さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

もってのほか

2007-12-31 19:09:04 | 食いしん坊レビュー
夜7時ごろ、一年ぶりに実家にたどり着く。弟も一人暮らしだから、一家で集まるのは暮れと正月だけになってしまった。

好例の鍋料理もおいしかったが、私の目を引いたのは、紫色の見慣れない酢の物。

食べてみると、これが猛烈においしい。何とこれは食用菊なのだ。甘酢がほどよく染み込み、歯ごたえも心地よく、菊特有の苦みは全くない。名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したとか…。食べた感じでは後者が正しいように思えるのだが。

☆ ☆ ☆

ここ7~8年いつもそうなのだが、1時間ほど食べていたら、眠くなってきて、8時ごろ寝てしまった。ということで、今年も紅白歌合戦は見れなかった。


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やっと年賀状出せた!

2007-12-31 16:39:10 | ただの日記
住所録入れてたパソコンが壊れちゃったんで、今年の年賀状を見ながら130件強の住所録を一から入れなおし。

文面のデザインも、なれないPhotoshopで作ったから、試行錯誤の連続。

昨日、一昨日と死んだようにぐったりしていたので、もう出せないんじゃないかとあきらめかけたけど、何とか投函! やっと新しい年を迎えられる。

新しい年といえば手帳も新調だ。いつも黒っぽいのばかり使っているから、来年分はちょっと派手なのを使ってみようかな(上の写真)。

それじゃぁ遅くなったけど、荷造りして実家へ帰ろう。


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【読書録】常識西遊記ドリル

2007-12-30 21:46:00 | 読書録
常識西遊記ドリル(+雑学豆知識 大人もこどもも脳の鍛錬)
 毎日コミュニケーションズ

【おすすめ度】★★★☆☆

昔から西遊記好きの私でも、これは難し~い! どこが常識なんだ!

いくらムダ知識が好きな私でも

・釈迦如来の2人の供は、迦葉(かしょう)と阿難(あなん)
・金魚の妖怪「霊感大王」に川を凍らせるように進言した手下はケツ婆
・金角・銀角の母は圧竜洞に住んでいる

・・・等、西遊記に無数出てくる国や山、洞、妖怪、妖怪の本性、武器の名前にとどまらず、善玉・悪玉の手下の名前まで当てさせるとのマニアックさに、一度は投げ出そうかと思った。

前半部分は特に難しく、一節ごとに6問ある中、3問当たれば合格なのだが、私は2~3問がやっと。こんなの覚えてどうするんだ?

後半は前半で苦しんだ知識を生かせるんで、満点続出。とりあえずは半分やってみようよと言う感じかな。

中にはふぅ~ん?と思うようなトリビアも発見。
私は封神演義は読んだことがないのだが、封神演義に登場する神仙も西遊記に出ているそうだ。たとえば哪吒太子(なたたいし)。超強いはずなのに、天界で大暴れの悟空には歯が立たなかったようだ。でも三蔵の弟子になってからは、陰ながら悟空を見守って助勢している。ちょっと個性に乏しいがちゃっかり登場しているところが面白い。

それから閻魔帳って、閻魔大王が持ってる寿命が書かれている帳面のことだったのか。学校の先生が持ってる、生徒の出席や成績をメモってる帳簿の語源はそこだったわけね。そういえば「そんなこと言うと閻魔帳に書くよ・・」とか言って生徒を脅していた、閻魔さまみたいに怖い先生に習ったこともあったっけ。

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マニ車(ネパール)

2007-12-29 23:41:23 | 禁断のオカルト部屋
昨日帰宅後から完全呆けていて、一日の大半を寝床の中で過ごしてしまった。背中も腰も痛くて、何もする気力が出ない。

ボーっとテレビを見ていたら、NHKでエベレスト街道のトレッキングの模様を写した番組があった。山に登ることが目的ではなく、エベレスト周辺の人達の暮らしぶりを写した番組だ。街道にはチベット仏教の寺院が点在している。村の入り口には水車があり、水車にはマニ車がくくりつけてあり、村を守っている。

