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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

今シーズンのテレビ・イタリア語・ドイツ語・フランス語

2024-10-03 23:55:02 | いまさら独逸語

楽しみにしていたテレビの語学新シリーズ。

イタリア語は今まで馴染みのなかったサルディーニャ。

ドイツ語は、ベルリンでのエコの取り組み。

フランス語では素敵な建物がいっぱい出てきそう。

このテレビシリーズ「しあわせ気分の○○語」は単に語学講座というだけでなく、いろんなことに気づかされる番組だ。

イタリア語では、いつも日本が失ってしまった何かを発見できる。

ドイツ語では、とても合理的な仕組みにいつも驚かされる。

フランス語ではいつも美術・工芸・ファッション・・様々なアートに魅せられる。

今シーズンについては、初回を見たところでは、ドイツのリペア・カフェにびっくりだね。

ボランティアが無料で直してくれる。

廃材や古い生地が安い値で買えて、工具やミシン使い放題の場所があったり・・・日本の使い捨て文化と大違い。

今シーズンも番組からいろんなヒントがもらえたらいいな。


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独検3級合格

2022-07-21 23:59:01 | いまさら独逸語

6月26日に武蔵大学で受けたドイツ語検定3級・・・合格してた!

ドイツ語は、年に1〜2ヶ月間このシリーズのテキストを勉強するだけでここに来た。

4週間と書いてあるが、絶対4週間では終わらないこのテキスト。

最初に4級問題の復習が出てくるが、あまりの出来なささにショックで1ヶ月ほど放置。残り1ヶ月となったところで、1日1課、何がなんでも終わらす気概で全部やった。だが復習を始めるとまたかなり忘れている自分の情けなさに苛まれ・・最後の総合問題も難しく・・・・結局このテキストの復習も3分の2くらいやったところで時間切れ。過去問も一度も解かずに試験に臨んだが、このテキストの総合問題の方がテストより難しく作られていたようで、結局100点満点換算で83.09点と、余裕の通過となった。

3級はドイツ語授業を120時間(90分授業を80回)以上受講しているか、これと同じ程度の学習経験のある人というレベル。大学の第二外国語は年間で90時間くらいで設定されているようだから、1年ちょいやったレベルかな。大学1年でも3級に合格するらしいから、決して誉められたレベルではない。

でも大学の第二外国語を本当はフランス語ではなく、ドイツ語を選びたかった私としては、失った夢を6割程度取り戻した気分である。

ということで、

・イタリア語  3級

・フランス語  3級

・ドイツ語   3級

と並んだが、同じ級でもイタリア語が一番難しいかな・・・一番勉強してるのに。


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マリア・テレジアと天然痘

2021-10-05 23:59:21 | いまさら独逸語

10月に入り、語学講座のほとんどは新シーズン入り。

「まいにちドイツ語」初級編は、高橋亮介先生の講座。4月〜9月の続編だというから、厳密にいうと、純然たる初級ではないことになる。

4月〜9月までやっていた高橋亮介先生の講座は、再放送。1〜2年前だったか、これの初回放送だった時は、途中からまるでついていけなくなったが、ドイツ語検定4級の勉強のお陰で、4〜9月放送は大変楽しく、検定の復習のつもりで聞くことができた。

そして10月から続編ということで、イタリア語やフランス語勉強中の中でも、来年のドイツ語検定に向けて、この講座で少しは準備ができるかなと、ワクワク。毎回、高橋亮介先生のドイツ留学中のエピソードが挿入されるのが面白い。

会社の行き帰りの片道で語学講座を5日分聞いている(つまり往復で10日分)ので、どうしても最後の2つは眠気との戦いになる。なので上級編はいつも聞き流しモード。だが今回、思わずえっ?と思ってはっきり目覚めてしまった。

上級編は「記憶に残る近現代の女性たち」で、一回目はマリア・テレジア。彼女は16人子供を産んでいるが、うち天然痘で4人の子供を失い、自らも天然痘にかかり生死をさまよったことを切っ掛けに、当時猛威を奮っていた天然痘への対策に尽力し、自分の子供達にも予防接種を受けさせたという。「1768年に天然痘の予防接種がインドからオスマン帝国を経てウィーンにもたらされたのは、マリア・テレジアの功績だと言われています。」という一文に思わず反応してしまった。

え? オスマン帝国? 

