標高900 田舎ぐらし

~* 八ヶ岳の麓にて *~

家の光協会 「甘梅干し漬け」 と 「梅の砂糖漬け」

2016年07月24日 | 農業

以前友人からいただき、すっかりお気に入りとなり、レシピを教えてもらい毎年作り始めた梅漬けがある。
東京にいる時は、紀州の梅と同じ塩漬けの梅干ししか知らなかったが、こちらではほとんどの家が甘梅干し漬け。
初めていただいた時はその味に感激した。

友人のは、家の光協会から出版された「漬物百科」に出ているやり方。
この本を借りたとき購入したいと思って検索したが、既に絶版になっている書籍だった。
どれもおいしそうな色々な漬物が出ている分厚い、なかなか良い本だった。

材料 ー 梅干し 2キロ、氷砂糖 1キロ、酢 550ml、赤紫蘇 正味600g 他下漬け用の材料。

これをするとき、毎年困るのが赤紫蘇探し。
今年は、とうとう庭に播いたのだが、一本も発芽しなかった。
蒔いた後、そこに小さな蟻がやたらと群がっていて気になったのだが、蟻の餌蒔きをしたのかもしれない。
今年も、蓼科自由農園に行ったり、ピアみどりに行ったりとあちこち探したが無し。
地元米沢の朝市「みどり市」で良い紫蘇を見つけたのだが、売り切れだったり予約分とかで3日目でようやく手に入った。
紫蘇はできたらあげるからと言ってくれる友人もいるが、梅とのタイミングがある。
ようやく手に入った3束の赤紫蘇を塩もみして(一束500gの葉を取ったら半分の250g前後になった)、



3日3晩干した梅と合わせ、できた梅干し漬け。
赤紫蘇の葉は、約750gあったが、お茶漬けなどで重宝するので、全部入れた。



もう一種類は、青梅の砂糖漬け。
こちらは、レシピをコピーでくれたので婦人部ででも作ったのかもしれない。
これもこちらへ来て知った物だが、梅割り器という木でできた物がある。
青梅を挟んで上から押して種と実を別々にするものだが、我が家にはそんな便利なものはなく、すりこ木で押して割っている。
下漬けをした2キロの青梅に氷砂糖1キロを加えた物。
容器の関係で、2キロずつしか漬けないのでおすそ分けができないが、どちらもお配りしたいくらいおいしい。



梅の上に重しで使っている石は、3月の歩いて旅する会で行った熊野古道の海辺で拾ってきた平らな石。
皆さんにつられてなんとなく拾ってきた石だが、バスに乗ってから「小さな器で漬物をするときの重しに良いのよ」という話を聞いた。
なるほど、使ってみるとなかなか便利。



歩いて旅する会のメンバーに、30キロの梅干し漬けをするという方がいらっしゃる。すごいなぁ。
私には容器もないし、気力もない。
下漬けをしないでお醤油、塩昆布と削り節で漬けるとか、ラッキョウ酢につけると簡単という方もいらっしゃるが、やはりひと手間かけた味にはかなわない。
  

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