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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ウユニ塩湖の塩(ボリビア)

2018-03-15 23:41:15 | 世界の塩めぐり
いつもお世話になっている部署の方がウユニ塩湖見たさにボリビアに行くというので、もし近所で塩を売ってたら買ってきてほしいとおねだり。

私も一足遅くドイツに行ってお土産を買ってきて、今日その方とプレゼント交換!


わぁ~ほんとにボリビアだわぁ~!

YODADAって・・・依田だ・・・とかボケつつ塩を見せびらかすが、今一つ乗ってこない同僚。

で、ウユニ塩湖ってこんなところなんだよ・・と、湖面にピラミッド状になった塩の山の群落を見せたら初めて興味を持ったらしく、

「ウユニ塩湖ってどこですか?」と聞いてくる。「だ~か~ら~、ボリビアだよ」
「ボリビアってどこですか?」・・・・・・・君ねぇ~!

とはいえ、私もボリビアについてそう知っているわけではない。南米、フォルクローレ、アメリカ留学先で出会ったギターの上手い、いい匂いのするぽっちゃりとした青年の顔ぐらいしか思い浮かばないからヒトのことは言えないかぁ。

さて、早速持って帰って、今日はこの塩を入れてご飯を炊いてやろうと思いつく。


ほんのり湿り気を帯びた、ほろほろとしたお塩で、きめが細かい。

ウユニ塩湖は、太古の海が約180年万年前に隆起してできたものなので、お塩は海塩と岩塩の中間という感じ。


ウユニの塩を小さじ1、料理酒を大さじ1入れて、米を3合炊く。

出来たご飯はほんのり塩味なのは当然ながら、まろやかでほんのり甘味もある。うひゃひゃ~。

最近、ご飯はお茶碗半分ぐらいしか食べない私も、今日ばかりはこの大きなお茶碗にしっかり2杯、ぺろりと平らげてしまった。やばし・・。

なので残りは小さめのおにぎりにして冷凍。

ひとつまみ200ccの水に溶かして飲むと、ミネラルウォーターみたい。

煮込み料理にもいいみたいなんで、色々活用してみよう。

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燻味塩

2016-06-09 23:56:21 | 世界の塩めぐり
去年の今頃って、所属オケのコンミスから勧められた燻製の素にハマっていたのであった。

▼わが家は名酒場 燻さずできる!燻製の素→ゆで卵編
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/86e2a3dec7be08c26981c2f4b7e15d67

今般、ひょんなことで、よりお手軽に燻製の味が楽しめる、燻味塩というものがあることを知ったので、近所のスーパーを探しまくるが見つからず。どうやらカルディコーヒーで売っているらしいことをネットで見つけ、オペラ練の帰りに新橋のカルディに寄って、買ってきた。


成分を見れば、燻製の味は、昨年ハマった燻製の素同様、くん液(サトウキビ、竹、木材等を燃焼させて発生したガス成分を捕集または乾溜して得られた煙を冷却して採取した液体)により、燻製の風味づけをしていることがわかる。


燻味塩だけのもの、ガーリックを混ぜてあるもの、胡椒を配合してあるものなど3種類も買ってしまったが、とりあえずまずは胡椒を配合してあるものを使ってみようと思い、これのために買ってきた塩入れに入れてみた。

さて、この燻味塩を使った料理は、また別稿で書くことにする。

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味噌仕立てのお鍋にハーブ塩

2014-03-28 23:00:52 | 世界の塩めぐり
先週は毎日のように、夕食は味噌仕立てのお鍋にしていた。

白菜やキノコ、豚バラに鶏肉・・・それ以外にあまった野菜を色々と。

鍋用だからあまり味噌を濃くしていないせいか、そのまま食べると若干塩気が足らない。


そこで、ミルに入れたこのハーブ塩「Péché Mignon:月桂樹の葉っぱとレモン入り」を振りかけてみたところ、美味しくて美味しくて、毎日のようにこれを食す結果になってしまった。