マニ車・・あるいはマニ輪とも呼ばれるこのチベット密教の法具は、回転させただけでお経を詠んだことになる、ありがたい法具。それを手ですら回さずに、水の力で回すなんて、なんて横着な・・・などと思ってはいけないのだろう。日本のお守りなんて、回さずとも我々を守ってくれるものばかりなのだから。

これはネパール製だけど、結構綺麗。表面に書かれた文字はサンスクリット語なのか、それともそれをもとに作られたチベット文字なのか?よくわからないが、神秘的な感じはする。今年は大変な一年だったけど、来年はもっとマシな一年であって欲しいなぁ・・という願いをこめつつ、私もマニ車を回してみたりするのである。


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ようやく正月が迎えられる

2007-12-28 23:55:02 | ただの日記
11月末ごろから、かなり追い込まれていて、傍目からは呑気にブログを更新してるように見えるかもしれないが、大変な日々が続いていた。一時は、正月なんて来ないで欲しいと思った時期もあるほど。それがようやく迎えられそうになった。

年の瀬のこの時期に、パキスタンのブット元首相暗殺のニュースが世界を震撼させた。仕事納めで帰ってきて、放心状態のまま寝込んでしまった私の夢にも、ブット首相はお出ましになった。享年54歳だったのか。思ったより若い。彼女が初めて首相なったのは35歳の時。その後解任され40歳の時また首相に返り咲いている。在任中に出産したという新聞記事を見た時は、パキスタンの首相はそんなに暇なのかと思ったこともあるが。

民主化の象徴だったブット氏を失ったことで、パキスタン内部では今も暴動が続いているという。ただ彼女の2回の首相在任中は汚職話が耐えなかったし、タリバーンを支援していた時期もあるのだなぁ。アルカイダやタリバンが暗殺に関与しているという見方が広がる中で、ちょっと複雑な気分もしている。ブット氏の自伝もあるようだから、こんど読んで見ようかな。


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入浴剤「ベルサイユのバラ」~フェルゼン

2007-12-27 23:29:26 | 入浴グッズマニア
ついにベルバラが入浴剤になった!

最初店頭で見たとき、ふざけんじゃねぇ!と思ったけど、例の福袋みたいなオトクな寄せ集めパックにも入ってたんで、買っちゃった!

他にアンドレとジェローデル版があったけど、アンドレだと汗臭そうだし、ジェローデルだと甘ったるそうだし、・・・入浴剤にするならフェルゼンがいいかも・・・って何を言ってるんだろう、私。

成分は私の大好きなゲランドの塩と海藻エキス。最初はアホらしいと思ってたけど、実際に使ってみたら、青くてさわやかな香りのお湯が結構気に入った! フェルゼンはあまり好みじゃかったけど、入浴剤は素敵だわぁ~

☆ ☆ ☆

先日の「フランダースの犬」が日本だけで受けているという記事についての感想を書いている時、そういえばフランスに旅行した時も「マリー・アントワネットは日本人になぜか人気がある」という話をガイドさんが話していたことを思い出した。

そりゃベルバラのせいに決まっとるじゃろ! オスカルやアンドレ、アランの墓があるのなら真っ先にそこに行きたいだろうが、そんなものはないのだから、しょうもなくアントワネットゆかりの小トリアノンに行きたがるだけなのさ。(フェルゼンの墓はフランスにはないのだし・・・そういえば彼は、スウェーデンの民衆に殺され、全裸で溝に投げ捨てられるという無残な最期を遂げたのね。墓なんて無いのかな?)

