結構いい感じの新シリーズが応用編で始まった。美術にみるイタリアの女性像がテーマだが、一週目から惹き込まれた。
初回がロムルスの母:レア・シルヴィア
2回目は最初の女子画学生:ソフォニズバ・アングイッソーラ
レベル的にもちょうどいいし、なんだか聴いてて目が覚める感じ。
イタリア語についても、イタリア文化についても勉強になりそうなので、頑張って聞こう。
結構いい感じの新シリーズが応用編で始まった。美術にみるイタリアの女性像がテーマだが、一週目から惹き込まれた。
初回がロムルスの母:レア・シルヴィア
2回目は最初の女子画学生:ソフォニズバ・アングイッソーラ
レベル的にもちょうどいいし、なんだか聴いてて目が覚める感じ。
イタリア語についても、イタリア文化についても勉強になりそうなので、頑張って聞こう。
イタリア語・ドイツ語・フランス語のテレビシリーズを見始めたのは「旅する」シリーズからだったが、現地に俳優さん・女優さんが飛んで、ネイティブのサポートを得ながら学ぶ「旅する」シリーズが、コロナのせいで俳優さんの渡航による海外ロケができなくなったからなのか、俳優さんは国内にいる「旅するための」シリーズが何年か続いていた。
そのシリーズが10月から一新。「しあわせ気分の」シリーズが始まった。
時間は若干短くなったが、密度は濃くなり、ネイティブの会話時間が長くなり、レベルも上がった。そしてその言葉を知らない人でも、興味が湧く内容を採り上げてくださっていて、私は気に入っている。
特にいいなと思うのはイタリア語。字幕を日本語とイタリア語の両方出すことで、日本語による解説時間が節約できるし、日本語だけを見てしまうことも避けられる。ホームステイ先でいろんな経験をする青年とホストファミリーとの会話シーンでは、細かい相槌など会話をつなげる工夫が感じられる。ネイディブ解説者の会話からは、なかなか本や教材からは学べないイタリアの地域事情や習慣・文化などが学べる。そして今日見たのは日本で筑前琵琶の修復に取り組むイタリア人・ドリアーノ・スリスさんのお話・・そういう方がおられるのは知っていたが、ドリアーノさんのの魂の喋りが大変心を打った。
フランス語では、ネイディブのおしゃべりも楽しいが、千葉一磨さんがフランスに渡航し取材してきたコーナーもあり、昔の「旅するシリーズ」の体当たり的な楽しさが半分戻ってきた感じ。Tシャツやジーンズを再利用して、ブロック状の建材を作り出しているのは感動したな。見た目なかなかオシャレだし。先日はカセットテープの磁気テープ部分を再利用して繊維化して作った上着なども紹介されていて、とても面白かった。
ドイツ語は、日本人ナビゲーターなしで、ネイティブばかりだが、現地の若い人たちのシェアハウスであるWGをミュンヘンとベルリンで取材している。個性の強い人たちが共同生活の決まりごとやトラブルを話し合いで解決している。ああ、私にはこんな生活めんどくさくてできないな・・・いやいや待てよ、彼らはこういうことを若い時から訓練して育ってきているのだ。それがビジネスや政治の場面でプラスに働かないわけがない・・と頭の下がる思いである。
イタリア語の学習をしていたら、サヴォイアルディなる言葉に遭遇。サヴォイアのビスケットということで、ティラミスを作るときに必要なもの・・・という文脈で出ていた。その時は、どんなビスケットだろうと思いつつスルーしてしまっていたのだが、先日某コーヒーファームを物色していたら売ってたので狂喜して買ってしまった。
おう、これは昔なつかしのフィンガービスケットではないかい!
ふんわりと軽くて空気をたくさん含んだ甘いお菓子。
食感は最高なれど、なにぶん空気が多いもんでキリがなくなり、あっという間に1パッケージ完食!