塩コショウより洗練された味で、粉山椒よりはマイルド。なんだか不思議な味である。

実はこのお塩は以前このブログで紹介したフランスのハーブ入りお塩なのだ。

▼フランスのハーブ入りお塩(ESPRIT DU SEL)
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/b1d8a9a39aaa49310188e787edc203e5
あまりに色んなものが入りすぎていて、使いあぐねていたのだが、なぁんだ~こんな風に、和洋関係なく塩コショウ代わりにどんどん使えばよかったか。

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七草粥と赤穂の天塩

2012-01-07 23:12:35 | 世界の塩めぐり
私が七草粥を初めて食べたのは社会人になってから。独身寮に8年いたが、その時一度だけ七草粥を厨房さんが作ってくれた。正月休みで疲れた胃を整えてくれるという七草粥は、若干青臭く感じたけれど、その青臭さがたまらなく気に入ったのを覚えている。一人暮らしを始めたころは、それこそ七草粥セットを3セットぐらい買ってきて、6日、7日、8日と3日連続七草粥を食べたりしたこともあったっけ。

ただ、最近買い忘れることが多くなった。ああ今日は七日だったと思って、会社帰りに真夜中までやっている近所の八百屋に寄って帰っても、たいてい売り切れているのであった。

今日もオケ練の途中で気づいた。だが、幸いにもオケ練の練習会場の近くに、単価の高い某百貨店系の食品売り場があって、普段は単価の高さで敬遠するのだが、今日はその単価の高さが幸いして、夜9時過ぎにも関わらず沢山七草セットが残っていたのであった。



やったね、久しぶりに3パック買っちゃったよ。明日も七草粥が楽しめるな。
で、折角の七草粥に入れるお塩どうしよう・・ということで、よた話をもう一つ。

実はいつも何気なく入ってしまうお気に入りの中華料理店があるのだが、なぜ気に入っているのかというと、塩加減が絶妙なのだ。ほんのり甘みさえ感じられる塩味が気になって、思い切って店の人に聞いてみた。

ひとしきり料理を褒めた後、「つかぬことをお伺いしますが、どんなお塩をお使いですか?」と聞いてみたが、なかなか答えてもらえなのだ。ウエイトレスさんが奥の厨房に行って聞いている様子なのだが、それで出てきた答えは「自然のお塩です」という答え。

こりゃ、ダメだと思いつつ、「どこの国のお塩ですか?」と聞いてみると、また彼女は奥に入って、出てくると「日本の焼き塩です」と言った。

だんだんイライラしてきた。「沖縄のですか?」と聞いたら、また彼女は中に入った後、「沖縄のではないそうです」と答えた。こんな質問をする客なんていないのかもしらない。まだ押し問答を続けた挙句、彼女はついに塩の入った袋を奥の方から持ってきた。それが「赤穂の天塩」だったのだ。

へぇぇ~、いままでフランスのゲランドの塩が世界一だと私は思っていたけれど、日本のお塩にこんな美味しい塩があったとは。確か料理自慢の先輩が使っていたのもこの塩だったような・・・・。

ということで、七草粥に入れるのは赤穂の天塩にしたぞ!



う・・・、うまい! こんないい加減に作った七草粥なのに本当にウマイ! そして、確かにあの中華料理屋で感じた風味を、この七草粥からも感じるぜ! 赤穂の天塩は素晴らしい!

☆ ☆ ☆

赤穂の天塩は、「差塩製法」と呼ばれる方法で作っているそうな。濃い海水を煮詰めて塩を取り出す過程で、あえてにがりを含ませるんだそうな。ほんのり甘い感じがするのはにがりのせいかもしれないね。江戸時代より赤穂の塩田ではそのようににがりを含ませた製塩を行ってきたという。

だが現代の赤穂の塩は、オーストラリアのシャークベイの海水からつくった塩田天日塩とにがりを使用しているそうな。日本で作られているけど、日本のお塩ではなかったのか・・・と思いは複雑ではあるが、原始藻類であるストロマトライトもいる透明な美しい海の映像に、確かにこの海水からなら美味しいお塩が取れるであろうと、納得してしまった。

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ぬちマースと塩サイダー(沖縄)

