今日は、久しぶりに赤坂のカーサクラシカへ。
再び恥をしのんで、最初はヴァイオリンでスペイン交響曲。
先日久我山で演奏した時の動画を見て、ボーイングの角度が乱れていたので、この一週間暗譜で弓の角度をよくチェックしながら弾く練習をしてきた。先週末のレッスンではその効果が少し出ていたのだが、今日は事前合わせなしのぶっつけ本番にてそんな余裕はなく・・・。でも前回すっとばして帳尻合わせをした箇所もだいぶ弾けるようになってた。引き続き緊張すると指の動きが潰れてしまって動かなくなってしまう箇所があったため、また師匠とも相談して対策を練ろうと思う。
その後、色々上手な方の演奏を拝聴。私より遥かに上手なバイオリンの方もいらして、その人の演奏を聴くに、音程もさることながら、自分のボーイングには思い切りや勢いが足りないと思った。そうすることで表現力の幅がもう少し付けられるのではないかと思った。フルートの方もたくさんおられたが、みんな上手! 声楽も私の知らない曲が結構あって勉強になった。
第二ラウンド目に、まだ練習開始まもない(師匠の前で1度さらっと歌っただけ)の神戸孝夫さんの「さくら横ちょう」を歌った。さっきと客席の空気がまるで違うことに驚いた。続けて歌ったレハールの「愛は地上の天国」は今週急遽歌うことが決まったため、全く歌詞がこなれてなくて勉強し直しが必要なことを痛感。譜持ちでもドイツ語歌詞がまるで見えないことにショックを覚える。私も目が悪くなったものだ。
第三ラウンドはロベルトデヴリューの「生きるがいい、裏切り者よ」を歌ったが、私が時間の関係で巻き気味に歌い、ピアニストの先生が知らない曲だったにも関わらず、完璧に合った。ピアニストの先生によると、私は歌っている時の場合、次に何をやりたいのかがよくわかるため、とても合わせやすいんだそうだ。逆にいうとバイオリンではそれがわかりづらいとのこと。おそらくは歌の時の深い呼吸のおかげだろう。バイオリンでも呼吸は気をつけているつもりだったが、歌の時に比べると遥かに浅い呼吸でやってる。おそらくそれが先ほど書いた演奏の勢いや思い切りと関係してるんだと思う。本番まで日が無くなってきたが、そういうことに気をつけて改めて練習していきたいと思う。
それにしても一番練習してない(練習回数10回未満)「さくら横ちょう」を歌っている時の場の空気が忘れられない。日本歌曲をちゃんと歌うようにすれば、日本語だけに、ここ日本では一番聞く人の心に響くのかもしれない。