日一斉にキャンプインしました。楽天ゴールデンイーグルスやソフトバンクホークスの新しいユニフォーム姿を見て、パ・リーグも変わったんだなあと改めて思いました。私にとっては、「近鉄バファローズのいないパ・リーグ」という史上初めての(当たり前か!)つらく悲しい野球シーズンの開幕です。
あー、今シーズンはこんな寂しい思いを何度しなきゃならないのでしょう。オープン戦始まる! 順位予想。ペナントレ . . . 本文を読む