ということで、ティラミスを作ることなく、直接胃の中に収まりました。
胃の中に入ればみな同じ・・とは言いたくはありませんが、単独でもめちゃ美味しかったです!
むむ・・・一気に746kcal食べちゃったわけね。しばらく買わないようにしようかに。
今日は、昨日のグループレッスンに引き続き、来日しているイタリア人の先生から個人レッスンを受ける。
オンラインの時は10分しかないけど、今日はたっぷり1時間。
結構日本のことをご存知の先生で、先日も崇神天皇のお名前が出たのでびっくり。
それならばと、お土産に百人一首を用意。
口頭ではなかなか伝わらないだろうと思い、事前に説明資料を12枚くらい用意していた。
(以下は資料の一部)
ネットで予約した貸し会議室も場所がわかりづらいので、事前に下見をし、付近の写真入りの手書きの地図を昨日渡してあった。
その効果あって、昨日は先生が道に迷ってしまい30分遅刻だったのに、今日は5分前に無事到着していただいた。なので、まるまる1時間有効に使えた。
そうねぇ・・百人一首は流石に全くご存じなかったようで、私の拙い説明でどこまで伝わったか・・。
でも日本の「かるた」という言葉は戦国時代にポルトガルから伝わったから、イタリア語のCartaとも繋がりがあるんだよ・・ということをどうしても持ち帰っていただきたかった。
百人一首の読み方も事前にYouTubeで予習していたので、先生の前で披露。
するとそれはCantareじゃなくてRecitareだね・・と言われる。そうか百人一首はまさにレチタティーヴォかも。
私が持統天皇の「春すぎて〜」を読み、先生がEcco!とピックアップしてみる体験も実施。ま、答えは教えてあったんだけど。
あと、日本の廉価なお菓子・・歌舞伎揚、海苔巻きおかき、たけのこの里などと、外国人にはちょっと不思議に思うだろう飲み物(抹茶ミルク、胡麻麦茶)なども用意し、楽しんでいただいた。
先生もちゃんとレッスンのネタを持ってきてくださったので、命令形+目的語の形とか、イタリア人のジェスチャーの説明とか(日本にはないジェスチャーなので全くわからなかった)、駆け足でやってくださった。
なので、写真を撮る暇なし。
しかし、今回、貸し会議室をネットで簡単に予約できるということを知って、こういう時に使えるんだなと勉強になった。
この2日間、思ったように喋れなかった部分もあるが、個人的には結構頑張ったなと思う。
どうしても受け答えの答えが文章じゃなくて単語になってしまうこと、あと授業になってしまえば喋れるのだが、ちょっとした間を埋める会話とか、返しが下手だなぁ・・(ま、日本語でもそれは苦手なんだけど)・・と反省。
コロナ禍に入ってから受講し始めた、イタリア語のオンラインレッスン。ローマ在住の先生とzoomで繋いで、ずっとグループレッスンを受けてきたが、今般イタリア人の先生が奥様と一緒に来日されるということで、今までバラバラだったレッスン生たち(京都在住の人も含む)が集まり、今日初めてオフラインでのグループレッスンを受けることができた。
ということで、先生ご夫妻と会うのも、他のレッスン生と会うのも初めてのはずだったが、実は知り合いだったという人が一人いてびっくり。(苗字がわからなかったし、濃い色の縁のメガネをかけていらしたから分からなかったの)
そして、先生からレッスン生一人一人に本のプレゼント(語学学校のマークの入ったバック入り)。ベルバラのイタリア語版をもらった人もいる。
私には、ひときわ大きく、重い本。イタリアのお城の本で、イタリア語と英語の対訳になっている。
私が城好きだということを、何回か話したことがあるのを覚えていてくださったんだわ。
中を開けると・・すごい綺麗! 行きたいお城ばっかりだわ! 表紙をめくるといきなりフェデリーコ2世のカステルデルモンテが出てきてワクワク!