2011-08-04 23:27:54 | 世界の塩めぐり
「ぬちマース」は沖縄の代表的なお塩で「ぬち」が命、「マース」が塩のことを意味する。海水を瞬間的に空中で結晶させて作る「常温瞬間空中結晶製塩法」という世界で初めての製塩法で作られ、世界9カ国で特許を取得しているとか。



天日に干したり煮たりする従来の製法では、海水中に多く溶けている塩分は早く結晶になるが、微量・極微量ミネラルは量が少なく、最後まで海水に溶け残っており、最終的に脱水されてしまうため、出来上がった塩にはほとんど含まれないが、「常温瞬間空中結晶製塩法」ならこうした極微量ミネラルをすべて含ませることが出来るという。

私の持っている「ぬちマース」は随分前に買ったものなので、ダマになってきてしまっているけれど、買ったばかりの時はまるで粉砂糖のようにさらさらな細かい粒子状だった。今でも指で押すと、普通の塩のようにザラザラせず、小麦粉にも近い弾力がある。

以前オケで一緒だった人が、「私、ぬちマースで顔を洗ってるんです」と言っていたな。思い出して私もコレで顔を洗ってみた。指には柔らかくても、顔に直接当たるとさすがにザラザラして痛い。でも小鼻の横の汚れとかすっきり取れて、スクラブ代わりにたまに使ってみるのもいいかもしれないね(毎日はよくないと思うけど)。

このぬちマースをそのまま食してみると、確かに塩辛いだけでなく、色んな味が混じっているような気がする。個人的にはおかずに使うよりも塩スイーツにした方が、この塩の持つ微量な味が特に引き立つような気がする。最近の沖縄の塩スイーツにはよくぬちマースが入っているね。

☆ ☆ ☆



ということでなんで急にぬちマースのことを書こうかとおもったかというと、今日「塩サイダー」なるものを見つけたからである。今日は久々の暑さがぶり返し、非常に暑苦しい日だったのでなおさらこういうものが目に飛び込んできたのではないだろうか。で、この塩サイダーは沖縄のものだから、もちろんぬちマースが使われている。



大事に注ぎ、ちびちび飲んでみる。意外に味が濃いので、ちびちび飲むのにふさわしいかもしれないね。ほかでもない「ぬちマース」ならではの味がしっかり入っている。感じとしては塩スイーツがドリンクになったみたいな感じね。塩サイダーは何かを食べる時に一緒に飲むというよりも、ドリンクだけで完結してしまう感じ。疲れてるときの間食代わりとかにいいんじゃないかしら。

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フランスのハーブ入りお塩(ESPRIT DU SEL)

2010-10-14 23:46:56 | 世界の塩めぐり
先日、音楽系の友人が「いつも使っている塩をフランスから注文する(日本ではまだ売っていないらしい)ので、一緒に買いませんか」と言う話があり、私も含め音楽仲間がワーッとエントリーしました。

そのまとめ買いしたフランスのお塩がようやく届き、私にも送られてきました。

フランスの塩といえば、ゲランドの塩が有名で、私も喜んで使っているけれど、これは同じようにブルターニュ産の海塩で「ESPRIT DU SEL」と書かれています。



ボトルの蓋やラベルに塩田の写真やイラストが載っていますが、昔ながらの製法で、太陽と風の力だけで乾燥させた自然塩だということがわかります。



で、このお塩、ハーブがこんなにギッシリ入っているんです。ちょっと入っているくらいなら、最近色々ありますが、こんなにギッシリとは・・・。友人によると、これをかけただけで、何でもフランス料理風になるそうです。

今回注文したのは以下の4種類。

■お肉用:タイム、ローズマリー、サマーサボリー入り(250g)3.65ユーロ
■お魚用:フェンネル、ガーリック、パセリ入り (250g)  3.65ユーロ
■NO.1:パプリカとタイム入り(250g)           3.70ユーロ
■Péché Mignon:月桂樹の葉っぱとレモン入り(これのみ200g) 3.75ユーロ

Péché Mignonって、可愛い罪という意味? こんなネーミングを塩につけるなんて、さすがフランス!



