五所川原市で行われている3回シリーズの講座「人権とコミュニケーション」。人権落語に始まったこの講座も今日で最後です。
今日の講師は飯島ツトムさん。肩書きは「コンセプター、CO-WORKS代表」。今日のお話のテーマは「共感のコミュニケーション~伝える、伝わる、つながる」です。「環境コミュニケーション」を基本キーワードとして、フェア(公平)な社会、フェアなコミュニケーション、フェアなコミュニティづく . . . 本文を読む
人権の学習会で、ある大学の先生の講演を聴きました。米国人の女性で、もともとクリスチャンだったそうですが、若い頃に「バハイ教」に改宗したのだそうです。
「バハイ教」だって?
今日の学習会に向かう電車の中で『ファウジーヤの叫び』(ファウジーヤ・カシンジャ、レイリ・ミラー・バッシャー著、大野晶子訳、ヴィレッジブックス)という本を読んでいたところ、ちょうど「バハイ教」の話が出てきたばかりだったので、本 . . . 本文を読む
三遊亭京楽さんの「人権落語」を聴きました。お題は「車イスおばあちゃんのパソコン」。
京楽さんは20代で真打ちに昇進するなど、才能あふれる若手落語家のお一人です。阪神淡路大震災の際、「防災落語」と称して命の尊さや家族の絆を落語を通して訴え、全国各地で好評を得ました。その後も「人権落語」、「環境落語」など現代の様々な課題を取り上げた新作落語を数多く生み出しています。
今回はまず最初に古典落語を一席 . . . 本文を読む
昨日聴いたある講演の中で、「言葉の軽さ」という話がありました。
たとえば、「セクハラ」。「セクシャル・ハラスメント」(性的嫌がらせ)と言わなければならないところを、日本人はいとも簡単に省略形にしてしまう。「セクハラ」「セクハラ」と簡単に言って(言えて)しまうから、本来「セクシャル・ハラスメント」に込められている、非常に重大な人権侵害の要素が薄れてしまうのだ、というお話でした。
省略されて言葉が . . . 本文を読む
人権啓発。ラッピングバスを走らせたり、人権啓発に関するポスターや標語のコンクールをやったり、その標語を書き込んだボールペンを配ってみたり、「人権映画」を上映したり。
莫大なお金をかけていろんな事業をやっていますが、さて、その効果は?
「啓発」というのは意識が(良い方向に向かって)変わる、ということ。しかし、意識が変わったかどうかを測るのはとてもむずかしい。事前事後のアンケートや意識調査は一つの . . . 本文を読む
「君を見損なったよ」とか「あなたを見直したわ」というセリフはよく聞く言葉ですが、どっちにしても、それまで相手を「偏見」の目で見ていたということを暴露しているようなものです。ことほどさように、人間は「偏見」と切っても切り離せない生き物のようです。自分への接し方やちょっとした言葉尻をとらえて「あの人は○○な人だ」と思いこんでしまうことは誰にも経験があると思います。
要するに、人は誰でも「レッテル」を貼 . . . 本文を読む
今日はDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者の支援を行っているNPO法人「ウィメンズネット青森」に取材に行ってきました。
夫婦間や家庭内の暴力は、家庭内のことだけになかなか外からは見えにくいものですが、こちらに相談に来る人もほとんどがDV被害者であることに気づいていないのだとか。最初は子どもの非行のことや夫の借金の相談で電話をかけてくるのですが、話しているうちに実はその陰に暴力があることが . . . 本文を読む
精神に障害を抱えた人が話し合ったり活動したりする場を提供しているNPO法人SANNet青森を訪れました。(仕事です。)
代表の方はもともと福祉系の公務員だったそうですが、仕事のかたわら、そうした病を持つ人々のケアに携わってきました。彼らは、様々な社会的制約に縛られていたり、病気のために家族や友人を失ったりというある種の喪失感を持っており、彼らの社会的な活動を支援できないかということで、よりどころ . . . 本文を読む