上田じん/ヤマハ
ああ、去年の今頃は、この著者の方と同じ舞台に立ててワクワクしていたのだった。あの澄んだ美しい音色を私も出せるようになりたい。
10分で上達とは、この本が10分で読めるという話ではない。日々のアップの仕方や、練習時における注意点、心得などが細かく書かれている、結構カタイ内容の本である。
で、読んでみて、個人的には耳が痛くなるところも結構ある。
・まわりの音を聴くことに50%以上の力を使おう・・・
わわわわ・・これができるようになるには、個人練を相当やんなきゃいけないということだな。自分のことで精一杯の私、もっと周りを見聞きできるようにならなけれはと思ってはいたが、50%以上とは・・・とほほ。トップ奏者は他のトップ奏者がどのように音を伸ばしているか注意を払うとのこと。音価が本来の長さを守れていないと、本来のハーモニーにならないからであるが、音価・・私も苦手。
・難しい箇所ほど先に覚えてしまうのがコツ。
ぎゃあ・・わかっちゃいるけどついつい気持ちよく弾けるところばっかり・・。発表会が近づいているので、苦手なところだけを取り出して猛練習中であるが、確かにちょっとあかりが見えてきた気がする。
などなど。。。。
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