こんなに分厚いのよ!
逆に私から先生にプレゼントしたのはこちら。
お城つながりでちょうどよかったんじゃないかな。
授業も面白かったし、その後で行った日本料理店も美味しかったし、みんなでLINEグループを作って、これからも連絡を取り合おうということになった。そしていつの日か、みんなでローマへ行って、ローマでグループレッスンを受けたいね。
2016年6月から通ったイタリア語セミナー・・先生の引っ越しにより、今日が最後になってしまった。
お世話になった先生に何かプレゼントをと思ったけれども、私は贈り物セレクションがめちゃくちゃ苦手(特に男性向け)なので思い悩み、ある時パッと閃いて、私の昔の絵を載せたエプロンにしようと思い立って注文。昨日到着するというギリギリのスケジュール。(ポストに入る大きさなのに○○急便さんが持ち帰ってしまい、18時半過ぎに帰り着いた私は唖然としたが、ひたすら頼み込んで昨日中に再配達してもらった。)
喜んでいただけるかドキドキしたけれど、はじまりの20分ばかし、先生はエプロンをつけて講義をしてくださって・・・。
最後のテーマはレオナルドダヴィンチ。そして休憩時間の最後のワインはフランスのカヴェルネソーヴィニヨン。美味しかった。私はお酒をほとんど飲まないので、年間の飲酒量の8割以上がこのセミナーでのワインなのである。
最初にこのセミナーに来た時の日記はこちら。
あの頃は、毎回ついていくのに必死だったなぁ。最近はだいぶ楽になったと思うけれど、6年も通ってたんなら、当然・・というかもっと上手くなってもよかったのだが・・・。
生徒さんたち・・Facebook友達になっている人もいるけれど、そうでない人も多いので、セミナーの集まりがなくなってしまうのも寂しいなぁ。
先生は五島列島に引っ越されるが、いつか行ってみたいと思う。
旅するためのイタリア語。他の旅するシリーズ・・ドイツ語とフランス語が半年前の再放送なのに対し、イタリア語だけは、新しく撮影したり取材した部分を加えて再構成している。
私が結構好きなのは、ローマ在住のロレーナ・ステンダルディさんによるレポート。旅番組とかではあまり紹介されなさそうな観点で迫ってくる。8月1日放映分を少し時間が経ってから見たのだが、ローマの地下鉄新路線であるC線の話に感服してしまった。
地面を掘ると大概何かの遺跡に当たってしまうローマ。なのでゆっくりゆっくり工事が進められる。今回取り上げられたのは地下鉄C線で一番新しい駅のSan Giovanni駅。
構内には、工事中に出てきた出土品を展示してあって、まるで博物館みたい。
ホーム(banchine)は地下27m地点にある。円筒状に土のサンプルが展示され、下へ行けばいくほど時代が古くなる・・いわば地層の観察ができる箇所もある。
ホームに向かってエスカレータで降りていくと、エスカレーターの壁には、今何時代・・今何時代・・みたいな表示がされていて、めっちゃ興奮する。古代ローマ帝政時代は地下11m。この深さは遺跡だらけなので地下鉄は通せないので、もっと深く掘る必要があるのだ。起源1世紀〜3世紀の地層からは桃の種がたくさん出てくるが、桃は1世紀にペルシャから伝わったという。San Giovanni駅のあたりには古代の桃の畑があったことを示しており、テラコッタと鉛を使った灌漑用の管とか側溝とかが出土していて、すごい。
ホームのある地下27mは旧石器時代の地層。ここまで掘らなきゃ、地下鉄は通せないんだね。旧石器時代当時の植物が壁に描かれていたりする。素晴らしいタイムスリップ感。こんなの日本の奈良とかにもできないかしら? これじゃ駅1つ作るのにものすごくパワーと時間が要りそうだけれど。人間の生活の跡がここまで綺麗に層状になるというのも不思議だ。どこの国でもそうなのかしら? 昔行ったトルコのトロイ遺跡も、確か9つくらいの遺跡が層状に重なっていると言っていた。土が堆積するところでないと地層にならないだろうから、綺麗な層状になるかどうかは場所にもよるんじゃないかなぁ・・・と個人的には思うのだが。
また、ローマのバスや地下鉄で最近できたサービスとしてデジタル・ライブラリーというのがあり、いろんな本の表紙が展示されていてQRコードが刷り込まれていて、それをスマホとかで読み込んでダウンロードし、電車の中で読むことができるんだって。(東方見聞録とかオデュッセイアなんかも読める。)ワオ・・Q Rコードは日本のデンソーウェブが開発したものなのに、日本ではそんなサービスないね。(これからできるかもしれないけど。)
歴史と文化を愛する国、イタリア。ああ、なんて素敵なの!
