
深沢真太郎 著/日本実業出版社
今年は、結構色々と頑張っているのだが、去年と比べて圧倒的に少ないが読書量だ。
引越しの時、うんざりするほどたくさんの本を、ブックオフに持って行ったり、ゴミとして出したりした。それで引越し後はちょっと萎えてしまって、本を読む気にならなかったのは事実。
だが、また本を買って、せっかく少なくした荷物が増えるのは嫌だし、かといって図書館にはなかなか行けないのであった。
私は、電子書籍礼賛派ではないが、やはり実家でモノを増やしたくない母が、kindleを愛用し、スマホで読書しているので使い心地を聞いてみたところ、購入する前にサンプルを無料で読めるので、どんなトーンの本なのかを分かったうえで、購入できる。。。実際の紙の本に比べて、kindle版は半額と安い。
ということで、私もkindle版をスマホで読んでみることにした。

kindleのアプリを初めて入れる時、自分はどんな分野のものに興味があるのか、アンケートに答えることになっている。その回答内容に基づき、サンプル本のデータがどさっと来る。その一つを実際読んでみると、結構読みやすいことに驚く。
こうして、kindle版を最初に正式に購入したのが、この本となった。
読むスピードもカウントしてくれるので、この本を読み終わるのにあと〇〇時間〇〇分みたいな表示が出るので、ボリューム感のイメージをつかみやすい。
そしてアンダーラインを引いたところを、最後にまとめて読むようなこともできる。
さて、この本の中身だが、数学オンナと「勘と経験のファッション大好き男」のオフィスでのやりとりにより進められていく。実際の会社でこんな言い方をしたら、嫌われるよ~と思うようなセリフが頻出するが、それはあくまでもこの本の話を分かりやすくするための設定だから、読み流すことにするが、本当によく考えられて作られた本だと思った。統計学の初歩知識や基本的な使い方を、あまり難しい話にせずにストーリー仕立てで説明している。
若い頃、私も仕事でデータを扱うことがあったが、その際に色々悩んだことは、一生賢明分析(全体の傾向をつかみつつ、個々の粒々のデータも確認し、異常値を排除したり等を含む)をしても、ずっとその業務を経験してきた担当者の感覚とそう違わない結果になる等、思ったほどビッグサプライズは出てこない等、この本に書いてあるほどきれいには行かない。
思うに、どんな仕事であっても、ある程度経験を積んだ人は、具体的にデータ分析という形を取らなくても、それに似たような考察を自分の脳みその中でやっているのだと思う。だがそれを自分以外の人間と認識共有を図る場合、データ分析のように数字で示せば、周囲の理解も得られやすい。戦略等の意思決定の結果、失敗したとしても、数字や論理を使って議論した上での決定が外れたのであれば、周囲の納得感も得られやすい。誰かの鶴の一声だの、思い付きだの、勘と経験だのだけでは、失敗した後は個人攻撃に終わるか、逆にうやむやにされて、次につながらないのではないかと思う。
もちろんどういう数字を取ってくるべきなのか、その数字は取れるのか、取れるとして、どう見るのか・・・生かすも殺すもやり方次第。数字を使っているつもりで、この本に出て来るような感覚男と同じようなことになっていないか・・・時々自己反省のために、この本に戻ってくるとよいかもしれない。
今年は、結構色々と頑張っているのだが、去年と比べて圧倒的に少ないが読書量だ。
引越しの時、うんざりするほどたくさんの本を、ブックオフに持って行ったり、ゴミとして出したりした。それで引越し後はちょっと萎えてしまって、本を読む気にならなかったのは事実。
だが、また本を買って、せっかく少なくした荷物が増えるのは嫌だし、かといって図書館にはなかなか行けないのであった。
私は、電子書籍礼賛派ではないが、やはり実家でモノを増やしたくない母が、kindleを愛用し、スマホで読書しているので使い心地を聞いてみたところ、購入する前にサンプルを無料で読めるので、どんなトーンの本なのかを分かったうえで、購入できる。。。実際の紙の本に比べて、kindle版は半額と安い。
ということで、私もkindle版をスマホで読んでみることにした。

kindleのアプリを初めて入れる時、自分はどんな分野のものに興味があるのか、アンケートに答えることになっている。その回答内容に基づき、サンプル本のデータがどさっと来る。その一つを実際読んでみると、結構読みやすいことに驚く。
こうして、kindle版を最初に正式に購入したのが、この本となった。
読むスピードもカウントしてくれるので、この本を読み終わるのにあと〇〇時間〇〇分みたいな表示が出るので、ボリューム感のイメージをつかみやすい。
そしてアンダーラインを引いたところを、最後にまとめて読むようなこともできる。
さて、この本の中身だが、数学オンナと「勘と経験のファッション大好き男」のオフィスでのやりとりにより進められていく。実際の会社でこんな言い方をしたら、嫌われるよ~と思うようなセリフが頻出するが、それはあくまでもこの本の話を分かりやすくするための設定だから、読み流すことにするが、本当によく考えられて作られた本だと思った。統計学の初歩知識や基本的な使い方を、あまり難しい話にせずにストーリー仕立てで説明している。
若い頃、私も仕事でデータを扱うことがあったが、その際に色々悩んだことは、一生賢明分析(全体の傾向をつかみつつ、個々の粒々のデータも確認し、異常値を排除したり等を含む)をしても、ずっとその業務を経験してきた担当者の感覚とそう違わない結果になる等、思ったほどビッグサプライズは出てこない等、この本に書いてあるほどきれいには行かない。
思うに、どんな仕事であっても、ある程度経験を積んだ人は、具体的にデータ分析という形を取らなくても、それに似たような考察を自分の脳みその中でやっているのだと思う。だがそれを自分以外の人間と認識共有を図る場合、データ分析のように数字で示せば、周囲の理解も得られやすい。戦略等の意思決定の結果、失敗したとしても、数字や論理を使って議論した上での決定が外れたのであれば、周囲の納得感も得られやすい。誰かの鶴の一声だの、思い付きだの、勘と経験だのだけでは、失敗した後は個人攻撃に終わるか、逆にうやむやにされて、次につながらないのではないかと思う。
もちろんどういう数字を取ってくるべきなのか、その数字は取れるのか、取れるとして、どう見るのか・・・生かすも殺すもやり方次第。数字を使っているつもりで、この本に出て来るような感覚男と同じようなことになっていないか・・・時々自己反省のために、この本に戻ってくるとよいかもしれない。