予防接種って、ジェンナーが開発したんじゃないの?

調べてみると、ジェンナーが種痘法を発表したのは、1798年。上記の30年後である。

種痘の前の予防接種は、天然痘患者の膿疱から抽出した液を接種する人痘接種法と呼ばれ、接種を受けた者の2%は死ぬ危険なものだったという。また消毒もちゃんとしていないことから他の病気をうつされて死ぬ者もいたようだ。

う〜ん、この「天然痘患者の膿疱から抽出した液」っていうのが、今見ているトルコのハーレムドラマのシーズン3のラストのキーアイテムになりそうなんだが、人痘接種法が発見されたのは何故だろう。

ひょっとしてひょっとすると、誰か殺したい相手がいて、わざと怪我をさせて、治療と見せかけて、天然痘患者の膿疱から抽出した液を染み込ませた包帯を巻いてあげて、天然痘に感染させて殺そうとしたら、そいつは生き残ってしまって、生涯天然痘にかかることは無くなった・・なんてことから発見されてたりして・・(これはあくまでも私の妄想である。)

すでに期限前1000年頃には、インドや中国では天然痘に羅漢した子供は天然痘に2度とかからないことが経験的に知られていて、記録に残されている最も古い種痘の記述は15世紀の中国の書物にあるんだって。トルコのスレイマン大帝は16世紀前半に活躍した人だから、人痘接種法を知っていてもおかしくないけれど、トルコから西欧諸国に人痘接種法が伝わるのが、イギリスには1717年、オーストリアには1768年だから、だいぶ先の話ではあるね。

と、興味がドイツ語とは全然違う方向に行ってしまった。


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独検4級合格

2021-07-24 23:20:20 | いまさら独逸語

6月27日に武蔵大学で受けた、ドイツ語検定4級。待ちに待った合格証が届いた。

経費節減の折、とても小さな合格証になってしまったけど、それでもとても嬉しい。

大学の時、本当はドイツ語を学びたかったのに、フランス語の方が世界中で幅広く使わている云々と言った説得に負けて、フランス語を第二外国語にしてしまった自分。

卒業してからドイツ語とフランス語に触れる機会の比は100対1ぐらい。ドイツ語を理解出来ていない私のもとをおびただしい量のドイツ語がすり抜けていった。ああ、もったいないことをした。

それでも自分で勉強すればよかったのに、勉強の仕方も知らなかったんだね。

近年になって、検定にチャレンジしようという気になったが、もっと早くからチャレンジしていれば・・・・。

5級は超簡単だったけど、4級は全くの独習で、しかも他の言語を学びながらやるのは難しかった。

使ったテキストはこちらだけど、絶対4週間でなんかできない。私は3ヵ月かかっちゃったよ。しかも直前の2週間で駆け込みだ。

単語帳は3冊。約1300語はとりあえずは頭の中を通り過ぎて行ったけど、完全に記憶に定着したわけではない。

でも、やっと自分の中でドイツ語をやっている感が出てきた。

これでも、大学でちゃんとドイツ語を学んだ人には追い付けないレベルなんだよね。まだまだ頑張らなくちゃ。

一応これで、

・イタリア語 3級

・フランス語 4級

・ドイツ語  4級

となった。同じ4級で見れば、イタリア語が一番難しかった気がするよ。

次に私がドイツ語検定を受けられるのは、一年後だ。(半年後のテストはオケの本番と重なるため。)