何年か前にこのセミナーでイタリア映画が採り上げられた時、私は何一つ作品を知らなかったが、今に至っても「ライフイズビューティフル」しか語れないのか・・と思っていたら、なんとラストエンペラーもイタリア映画だったのか? イタリア・中国・ギリス・フランス・アメリカの合作なれど、監督はイタリア人のベルナルド・ベルトルッチである。ひゃぁぁ。
セミナーでは、映画のワンシーンの、略語の多い会話を補って正式の文章にしたり、描かれた情景をイタリア語で表現したり・・と面白かった。
後半、恒例の、先生のお友達のイタリア人ゲストによるお話。先日旅するためのイタリア語にも出てこられたベネツィアングラスのマウリツィオさんや、イタリア語や料理等いろんな教室を開いておられるカティアさん、パスタデザイナーのラファエラさんが登場され、とても面白かった。
旅するためのイタリア語・・・渡辺早織さんが3期目!
最初は聞き流していた私だが、最近はかなり実践的なイタリア語がポンポン飛び出すようになり、目が離せない。
今日は朝からひどい頭痛で、全ての予定をキャンセルして寝込んでいた。ああ、28日は遅くまで残業したし、29、30も休日なのにハードだったので、頑張りすぎたかな。
夕方に差し掛かってからバキバキの体を起こし、卵とかバナナとか優しいものを食べながら、リハビリモードでテレビをつける。そしたら録画してあった「旅するイタリア語」に心を鷲掴みにされたのだ。
そうそう・・日本人による海外ロケがしづらいこの頃、日本在住のイタリア人が経営するレストラン巡りをして、イタリア語会話を実践しているのだ。
今回取り上げられたのは、南青山のシチリア料理レストランと、幡ヶ谷のトリエステ料理レストランだ。私は早速スマホで調べてリンクを保存。絶対近日行きたい。
まずはシチリア料理レストラン。カラスミパスタ・・カラスミはbottarga。マグロのカラスミなんて初めて見たよ。輪切りになったのが出てきて・・わぁ・・輪切りなのにこんなに大きい! ねえねえ・・日本人はマグロ大好きなのに、卵巣はどこへ行ったの? 食べなきゃ損だよねぇ。とか思いつつ、マグロのカラスミはボラのカラスミより塩分が濃いらしく、パスタとカラスミを必ず一緒に食べてくださいと、シェフから一言。
一口食べた早織さん。Squisita! ・・そして白ワインを一口飲んでParadiso! ああこの一言、Buonissimaだけじゃなくて、この表現もすぐ出せるようにしたい。
È salata al punto giusto. (ちょうどいい塩加減)とかdelicato(繊細な)とかの表現も使えそう。私、日本語でなら、料理の味の表現を豊富に使いこなせるのに、イタリア語ではまだまだ。もっと使える表現を拾っていかなきゃ。
そして食後は
Qual è il vostro dolce tipico?(あなた方の名物のデザートは何ですか?)