ボトルから少し中身を出して、お皿に並べてみました。

 No.1      お魚用
 Péché Mignon    お肉用

の配列で並んでいます。

写真だとNo1以外は同じように見えるかもしれませんね。友人はお肉用を使ってよくトマトソースを作るそうです。

私も早速これで、生まれて初めてピクルスを作ってみたんですが、それはまた別稿で。

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ザルツブルグで買った塩・オーストリアの塩

2010-07-20 23:27:24 | 世界の塩めぐり
ザルツブルグ(地元の人はサルツブルグと、サを濁らずに発音するようであるが)のザルツが「塩」、ブルグが「砦」を意味することは有名だから、塩マニアな私としては、今回のドイツ・オーストリア旅行でぜひとも現地の塩を入手したいと思っていたが、その目的はほぼ達成した。


ザルツブルグで買ったハルシュタットの塩。
一番上がラベンダー入り、
左下がプレーン、右下がハーブ入り。
ほぼ・・・と表現している理由は、確かにザルツブルグで塩は買ったが、それはザルツブルグの塩ではなく、ハルシュタットの塩だったからである。

でも、よくよく考えるとザルツブルグという地名は、この地で塩が採れたことを意味せず、塩で儲けた奴(大司教)がいたことを示しているだけなのであった。

つまりザルツブルグはザルツァッハ川の水利を生かして、近郊で採れる塩の運搬と、その塩の積載量に応じた通行税を財源に成り上がった街なのだ! とか書くとロマンがないかな?

で、そのザルツブルグの近郊の塩というのはいくつかあるようなのだが、近いのが15キロほど南のバート・デュルンベルクという場所で、ザルツブルグ発の岩塩坑観光ツアーなども催行されているようだ。

一方、私が買った塩の産地であるハルシュタットは、日本では塩よりもケルト人の古代墓地遺跡(紀元前6世紀ごろまで)で有名だ。だが塩坑の歴史は古く、古代ローマ以前にまでさかのぼる。そもそもケルト人の墓地遺跡自体が塩坑の中から発見されているだから。場所的にはザルツブルグとウィーンの間にあるザルツカンマーグート地方(湖水地方)にある。

ザルツカンマーグートもザルツが付くだけに塩由来の地名だ。「塩 (ザルツ)」の「御料地(カンマーグート)」という意味だ(13世紀にハプスブルク家の塩の御料地となった)。ここの塩もザルツブルグに流れて行ったようである。


ウィーンで買ったバードイシュルの塩。
左はプレーンな結晶、右はスパイス入り。
私がさっきから何で歯切れの悪い表現を繰り返しているのかというと、現地のガイドさんの言った言葉の裏取りが出来ないでいるからである。そのガイドさんはこう言った。「ザルツブルグ近郊の塩は15年ほど前に採れなくなり、今ではバードイシュル(ここもザルツカンマーグートにある)の塩がスーパーなどで売られているんですよ。」と。

具体的な塩坑名まで聞いてくれば良かったなあ。私はブログに豆知識的なことを書く時は、色々他のサイトも検索した上で、誰も書いてなさそうなことを書くときは、別の資料で裏取りをしてから書いてるのだが、ザルツブルグ近辺の枯渇した塩坑の情報は得られなかった。

色々余計なことを書いてきたが、要はザルツブルグの塩ではないにしろ、オーストリアの塩ではあるので、旅行の時のことを楽しく思い出しながら味わおうという気持ちに変わりはない。

ハルシュタットの塩も、バードイシュルの塩も、鉄分を含んで赤みを帯びた岩塩だ。結晶の粒によって、色が一様ではないところが、均一な塩ばかりを見慣れた目には新鮮に映る。早く味見したいが、不用意に開封すると湿気でベタベタになってしまうので、少しずつゆっくり楽しもう。ハーブ入りの塩を使って魚のムニエルとか作ったら美味しいだろうな。
コメント (10)
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ワイン塩(セル ド シャトー)