せめて3級までは取らなくては。


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独検5級合格

2020-01-11 23:49:07 | いまさら独逸語
昨年12月に受けたドイツ語検定の5級の合格証が届きました。
まぁ、たかが5級ですので、この程度で喜んではいけないのですが、引き続き頑張りたいと思います。

※イタリア語、フランス語、ドイツ語・・同じ5級で比べると、一番イタリア語が難しかったような気がするんだけどね。

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まいにちドイツ語~「ベルリン―変転する都市」

2019-06-26 23:50:04 | いまさら独逸語

もうすぐ、まいにちドイツ語応用編の3ヵ月シリーズ「ベルリン―変転する都市」が終わる。

私のドイツ語レベルではついて行けないけれど、採り上げているストーリーの内容がとても勉強になるので、とりあえずは聞き流している。

ドイツの中でも、数奇な運命をたどっているベルリンにスポットを当てているのが意義深いと思いながら聞いていたが、ついに猛烈に引き込まれたのが、戦後の西ベルリンの話。

西ベルリンには実質的には西ドイツの飛び地だったが、法的には米・英・仏の占領地区であり、西ドイツ領ではなかったという話や、西ベルリンの住民のパスポートには国籍が「西ベルリン」と書かれていたという話・・ああ、知らなかったわ~。

昨年の「旅するドイツ語」シリーズがベルリンを採り上げていたことを思い出しながら、いつかベルリンにも行ってみたいものだと思った。


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Er

2019-06-14 23:51:29 | いまさら独逸語

先日も書いた、100分で名著の「アルプスの少女ハイジ」を見ていて、ドイツ語初心者の私の琴線に触れるような話があった。

それは、使用人に対する呼び方である。

ハイジが二人称のdu(あんた、君)で彼らに呼びかけたら注意され、「Sie oder Er」つまり丁寧な二人称のSie(あなた)もしくはErを使えと言われたくだりである。Erは現在では三人称の「彼」として使われるが、19世紀までは男性の臣下、召使い、職人などに対する呼びかけに用いる2人称として使われていたというのだ。

Erは「お前」みたいなニュアンスだったのかな。何故「彼」が「お前」なのか、というか、そもそも「彼!」って呼びかけ自体もふしぎだが、言葉って本当に生き物だなと思う。


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まいにちドイツ語・新シリーズ

2019-04-11 23:55:16 | いまさら独逸語
ドイツ語の方も、新シリーズが始まった。

前期の半年間は、建築好きの私にとっては、内容的には面白かったのだが、難しい用語が沢山出てきて、言葉的に難しかった。

入門編で新しく始まったシリーズは、今の私のレベルに合ってる感じでホッとした。

中でも、ドイツ語の語順は動詞を2番目に置くという話・・英語的な先入観にとらわれると、とても違和感のある話なのだが、動詞の語順の話が第一週に出て来て、練習問題がある・・というのにびっくり。でも最初にやってしまった方が、英語的発想を引きずらなくていいかもね。

応用編はベルリンの話。「旅するドイツ語」の前シリーズがベルリンだったから、多少感覚がある。第一回目がブランデンブルグ門でツカミOK。歴史も学べそうである。

そうね~、いつかベルリンにも行ってみたいわね。




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フリードリヒ大王はフランス語の宮殿を・・・

2019-02-23 23:16:25 | いまさら独逸語
先日もドイツ語講座からのネタで、オイゲン公がイタリア語の宮殿(ベルヴェデーレ宮殿)を作ったことに驚愕したが、こんどはプロイセンの・・ドイツ的美徳の象徴のような人であるフリードリヒ2世・・つまりフリードリヒ大王がフランス語の宮殿を作っていたことに驚愕。

ポツダムのサンスーシー宮殿・・そのサンがSans(「~なしに」の意)と表記されているのを見て、フランス語だとピンと来た。

そしてスーシのsouciはやはりフランス語で「心配事」だ。なのでSans souciで憂いなしということになる。宮殿にフランス語で名前をつけるなんて、啓蒙君主で知られるフリードリヒ大王は、頭の柔らかい方だったんだろうなぁと思う。