アントワネットは愚かな王妃ではあったけど、可愛そうな面もあったことを漫画を通じて知っている日本人も多いということかな。

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【読書録】てのひらツボ療法~高麗手指鍼の原理と応用

2007-12-26 23:59:22 | 読書録
てのひらツボ療法~高麗手指鍼の原理と応用
 柳 泰佑著  地湧社

【おすすめ度】★★★☆☆

月に二度ばかし府中に通って治療を受けているばかりでもなく、自分でも勉強してみようと思って買った本。この手指鍼の歴史は新しく、1970年代にこの柳氏が考え出したもの。よくある手足のツボ本とは違って、手のひら側からみて中指の先が頭のてっぺん、手のひらと手首の境目が会陰、手のひらの真ん中がお腹、薬指が手、小指が足、手のひらがお腹側、手の甲が背中側に相当するというもの。素人にもわかりやすく、自分でも治療しやすいというのだが、中国的なツボの考え方を一層しないと、ちょっと頭に入ってこないかもしれない。

しばらく次の治療まで時間があいてしまうので、自分でも先日買って来た手のひら用のお灸をすえて頑張っている。かなりマイルドなお灸のはずだが、手のひらはやはり敏感なので熱くなったらピンセットでお灸の位置を少しずつ変えていかないといけない。まだ勉強中なのでなんともいえないが、少し続けてやってみようと思う。


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フランダースの犬《考》

2007-12-25 23:59:05 | ただの日記
ケッ! クリスマスなんて!
お正月なんて来なければいいのに!

と、ここまで真剣に思った年はないほど煮詰まっている。
私って、なんて嫌な奴なの?
まるでクリスマス・キャロルのスクルージみたいだな。

・・・と、世界の名作文学のキャラが出たところで、今日YOMIURI ONLINEで「へ?」と言うような記事を見たことを思い出した。

それは <「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画>という記事。原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたものだが、欧州では「負け犬の死」としか映らず、評価されることはなかったという話だ。

悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきたが、資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった・・・とか。

・・・どうかねぇ? 6か国っていうのが曲者で、いったいどこの国と比べたんだろう?(韓国人とかどうなんだろうか?) ま、日本人には昔から「判官びいき」とか「わびさび」を尊ぶ気質があるから、そういう考え方もありだとは思うが、あまり決め付けて欲しくないなぁ。日本人だって別に悲劇ばかりが好きなわけじゃないでしょ? 悲劇と喜劇はバランスよく見たいものだよね。

私が思うに・・・単にアニメの出来が良くて、あのアニメで育った人が多いだけの話じゃないのかなぁ。それから誰でも知ってるあの一見明るいアニメソングが、まるで隠し味のように、悲しい話に深みを与えているような気がするのだが。

実は私は大人になるまでアニメ版フランダースの犬を見たことが無かったので、正直「フランダースの犬」みたいな救いのない話のどこがいいんだろうと思っていたのだ(むしろキライだった)。ところが6~7年前に、人気アニメの泣けるシーンだったか感動シーンだったかの特集番組で、このフランダースの犬の最後の方の、ネロ少年が天使達に運ばれて昇天していく場面を初めて見た時、不覚にも「5秒」で泣いてしまった。何故泣いたかって、バックに「主よみもとに近づかん」のメロディが流れていたからなのだが、正直日本人よりも欧米人の方があの讃美歌の意味を直感できると思うのだが。(ディカプリオ主演のタイタニックでも楽団が最後まで弾いてたのがこの讃美歌だったが。)

ちなみにイタリア旅行の帰りの飛行機で、映画版のアニメ「フランダースの犬」を見て、途中までいい感じで泣いていたのに、昇天のシーンがカットされてたんで、いまだに超~不服。

・・・で、米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられたんだとか・・・さもありなん。人魚姫だってハッピーエンドにしちゃう国だからね。アメリカ人は悲劇はキライ・・・ていう話なら、無条件にうなずいちゃうんだけどね。

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暴君ハバネロ お風呂用

2007-12-25 00:42:03 | 入浴グッズマニア
さすがクリスマスだけあって寒いですねぇ。

最近根気良く湯たんぽを使っているおかげか、お腹のしこりの方はとても良くなってきていて、整体の先生によると6月の時点の半分以下にはなったのではないか・・とのこと。でも油断して身体を冷やしてしまうと、体液のよどみがくっついてまたしこりが大きくなってしまうので、引き続き根気良く身体をあたためて、治療も続けなければならない。