2010-07-16 00:44:07 | 世界の塩めぐり
ザルツブルグの塩屋さんで買って来たワイン塩『sel de château(セル ド シャトー)』。名前からわかるようにフランス製。



色はヒマラヤの紅塩(イオウ風味)に似ているけど、味は全然違う。魚料理、肉料理、野菜に合うそうだ。確かにワイン風味をつけることがある料理(レアのお肉とか)には合うだろうな。

でも、私がこれを料理に活用するのはいつのことか。大汗かいた後、冷房の効いた部屋にいると塩分不足でイライラすることがあるので、そういう時にちょっとつまむ程度かなあ。

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ヒマラヤの岩塩

2010-03-10 00:37:20 | 世界の塩めぐり
雨と雪の混じったものが激しく窓や屋根に当たって音を立てています。超寒いので今夜は宣言どおり塩風呂!です。

塩風呂は追い炊き風呂や24時間風呂には使えないけれど、独り者がよく使う単にお湯を入れるタイプのお風呂なら、普通の自然塩小さじ3杯程度でも、かなり湯冷めしにくくなるのでお勧めです。でも今夜は特に寒いので、大事に使っているヒマラヤの岩塩を使ってみます。


恥ずかしながら色々持ってます。
ヒマラヤの岩塩の入浴剤って最近結構流行ってて、入手しやすくなりましたね。7~8年前から塩マニアな私としては今更感があるものの、当初ヒマラヤの赤い塩なんて高くて、入浴用に使うなんてとても勿体無くて出来なかったですよ。でも硫黄の香りが強いんで、食用に使うにはちょっと癖があるんだよね。一粒つまんで口に入れるだけで黒卵のような風味が口に広がり、大涌谷気分にひたれるんだけど。

ヒマラヤ山脈は3億8000万年前には海の底で、その後の地殻変動により海底が隆起してヒマラヤ山脈となったと言われており、「海水汚染とは全く無関係な3億5000万年前のミネラルたっぷりの天然の塩(岩塩)ですよ~」というのが大体の売り文句。お湯に溶かすと本当に温泉のような香りがして、癒されるし身体もあたたまります。

でも、3億5000万年間かかってじっくり作られた塩を、いくら入手しやすくなったからといって、バスタブで一瞬で溶かしてしまい、たった20~30分のバスタイムに使ってしまうのはやはり贅沢でもったいない話ですよね。これからも特別な日に大事に使うようにします。

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ローズソルト(ボリビア)

2009-07-11 00:08:58 | 世界の塩めぐり
“インディオの秘塩”だなんて、ちょっと大げさかもしれないキャッチのついたボリビアのローズソルト。ピンク色をしているのは鉄分のせい。鉄分が多いから、塩が自由化された直後は、女性に優しい塩だとかテレビで紹介されていたなあ。

あいにくながら、今の私は、鉄分足りてますって。

だって、最近の私のブログ記事は鉄分満載でしょ!・・・ってのはともかく、当然ながらコレは鉄コーナーではなくて、塩コーナーに入れるのだ!



いかに「ゲランドの塩」信奉者の私とはいえ、このローズソルトは「トマトに振りかけたら世界一」だと思う。

完熟トマトにローズソルト入りの小袋が添えられて売られているのを買ったのが切っ掛けだが、普段トマトに塩なんてかけない私は、一度完熟トマトにローズソルトの組み合わせを食してから病み付きになった。

私が持ってるローズソルトはものすごく細かい粒子になっているせいかもしれないが、直接手に取ってなめてみると塩辛さが意外にマイルド。だからトマトにかけても存在を主張しすぎず、逆にトマトの味を引き出してくれるのかもしれない。

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ゲランドの塩(フランス)

2009-05-27 01:02:29 | 世界の塩めぐり
最近「鉄」の話題ばっかりで、俺がコメントできないじゃないかぁ~!