ドイツ語を学んでいるのに、ちょろっとイタリア語やフランス語が出て来ると、3ヵ国語をそれぞれかじっていることの喜びを感じるねぇ。

先日は「相手がイタリア語を使ってくるので、分からなかったと伝える」という課題が出てきて、その相手の使ってきたイタリア語を聞いて・・こっちのがよっぽど分かるんだけどと思って変な気持ちになったが、色々繋がってて面白いね。

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ああ、ホーエンザルツブルグ城

2018-12-27 22:48:05 | いまさら独逸語
テレビ「旅するドイツ語」はいち早く1月号に突入!

ああ懐かしのザルツブルグ。そして、2回もザルツブルグに行っているのに、遠くから眺めるだけだったホーエンザルツブルグ城の中までカメラが入ってくれて嬉しかったわぁ。

この城に住んでいたのは王ではなく、大司教だったのだが、なぜこんな丘の上に城を作ったのかというと、皇帝派vs教皇派の争いの中で、当然教皇派の大司教は、皇帝派に攻められないように高い丘の上に城を築いたのだ・・という話でツカミOK。

そして、城へ上る、可愛らしい丸っこいケーブルカーで萌え~。城へも行きたいが、あれにも乗りたい!

登った先の見晴らしのよさ。そして、ナポレオン時代の大砲・・・なぜあるかというと、ザルツブルグは一時期ナポレオンに支配されたというのだ。

その大砲のシンプルなこと。小さな車輪のついた台に大砲が乗っているのを見ると、特に解説はなかったが、これは弾を前から入れる前装式に違いない。窓の外に砲筒を出して一発撃ったら、引っ込めて弾を込めるために車輪がついてるんだな。普墺戦争前の時代のものだから、間違いいなく前装式に違いない・・・。

驚愕すべきは、大司教のトイレ。まるでかまどのように見えるところに、鍋蓋のようなもので蓋をしてあるが、そこから用を足していたとのこと。座ってみませんかと言われて、かなり躊躇している前川氏。わかるなぁ~。あまりにかまどみたいなんだもの。

このお城、籠城して自給自足できるように、いろんな工夫がされているようだ。雨水を集める仕組みもあるようだ。私が過去2回ザルツブルグに行った時は、今ほどお城好きではなかったので、城好きになったいまこそ是非訪れてみたいものだ。

・・・・

ちなみに、3月のミニ留学。イタリア行きがダメになって、チューリッヒに応募していたが、昨日行けることが確定した!

なので、ドイツ語をもっとまじめにやんなきゃいけないのだが、1月末にはフランスのナントで公演をするのでフランス語もやんなきゃいけないし、イタリア語の検定もそろそろ受けたいのでイタリア語もやんなきゃいけない。独仏伊三語との格闘は続くが、かじればかじるほど発見があるのは嬉しいね。

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スイスの約3分の2はドイツ語圏!

2018-12-11 23:39:46 | いまさら独逸語
まいにちドイツ語12月放映分はスイスの建築物の紹介だ。

実は、このテキストを買った時は、スイス・・ふう~んとしか思ってなかったのだが、ここへ来て急にスイスが身近な存在になった。

今年の3月にシュトゥットガルト音楽大学で声楽のレッスンを受けたが、今年もコンクールで海外音楽大学マスタークラスへ行ける権利を得たので、来年3月にイタリアのマスタークラスを受けるべく準備をしていたのだが、12月に入ってから、希望人数不足でイタリアのクラスが開講されないことになり、チューリッヒなら行ける可能性が大きいということで、そっちへ振り替える申し込みをしたのだ。