そうそう。Che cosa ci consiglia?(おすすめは何ですか?)しか聞けない私はここでも反省。
出てきたカンノーロのお皿には"CANNOLO Nino" とチョコレートで書いてある。さりげなくお店をアピール。南青山・シチリア料理でウェブサイトを検索するとこのお店を含み3店ほど出てくるのだ。お店を特定するのに役立った。
で、次は幡ヶ谷のトリエステ料理。私はトリエステって聞くだけで心臓がバクバク。なぜならトリエステといえば、世界史の教科書にも出てくる未回収のイタリア(Italia irredenta)の筆頭格だもの。いわゆるイタリア統一戦争後もオーストリア領内に残った地域だ。第一次世界大戦後にイタリア王国領になるが、第二次世界大戦後はイタリアとユーゴスラビアとの間で帰属をめぐる紛争が生じ、一時は国連管理下の「トリエステ自由地域が置かれていたところだ。結局はイタリアとユーゴスラビアで分割されたわけだけど、そのユーゴも今はなし。イタリアのトリエステのすぐ東はスロベニアだ。あ〜ここでも私は自分の東欧に対する理解のなさに頭を抱える。旧ユーゴスラビアから各地が分離独立したが、どれがクロアチアでどれがスロベニアなのか・・・。改めてウェブサイトで調べて、北からアドリア海沿いをスロベニア→クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→モンテネグロと並び、内陸へ入ると大きなセルビアがありクロアチアやボスニア、モンテネグロと国境を接する。最南端に北マケドニア。北マケドニアとモンテネグロ・セルビアに挟まれたあたりにセルビアから独立したコソボがある・・・ああ・・ここら辺も勉強し直さねば。
話をトリエステに戻すと、オーストリアに支配された期間が長いので、オーストリアとイタリアの融合した料理が楽しめるのだ。最初に出てきたのがパンのニョッキ(Gnocchi di pane)。ニョッキは普通ジャガイモで作るがオーストリアではパンで作るのだと。パンを水に浸し、ひき肉やチーズなどと混ぜてこねる。ボールのような形にして混ぜ、トマトソースをかけ・・(オーストリアならコンソメスープで食べるところなのだが)。残り物のハムやサラミの切れ端、固くなったパンなどを再利用できる料理なのでとってもエコだ。
出ていたものを見て、これってドイツ旅行で味わったクヌーデルでは?と思った。そうか、クヌーデルとニョッキって形は違うけど、同じようなものなのかもしれない。
シチリアもトリエステもさまざまな文化が混じり合った地域。それなりに苦労も多かったはずだが、出来上がった料理を見ると・・ああ、何て素敵なの!
若い頃、音楽活動をしていなかった私は土日は暇だったので、東京のエスニック料理を食べ歩いたものだ。(その経験を活かして、組合誌にエスニック料理特集を組んだりしたな。)最近忙しいし、基本自炊なので、食べ歩きは久しくやっていないが、南青山と幡ヶ谷という極めて近い地域で、イタリア半島を縦断できてしまった今回の企画・・素晴らしい。時間を見つけて東京にある各地の料理を再び訪ね歩いて、それぞれの土地について勉強してみるのも悪くはない。
コロナ禍でしばらくお休みだったセミナー。再開されてからも、水曜日に期間限定の予定が入ってしまっている私はしばらく行けずに、本当に久しぶりの参加になってしまった。
でもこの1年、自分で頑張ってイタリア語3級をとったおかげか、なんだかすごくよくわかるようになってる!