と先輩に言われたので、久々に「塩」の話題でも書いてみるべ。「鉄」だろうが「塩」だろうが、オタクな話題であることには変わりないのだが。

今日は、私が「世界一美味い塩」だと確信しているゲランドの塩について。このブログでも何回か登場しているのだが、私が某デパートでゲランドの塩の袋入りを初め見た時は、一瞬セメントか何かかと思ったのよね。

とにかく汚らしくてベトベトした外見からは想像もつかない美味さ! ブルターニュ地方の塩田で、昔ながらの製法で、太陽と風の力だけで乾燥させた自然塩だから、マグネシウム、カルシウム、鉄分など、海の旨みが沢山含まれているのだ。

白いご飯や、ベークドポテトなどにちょっと振りかけただけで、ものすごくおいしい。この見かけと味のギャップに病み付きになり、塩に惹かれてフランスに行く気になったのだ。


モン・サン・ミッシェル近くのスーパー

だが、一般のパックツアーに「塩ツアー」などがあるわけはなく、とりあえずは有名な観光地を回るオーソドックスなパックツアーに参加した。有名な観光地の中で最もブルターニュに近いのはモン・サン・ミッシェルだ。かの聖地はちょうどブルターニュとノルマンディの境にある。

モン・サン・ミッシェル自体は非常に楽しく、心に残ったので、イラストにも書いているので、詳しくはそっちに譲る。

▼モン・サン・ミッシェルのイラストはこちら
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/f78ca5bb5239b9d5e55f2dfd9b00882a


ゲランドの塩・塩の花と海藻入り塩

ここでは「塩の話」に絞って書くとすると、泊まったホテルの向かい側のスーパーマーケットで、念願のご当地のゲランドの塩を買うことが出来た。

左側の白い塩は、“Fleur de sel”(フルール・ド・セル=塩の花)と呼ばれる高級塩。塩田の終点「オイエ」と呼ばれる採塩池で、濃くなった海水にふわりと最初に浮かぶので「塩の花」と呼ばれるそうだが、それを丁寧にすくいとったものだそうな。いわば一番塩だ。

それから右側のグレーの塩は、海藻入りの塩。これを小さじ2杯ぐらいと日本酒大さじ1杯を加えてご飯を炊くと、おかずがいらないくらいご飯が美味しいんだよね。


ゆる~いソルトミル

さて、これはどこで買ったものだか忘れちゃったのだが、ゲランドの塩用のソルトミルだ。現地かパリのスーパーで買ったような気がするのだが、もしかしたら、帰国してからデパートで買ったかもしれない。

岩塩用のソルトミルのように、コショウ引きみたいながっしりしたタイプではなく、バイオリンの糸巻きのような形のつまみをクルクルと回すと、中の粗塩が細かくつぶれて出てくる、ゆる~いソルトミル。海塩だからそんなに力要らないのよね。ということで、このソルトミルがあれば、ゲランドの塩の顆粒タイプを買わなくても大丈夫だ。(って言うか、顆粒タイプも買ってあるんだけど、すぐ目が詰まっちゃって。粗塩を引いて使う方が、個人的には好き。)

※さて、そのようにして塩に憧れて行ったフランス旅行なのであるが、現地フランスでは深刻な塩不足に陥った。モン・サン・ミッシェル名物の「プーラーおばさんの巨大オムレツ」の店に入った時なんか、「あと一振り塩を加えれば本当においしいのに」と思ったのに、テーブルに塩は置いてなかった。またパリでの自由行動中に塩気が欲しくなり、耐え切れずに日本人がやっているラーメン屋に飛び込んでしまったのだが、同じツアーの人のほとんど全員が同じような行動を取ったようだ。我々は塩分摂り過ぎなのか? それとも乾燥した慣れない土地で水分と一緒に身体のミネラル分が失われたせいなのか? 世界一美味い塩のふるさとで、自分の身体は塩不足で苦しむという、稀有な体験をしたのであった。
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海人の藻塩

2009-04-23 23:09:14 | 世界の塩めぐり
思えばこの塩と出会ったのが、私が自然塩にハマる切っ掛けになったのだ。

今から6年ほど前に素焼きの器に入ったこの塩を某物産館で見つけて、百人一首にもある有名な藤原定家の歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ」に出てくる「藻塩」とはこのようなものであったかと、狂喜して買ったのである。その素焼きの器の蓋を取った時にぷ~んと匂って来た香りがいまだに忘れられない。