チューリッヒといえばドイツ語圏。う~ん、ナント行きとイタリア行を考えて、フランス語とイタリア語に軸足を置こうと思っていたのに、計画が狂った。でもシュトゥットガルトに行った時よりは、ラジオとテレビのお陰で、よりドイツ語になじんでいるはずなので、なんとか3か国語・・しっかり学べないものかねぇ。

スイスといえば、昔中学校の英語の教科書で「ドイツ語とフランス語とイタリア語が話されている」という説明が出てきたことをはっきり覚えているが、じつはもう一つレトロマンス語(ロマンシュ語とも)なる公用語があって、山岳地帯などで話されているとか。これは教科書に載ってなかったぞ・・・。

で、それぞれの公用語が話されている地域を地図で見ると、圧倒的にドイツ語圏が広い。テキストには「スイス全体の約3分の2の地域がドイツ語圏です」と書かれているが、実際に話している人の割合を調べても、

ドイツ語 63.0%
フランス語 22.7%
イタリア語 8.1%
レトロマンス語 0.5%

だそうなので、人で見ても3分の2弱はドイツ語を話す人なのね。

ちなみに地域の面積で見ると、イタリア語とレトロマンス語の話される地域は同じくらいに見えるのだが、山岳地帯だからなのか、人数で見るとレトロマンス語を話す人は圧倒的に少ない。

スイスって、私は実はフランス語圏が広いんだと思い込んでいた。それはスイスのことを初めて知ったのが、童話「家なき子」だったから。そこにジュネーヴという地名が出てきて、その強烈な印象があるもんだから、ジュネーヴといういかにもフランス語っぽい響き(実際フランス語圏)に惑わされて、ほとんどフランス語圏なんだと思っていたわけだ。

逆に同じスイスでも「アルプスの少女ハイジ」はドイツ語圏の話なんだね。なんか、ここまで書いてきて、小さい頃何も気にしていなかったことがすごく奥深く感じられるよ。土地勘のない頃に読んでいた童話を、地図を見ながら読み直したら新たな発見があるかもしれない。

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ベルヴェデーレ宮殿

2018-11-29 23:49:00 | いまさら独逸語
まいにちドイツ語入門編は、建築ネタのオンパレード。単語的には難しいものが沢山出て来るが、建築様式について、いずれちゃんと学びたいと思っている私にとっては渡りに船な教材であり、なんとか頑張ってついて行っている。

先月後半にはなつかしきシュトゥットガルト駅も登場したが、今月に入ってからはウィーンの建築物がテーマになっている。

で、今週(ストリーミングで聴いてるから実は先週の放送)聴いた中で、あっと驚かされたのがベルヴェデーレ宮殿。

シェーンブルン宮殿と並び、有名なこの宮殿、34歳ぐらいの時に私も行きましたのよ。



ほら、ここで一生懸命スフィンクスの真似をしようとしてて、全然似てないのが若き日の私でございまして・・・アホですね。

その12年後に再びウィーンに行った時は、中は見学しなかったけれど、宮殿の脇はバスで通ったのよ。ということで、2回も目の当たりにしながら全く気づかずに、今になって気付いたことがある。

ベルヴェデーレって、イタリア語じゃん!

Belvedere・・・よい眺めという意味だ。何でオーストリアにあるのに、宮殿名がイタリア語なのよ・・という話には残念ながら講座は突っ込んでくれない。

なので、自分でサイト検索してみたが、探し方が悪いのか、みつからない。

そもそもベルヴェデーレ宮殿は、私が行った時はもう夕方近くて、疲れていたので、どういう宮殿なのか全く勉強していなかったので、あらためて調べると、オイゲン公が作った宮殿だ。オイゲン公っていうのはハプスブルグ家に仕えた軍人・政治家で、たとえばオスマントルコによる第二次ウィーン包囲に際しても大手柄を挙げたの皮切りに、スペイン継承戦争など、ヨーロッパ各地の戦争を転戦している。