すごい嬉しい。
やっぱり水曜日の予定をなんとか調整して、毎月このセミナーに来たいものだと思った。
カルディで買ってきたマリトッツォ(Maritozzo)、めちゃくちゃ美味しい。
生クリームにオレンジピールが入っていてとても爽やか。
冷凍庫に入れておいて、解凍せずに食べたい時に食べる。パンの部分は凍らないし、生クリーム部分も完全には凍らず、ちょっと硬めのアイスクリームみたい。
でも食べすぎないように気をつけよう。
イタリア語で夫のことをMaritoという。マリトッツォって何か、夫と関係あるのかな?と思って調べてみたら、やはり関係があった。
そもそもマリトッツォはローマを州都とするラツィオ州発祥とされている伝統的なお菓子。期限は古代ローマまで遡ると言われているとか。このお菓子は男性が愛する女性に贈るもので、プレゼントされた花嫁たちは、贈ってくれた人をMarito(夫)の俗称であるMaritozzoと呼んでたことに起因するようだ。
時にはこのお菓子の中に、指輪や小さな宝石を忍ばせることもあったとか。私は指輪や宝石なんていらないけど、お菓子をプレゼントしてくれる人もいないから、自分のためにカルディで買うしかないんだけどね。
今シーズンのラジオ「まいにちイタリア語」の入門編は、言語に限らずイタリアそのものを勉強させようとする工夫に満ちている。
イタリア半島の地図が何回も出てきて、州の名前や州都の名前がクイズになって出て来たり、ローマ時代の街道の地図とかも出て来る。
最初にびっくりしたのはエトルリア文明の痕跡について。
トスカーナは「エトルリア人の土地」、ティレニア海(イタリア半島の西側)は「エトルリア人の海」という意味だそうだ。そしてエトルリアのお墓のイラストとかも出てきて、日本の古墳を思わせるものもあるんだなと驚いた。
そして、そのイラストの素敵なこと。
オペラの一場面やローマの遺跡の様子など、簡潔で太目のペンと淡色グラデーションで表現している。今週はアッピア街道の風景に思わず郷愁をそそられた。日本の松とは違う、ずいぶん巨大な傘のような松が並ぶ風景。これの模写をしてペン画の練習をしたくなるようなイラストだ。
しばらくイラストを描いてないので、再開したいんだがなかなか時間がないなぁ。
実用イタリア語検定3級にようやく合格しました。
恥ずかしながら2回落ちたんですよね。
1回目はリスニングの合格基準点は超えていたのに筆記と作文がだめ。
2回目は筆記と作文の合格基準点は超えていたのにリスニングがダメ。1点差に泣いた形。
なので3度目の正直・・とはいえ、3級は結構難しかったですわ。
当初、イタリア語検定を受け始めた時は、せめて3級まではと思ったわけですが、それをとりあえずクリアしました。
でも、イタリア語が出来るといえるレベルになるためには、もっと上を目指して頑張らなければいけませんね。
これからも引き続き頑張っていきたいと思います。
今月初めの「まいにちイタリア語」の応用編。
まずはオペラら~ら(Opera rara)。「珍しい作品→めったに上演されない作品」という意味だけれど、オペラら~らだなんて、ちょっと冗談みたい。確かにraroが「珍しい」という意味で、オペラが女性形だからraraと女性形になっているわけなんだけどね。
そのOpera raraの例として紹介されているのが、ヴェルディ作曲の「ジョヴァンナ・ダルコ(Giovanna d'Arco)」。え、女性が主人公のオペラみたいだけど、誰それ?