藻塩は、ずっとその製法が忘れられていたが、今から20年くらい前に古墳時代の製塩土器が発見されたのを切っ掛けに研究され、《海水に浸したホンダワラを乾燥させるという工程を繰り返して塩分濃度を高めた「かん水」をつくり、土器で煮詰めて塩を採る》という工程を確立して製品化されたとのこと。

今や町のスーパーで買える自然塩の定番に。私もその後何回か買い足しているので、土器入りではなくてビニールパック入りのを使っていが・・・。

小さい頃から、イオン交換膜製塩法で作られた、塩化ナトリウム純度の高い専売公社の塩に慣れてきた私は、この塩のまろやかさに一気にハマリ、以来普段使いの塩の定位置にこの塩がある。あとで分かったことだが、私がこの塩に出会った頃に、塩の販売は自由化(2002年4月)されており、ちょうど輸入塩も含め、色んな自然塩が買えるようになった頃に当たっているんだね。

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パキスタンの岩塩

2009-01-30 23:00:47 | 世界の塩めぐり
充実した京都旅行から帰ってきたら風邪引いちゃって、今日は一日布団の中でぐうたらしていた。
岩塩専用おろし金
とりあえずおかゆでも食おうかねと思い、そういえばかなり前に近所のすし屋で買った岩塩の塊が手付かずだったことを思い出した。

パキスタンの岩塩は、小粒のものならもう持っているが、このデカさに惚れて買ってしまったもの。しばらく勿体無くて使ってなかったが、京都で巨石を沢山見てきたので、つい気が大きくなって使ってみたのである。(写真の右側の大きい方は、にぎりこぶしよりちょっと小さいくらいの大きさ。)

この岩塩には、岩塩専用のおろし金がついている。岩塩は堅いので、これでおろすと、かなり細かい粉になる。自然塩は辛くないからか、ひとり分の白がゆをほどよい塩加減にするためには、相当一生懸命すらなければならない。あまり実用的ではないが、私のようなめずらしモノ好きにはちょうどよいものである。


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World Bathsalt Selection

2007-03-20 01:17:49 | 世界の塩めぐり
前の職場の仲間からもらった送別の品の1つに、世界のバスソルトセットがあります。

このブログではあまり書いてませんが、実は私、入浴剤マニアである以前に塩マニアでもあるんですね。

ゲランドの塩、死海の塩、ローズソルトが3大お気に入りという感じで、名前を聞いただけで塩の風味とそれを使った料理の味が、脳裏を駆け巡ります。

今日さっそく目に飛び込んできたのが

JORDAN

の文字。

旧約聖書で育った私にとっては、意味も無く心惹かれる国名ですが、JORDANのパッケージに入っていたのは「死海の塩」。

死海というとイスラエルのイメージが強いですが、死海はまさにイスラエルとヨルダンの国境に細長く横たわる湖なんですね。

イスラエルの人は、ちょっとした風邪なら死海に入って治してしまうらしく、医者に行くとまず患者が死海に行ったかどうかを尋ねられ、まだだと答えると、まず死海に行って来いとか行って追い返されるんだとか・・・。

どこまでホントかわからないけど、ちょうど15分くらい死海に浸かるのは身体によいそうですね。(逆にそれ以上浸かるのはよくないらしい。)私も一生に一度でいいから、死海に浮いてみたいものですね。

ということで、重い自分が浮くほどの量ではないですが、まずヨルダン産の死海の塩の封を開けて見ます。グレープフルーツの果皮油が配合されていますが、匂いが強すぎない点がいいですね。

湯に溶かした途端に、お湯と自分の肌の距離が近くなる感じ、というか湯がやわらかくなる感じがします。すこしぬるめの温度でゆったりと浸かり、目をつぶって旧約聖書の世界に思いを馳せます。そして、自分の身体から毒素が出て行くかのようにイメージします。

風呂から上がってからも、温みが持続して気持ちイイです。
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