今日は特に寒いので、「暴君ハバネロ」の湯に浸かってみた。私は辛いものはあまり得意ではないので、お菓子の「暴君ハバネロ」は食べたことがないのだが、お風呂はさぞかし入るとヒリヒリするのでは?と思いながら入ってみると、とっても普通で拍子抜け。

袋の中身はこんな感じで、多分黒っぽいのが岩塩で、オレンジ色なのが、クリスタルな海塩に色をつけたものだと思う。このほかトウガラシエキス、レパゲルマニウム、ドクダミエキス、カッコンエキスなどが入っていて、強いオレンジの香りがする。

・・・ということで、辛いものが苦手な人も入れる、フツーの入浴剤です。湯上りもポカポカといい感じです。ただヒリヒリ体験をしたい等のMな人には合わないかもしれませんね。


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【DVD鑑賞録】ディパーテッド

2007-12-24 23:38:45 | 映画・番組等、各種鑑賞録
【おすすめ度】★☆☆☆☆

【監督】マーティン・スコセッシ
【出演】レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォルバーグ。ほか
【制作】2006年アメリカ


ひどい! これがアカデミー賞受賞作品なのか?

そもそも香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクなのにアカデミー賞というのが胡散臭いと思っていたのだが、出だしから目を背けたくなるような下品なスラングが飛び交い、マフィアに潜入する警官(ディカプリオ)と、警察に潜入するマフィア(マッド・デイモン)の心象描写・切迫感・・すべて薄っぺら。

トニー・レオンとアンディ・ラウがいかに優れた役者かということを再認識させられた。ディカプリオは頑張ってはいたけれど、トニーに比べると組織の中への入り込み方が下手だ。トニーが石膏で固めた包帯の中でモールス信号を警察に送っていたという現代から見れば新鮮に思える通信手段も、ディカプリオにかかるとただの携帯電話。すごいつまんない。マッド・デイモンはもっとダメ。

「インファナル・アフェア」のエンディングでは猛烈に泣いたけど、本作は最後まで見るのが苦痛だった。多少小細工のように設定を変えているところがあったけど、思いっきり筋を変えてくれた方がまだよかったな。

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【読書録】「チャ~オ!」がいえたらイタリア人

2007-12-23 23:18:59 | 読書録
「チャ~オ!」がいえたらイタリア人
 英・仏・伊をカタコトでモノにした私
 タカコ・H・メロジー著  祥伝社

【おすすめ度】★★★★☆

肩肘張らずに読める語学モノとしては、結構お勧めかな。料理の話、礼儀作法、恋愛用語まで・・・軽い話題の割に生活上は大事そうな表現がいっぱい。先日書いたスケルツォネタも出展はこの本だ。

著者はフランス人と結婚しているので、最初はフランス語ばっかり出てきてどうしようと思ったのだが、途中からイタリア語に。どうやら著者は料理を切り口にイタリア語に切り込んでいる。音楽を切り口にしている私とは大違いだな。

そもそもおしゃべりな人、付き合いの良い人というのは、どこの国に行ってもうまくやっていけるのだと思う。そういう意味ではブロークンでもどんどん回りに溶け込みつつ語学を学んでいく彼女のやり方は本当にうらやましい。私は無口だし人付き合いベタだし・・・いくら高校時代に英語の成績が良くてもそれだけでは英語が上手なことにはならない・・・わかっちゃいるけど無口な人間がおしゃべりになることは外国語を学ぶことより難しいことだと思うが・・・。

外国生活についてのレポートを読むと、つい自分の過去を思い出して辛い気持ちになってしまう。アメリカに留学していた時には、言葉が不自由な分、音楽とか絵とかで自分の居場所を見つけようと頑張っていた気がする。言葉が不自由だからジェスチャーも大げさになり、帰国してからも「身振り手振りさぶりん・・・」とか言われちゃう羽目に。