実は、これはジャンヌ・ダルクのことなんだな。私もヴェルディにこんな作品があるなんて知らなかった。ヴェルディの7作目のオペラで、初演時に批評家から酷評されたが、一般客からの受けは悪くなかったそうだが、ヴェルディ自身がスカラ座の支配人と揉めたり、いろいろあったみたいだな。
で、オペラ版ジャンヌ・ダルクでは、彼女は火刑ではなく戦死することになっているらしい。う~ん、やはりヴェルディに史実を求めてはいけないんだな。
もう一つ。モンテ・ビアンコ・・・まるでワインの名前みたいだな・・と思ってたら、これがモンブランのことなんだ。確かに両方とも白い山という意味だ。で、私の知識不足なんだが、モンブランはフランスの山だとばかり思っていたが、フランスとイタリアの国境にある山で、フランス側とイタリア側を持ってるんだな。(私は、もっと北にある山だと思い込んでた。)
で、山頂はどっちに属しているのかというと、国境線がモンブラン山頂を通るように定められているので、一応両方に属することになっているらしい。過去にはナポレオンが圧力をかけようとしたこともあるようだが。
最近「チコちゃんに叱られる」で、富士山の山頂は何県?という問題があり、答えは「どの県にも属していない」という話だったが、有名な山が境になっていると、とかくもめごとを起こすものだねぇ。
今シーズンもテレビの語学番組
・旅するイタリア語
・旅するドイツ語
・旅するフランス語
・テレビで中国語
をすべて見終わることが出来た。ラジオはあと一週間残っているが
・入門ビジネス英語
・実践ビジネス英語
・まいにちイタリア語
・まいにちドイツ語
・まいにちフランス語
・まいにち中国語
も無事聞き終える予定である。
ということで、広く浅く視聴しているために、なかなか身に付かないのであるが、趣味と割り切っているので気にしていない。一つを極めることよりも、幅広くかじっている方が、私の置かれた環境ではメリットが大きいから。
で、テレビの方の感想を書くとすると、旅するシリーズは10月から新シリーズに入っていたが、どれも素晴らしかった。
特に旅するイタリア語の小関 裕太君、見事でした。半年番組だけれど、実際に収録しているのは2か月程度のはず。その2か月の間にこんなにうまくなるなんて。最終回の古関君が教師役であるマッティア・パーチさんを案内して回ったり、ごちそうしたり、プレゼントを買ったりするシーンで、彼の勉強成果が炸裂。イタリア語を一応やや真剣に勉強しているはずの私から見ても、彼の会話能力は素晴らしい。彼の積極性(コミュニケーション上)や人懐っこさが語学学習にプラスに働いていることは疑う余地がない。私もあの積極性を見習わなくてはと思った。
テレビで中国語の佐野ひなこさんもすばらしかった。こちらは昨年4月からの1年コースだが、1年間で20の動詞と関連表現を学ぶシリーズで、結構難しく、聞き流すだけでも大変だった。最後の腕試し(卒業シリーズ)ということで、佐野さんが実際に中国へ行くコーナーがあったが、歌手のロンさんの故郷、湖南省の湖西トウチャ族・ミャオ族自治州の芙蓉鎮という場所が素晴らしかった。いつか行ってみたい美しい場所である。佐野さんがならった20の動詞をすべて使って会話しているのを見て、頭が下がる思いをした。
旅するフランス語では、バレエダンサーの柄本弾さんの身体能力がどこへいっても評価され、やっぱりバレエダンサーってすごいんだ・・と語学とは関係ないところに目がいってしまった。最後にバスクダンスを地元の人と一緒に踊るシーン、よかったな。相棒のティノさんが最後に加わって、弾さんの進路を妨害しまくってたのも面白かったけど。
旅するドイツ語では、佐藤めぐみさんも頑張っていたけれど、シュヴァルツヴァルト(黒い森)地方の美しさを堪能した。特に印象に残っているのは民族衣装の回。頭に赤いボンボンをのせた重そうな民族衣装。でも彼らにとって民族衣装とは、よそ者に試着させるものではないんですね。あくまでもそこに生まれ育ち、長年住んでいる者しか着る資格がない民族衣装・・・そういう考え方もあるんだな・・と勉強になった。
さて、旅するシリーズは4月から半年間は再放送だが、心配しているのは通常5月~6月は次のシリーズに向けて収録に入るはずなのに、いま世界中でコロナウィルス禍にあえぎ、語学番組の取材が出来る状態ではないのではないかということ。中国語の卒業シリーズも毎年12月ごろのようなんで、今回はぎりぎり大丈夫だったけれど、次回までに収まっているだろうか。
いろいろ勉強させていただいているこのコーナーが、無事続きますように。