だが今初めて知ったのだが、オイゲン公って、フランス生まれの貴族なんだね。しかもサヴォイア家の出だ。サヴォイア家はのちにイタリア王を生む家系だ。そしてオイゲン公自身、晩年近くにはイタリアにおけるオーストリア領の副王になったりしている。

オイゲンというのはあくまでもドイツ語名で、オイゲン・フランツ・フォン・ザヴォイエン=カリグナン(Eugen Franz von Savoyen-Carignan)
フランス語だとウジェーヌ=フランソワ・ド・サヴォワ=カリニャン(Eugène-François de Savoie-Carignan)
イタリア語ではエウジェーニオ・フランチェスコ・ディ・サヴォイア=カリニャーノ(Eugenio Francesco di Savoia-Carignano)

なんだそうだ。イタリアにも縁のある人だから、ウィーンの夏の別邸として足かけ10年をかけて築いたこの宮殿にイタリア語名をつけてもおかしくはないのかも。

っていうか当時の北イタリアは、スペイン領になったり、オーストリア領になったり、フランス領になったりと、諸外国に蹂躙されていた。

3月に南ドイツであるシュトゥットガルトに行った時、イタリアレストランではイタリア語のメニューが出てきたので、イタリアを猛烈に近く感じた。

我々は今の国境線で考えてしまうけど、ドイツ・オーストリア・フランスから見て、イタリアって我々が想像する以上に近い存在なのかもしれない・・・って思った。

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ドイツ最高峰・ツークシュピッツェ山の話

2018-10-31 00:14:34 | いまさら独逸語
旅するドイツ語は11月号に突入。

今週はドイツ最高峰・ツークシュピッツェ山(Zugspitze)のお話。標高2962メートルというから、富士山より低いじゃない・・なんて思いながら見てたらどんどん引き込まれて、夢見心地になってしまったのだ。

そして、自分はまだまだ生きて、たくさん勉強して、いろんなものを見たいと思う意欲がわいてきた。そういう意味で、旅する語学シリーズはどれも素晴らしい番組だと思うのだ。

富士山みたいな円錐形ではなくて、ごつごつとした岩山なのに、頂上付近まで、登山鉄道で行けちゃうというのがすごいよ。その登山鉄道:ツークシュピッツ鉄道Zugspitzbahnの車両の可愛らしいこと。

しかし前川さん達は、終点までこの鉄道で行かずに途中からロープウェイ(ザイルバーンSeilbahn)を使って、終点までショートカット。

雲の多い日だったが、山頂駅から望むと、雲間からまるで青い宝石のようにいろんな山の頂が見えて、とても幻想的だった。富士山も美しいけど、アルプス特有のこういう景色は楽しめないわね。

本当の最高峰は、山頂駅から見える、隣の峰にあるのだが、岩山だから登るの大変そう。頂上に金の十字架が立っているところあたり、日本の山では見れない光景だわね。

ロープウェイで行けちゃうところでも、ちゃんと登山してくる人達はいるもので、地元の人に登山の装備を見せてもらっている部分で驚愕した。まるでエコバックみたいなのを取り出したな・・と思ったら、猛烈に薄い寝袋なのよ。最近とある理由で寝袋をネットで調べていた私は思わず・・あんなの欲しい!・・・と思ってしまった。

この山頂のもう一つ魅力的なところは、そのままオーストリアまで行けちゃうところだ。チロル州の看板をくぐればもうオーストリアなのだ。こういうところが日本ではないところだわね。