でも語学は結局コミュニケーションの手段なのだから、その人がやりやすい方法でやるしかないのよね。とりあえずは差し迫った必要に駆られてもいないのだから、聞き流しでもいいから電車の中での語学学習はこれからも続けていこうと思う。


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たまにはこういう日も・・

2007-12-22 23:32:19 | ただの日記
昨日夕方から足がむくんでダルくなり、非常に難儀をして帰ってきたが、今日も朝から府中へ。不養生のせいで回復が遅れているらしい。しばらく予約が取れないので、自宅で治療できるよう手の上に乗せるお灸を買って来た。オー!ハングルばっかし! 2~3年前だったら、見ただけで熱くなっただろうに。

このお灸、「瑞岩灸」というらしい。「♪松島ぁ~の、さぁよ~、ずい~がんじ~ほどの」ありゃ、瑞岩寺じゃなくて瑞厳寺だったか・・がっくし・・・。十年以上前に合唱団の演奏会のアンコールで男声合唱版の「斎太郎節」をやったことがあり、男性陣が楽しそうに歌っている横で我々女性陣はだんまり。あぁ歌いてぇ~!・・・てなことを思い出しながら寝てしまい、電車を寝過ごす。

西船から引きかえして戻ってきて、12時ぎりぎりに内科に飛び込む。近所の鍼灸院での治療を保険診療にしてもらうために、時々通わなければならないのだ。その待合室でも30分ぐらい熟睡。

昼食を食べた後、半年ぶりに美容院へ。「髪の毛増えましたねぇ~」「えぇ~もうベートーヴェンみたいになっちゃって」「そうだねぇ・・」とかいって、マスターは否定してくれない。縮毛矯正にかかる前に、マスターが丹念にそぎバサミをかけていく。で、縮毛矯正中の3時間、椅子の上で熟睡。

もう夕方だ。鍼灸院で丹念に治療してもらい、家に帰ってそのまま一日寝てしまった。休日なのにバイオリンを一度も手にしなかった不思議な一日だった。


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スケルツォ

2007-12-21 23:55:16 | つっこみ伊太利亜語
今読んでる本に「イタリア生活ではスケルツォが欠かせない。」というくだりが出てくる。

スケルツォ・・と言われると、ショパンのスケルツォ2番が真っ先に浮かぶ私にとって、この文章は最初全く意味不明だった。スケルツォ2番は高校時代、長いブランクを経て再開したピアノレッスンで習ったが、結局中間部の速いところと劇的なエンディングは仕上げることが出来なかった。大好きな曲なのに仕上げられなかったというほろ苦い思い出ばかりが胸に浮かぶ。

それなのにそれなのに・・・・イタリア語でスケルツォ“scherzo”とは「冗談」という意味だったのだ。嘘だ嘘だ・・・。ショパンのスケルツォって、2番に限らず、深刻な曲ばっかじゃん? 

音楽用語で言うスケルツォ(諧謔曲[かいぎゃくきょく])はメヌエットから発達したものだそうで、たとえばモーツァルトの交響曲なら3楽章は大抵メヌエットだが、ベートーヴェンになるとメヌエットの代わりにスケルツォが入ってくる。テンポ的にはメヌエットより速い3拍子系が多い。

有名なスケルツォとして、ショパンのスケルツォなんかと一緒に出てくるのが、ベートーヴェンの第九の2楽章。いやぁ~ん! こっちも冗談とは程遠いわ。特に出だしの部分は2ndバイオリン泣かせ。オケに入って2年(バイオリンを始めて4年)で初めてN響の指揮者の先生を迎えて第九を弾くことになったのだが、私は今より全然真面目だったので、毎晩バイオリンを練習していた。特に2楽章が難しくて真剣に練習したのに、本番で右手の小指がツッてしまった。今から思えば間違ったフォームで無理な練習を続けたせいだと思うのだが、こっちはこっちでほろ苦い思い出だなぁ。

本来「冗談」であるはずのスケルツォが深刻な曲になってしまっているのは、ベートーヴェンもショパンもイタリア人ではないからではなかろうか?