山小屋ではビールも飲めるし、ポストもあるから絵はがきも出せる。

色々便利だし、観光客も多いのに、それでいてこの山の持つ高貴さが損なわれることがないのが不思議だ。

私は足が悪いから、自分で登山なんて無理だけど、こういう風に鉄道で行けるところなら、行ってみたいなぁ。

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旅するドイツ語~新シリーズ

2018-10-01 23:59:58 | いまさら独逸語
旅するドイツ語の新シリーズが始まった。

前シリーズのベルリン編は去年の11月から見始めて、再放送分も含めてきっちり見た。

ま、聞き流しモードではあるのだが、3月からはまいにちドイツ語も合わせて聞いてたから、何となくドイツ語が体に入ってきた感じではある。

で、今日から始まったミュンヘンを中心とする南ドイツ。

私はドイツには3回行っていて、いずれも南ドイツ。しかもミュンヘンには2回も行ってるのに、画面に映る街並みを見て、何も思い出せない・・・。というか2回ともミュンヘンはビアホールに行っただけで、街並みを見てないし、しかも着いたのが夜だったりしたから全然観光してないのよね。

白ビールを専用グラスで乾杯するときは、グラスの下の方をぶつける・・なんて知らなかったわ。

また男性の民族衣装、レーダーホーゼンとセットで身に付けている帽子は、寝る時以外は脱いじゃいけないのね。

ミュンヘンといえばビール・・乾杯の歌は「Ein Prosit」で、私も初めてドイツに行った初日にこの歌の洗礼を受け、現地で楽譜を探したし、2年前のドイツフェスティバルでも歌ってきたけど、ベルリンの旅を満喫してきて2シーズン目の前川さん・・この歌の時、今一つ乗れてない。

ってことは、ベルリンではこの歌、聴かなかったのかしら・・・。

と言う話はともかく、前シリーズから続投の前川さん・・初回からドイツ語飛ばす飛ばす・・・、この回から初めてドイツ語を聞く人は、いきなり4格とかでてきちゃって大変かもしれないけど、聞き流しモードの私にとっては、こんどこそちゃんと勉強するチャンス。

大好きなモーツァルト君とベートーヴェンさんのやり取りを励みに、燃え尽きない程度に頑張って見続けようと思う。

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Wappen

2018-09-19 23:33:48 | いまさら独逸語
ドイツ語が分からなくても、聞き流すだけでいろんな発見がある、まいにちドイツ語応用編「ドイツ人が見たい日本」と聞いていて、またギョッとすることを発見。

日光東照宮に関する説明の中で、徳川の紋章(三つ葉葵)をdas Tokugawa-Wappenと言っていた。Wappenは発音はヴァッペンだが、要するにワッペンのことである。

ワオ~! 

何と「この紋所が目に入らぬか!」と「このワッペンが目に入らぬか!」は同義なのだ。

なんか、国境をまたぐと、イメージがずいぶんダウングレードしてしまうなぁ・・と思いつつ、ワッペンに盾形のものが多い理由が分かった。もともとは西洋の紋章だからだ!

ワッペンといえばいろんな思い出があるけれど、一番の思い出は、剣道の試合前に、先輩の胴着の左袖に、校章を盾形にアレンジしたワッペンを縫い付けたこと。

通い合宿中だったか・・コインランドリーで剣道着を洗いながら、先輩と一緒に洗濯機の前で椅子に座りながら針仕事をしていたら、見知らぬおじさんが「よく頑張るねぇ」といって干芋をくれた。見知らぬ人からもらった食べ物なんて、怪しくて食べられない~とか思いつつ、お腹空いてたんで食べちゃって、結局何ともなんなかったので、「おじさん、疑ってごめんなさい」とか思った思い出。

あん時も、何で盾形なんだと思いつつ、縫ってたのであった。

そうそう・・剣道部がらみで他にもある。男子は学ランだったけど、女子は紺のブレザーに金色の縁取りがしてある、試合用とは別の盾形のワッペンを縫い付けて制服とし、試合の行き帰りなんかに着ていたなぁ。

子供の頃はワッペンにほのかな憧れを抱いていた。そもそも西欧の家の紋章としてリスペクトしていたものがルーツであれば、わざわざ憧れを誘うデザインであったことも頷ける。

日本の家紋も、布ワッペンのように身近に身に付けられるようになれば、面白いかもしれないね。

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