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フッツェル ブロート

2007-12-20 23:21:41 | いまさら独逸語
毎日色々あって疲れるなぁ。今日は夕方から激しい頭痛に見舞われ、くたばりそうになったけど何とか頑張った。

気分治しに、前から気になっていたドイツパンを買った。フッツェル ブロートと呼ばれるドライフルーツたっぷりのパンで、すごく高い。上の写真は半分に切ったもので、これで1200円。高いねぇ。でも近所のパン屋で安い奴を買ったら、ただのくるみパンじゃないか・・という味だったので、やっぱりイイ奴を買わないと・・・と奮発する。


薄くスライスして食べるのだが、不器用な私でも結構美しく切れるのには驚いた。入っているドライフルーツは白桃、オレンジ、レーズン、チェリー、パイン、アップルの6種類。これに胡桃とラム酒・ブランデーが入っている。切っているそばからかぐわしい香りが漂ってくる。比較的自然な甘さで、甘ったるくはない。薄い2切れでも結構お腹にたまる。甘いものは別腹~と言う言葉はこのパンには通用しないようだ。今日はそのまま食べてしまったが、本場南ドイツではバターを塗って食べるらしい。ワインにも合うんだとか。

☆ ☆ ☆

せっかくだから、辞書で調べてみた。フッツェル ブロートはドイツ語ではHutzel Brotと表記する。このうちBrotはすぐパンの意味であることが分かった。だがHutzelについてはちょっと難儀している。

オンライン辞書で引くと“hutzelig([フッツェリヒ]しわだらけの,しなびた)”という言葉に行き当たるが、しなびたパン・・・というのはどうも合わないね。美味しいしツルツルだし。人名でHutzelというのもあるが、フッツェルさんのパン・・っていうのも説得力ないね。Webで検索するとフッツェル=ドライ洋梨と書いてあるブログもあったのだが、私が買ったフッツェルブロートには洋梨は入っていないのだ。じゃぁドライフルーツかな・・・と思うと、Dörrobst とか Trockenfrüchte とかいう別の言い方があるみたいで。

でも「しわだらけの」とか「しなびた」という表現はパンよりもドライフルーツを形容するのにふさわしい言葉だな。単純に「干した果物入りパン」という意味だと考えておきゃいいのかな?

とりあえず、美味しいパンを2切れ食べて、ちょっとクリスマス気分になったのであった。
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カーバ神殿の図柄の絨毯

2007-12-19 23:54:06 | 禁断のオカルト部屋
これも以前アラビアに超ハマッた時に買ったものです。確か礼拝用の絨毯で、すごく肌触りがいいんです。この絨毯の上の方にある四角い建物がメッカのカーバ神殿をデフォルメしたもので、多分下の方の花のように見える部分に膝まづき、上体をかがめて礼拝すると、ちょうど顔の位置にカーバ神殿が来て、恐れ多い気分になるんでしょうね。でも私の場合、さすがに礼拝には使わず、図柄を楽しむために壁に飾っています。一応西向きにしてあるんですけどね。

ということで、私が毎日ブログを書く時は、正面にはモスク柄のタペストリー(前に紹介したもの)があり、右後方にはこのカーバ神殿があるわけです。ああ、なんてイスラミック!

実は、これを5~6年前にネット通販で入手するまでは、カーバ神殿ってどんな形をしているのか全然知らなかったんです。この絨毯では緑色っぽく描かれているけれど、実際にはコーランの言葉を刺繍した黒い布をかぶっているわけですね。高さ15メートルの立方体の建物だそうです。(カーバという言葉はアラビア語で立方体を意味するんだとか。)

このカーバの周りに160万人くらいのイスラム教徒の巡礼者が取り巻いて、礼拝したりするわけですね。今の神殿は再建されたもの(1630年の大改修を経て現在の姿になった)だけど、カーバ神殿のそのものの歴史は古く、イスラム教誕生以前から多神教の神殿として使われていたものだと聞くと、不思議な気分になります。


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