さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

「パリの喜び」本番無事終了!

2013-03-31 23:43:51 | ただの日記
楽しみにしていた、地元バレエ団との共演で、オッフェンバックの「パリの喜び」のオーケストラ伴奏が無事終了した(写真はリハーサルで、オーケストラピットを造る途中の場面。ピットが沈み始めた段階のもの。)

数々のオッフェンバックのオペレッタのいいとこ取りをした、お祭りのような曲集だが、聴いてて楽しい一方、弾く方は本当に大変。特に、管楽器は本当に大変そう。弦も1stバイオリンは本当に大変そう。で、2ndバイオリンは1stより楽だと聞いていたが、それはそれでめっちゃ大変で・・・。

23個も曲があって、しかも今回のオリジナルで曲順が変わり、2回やる曲があったり、繰り返しが加わったりで、通常に「パリの喜び」全曲を通すより大変な思いをした。通し練習の時なんか、1曲やっても「まだある、まだある・・」と言う感じで。昨日のバレエとの合わせの通し稽古の後などは、口も利けないほど疲れてしまって。

なので今朝起きる時も猛烈につらかった。夜の本番なのに、11時には集まって練習開始。オケのみ練習を1時間強やったあと、またバレエとの合わせのゲネプロ。2時すぎから遅いお昼を食べながら、各バレエ団体の発表である1部・2部を音の出ないモニター越しに見ながら、ずっとリハーサル室で待ってるのはつらかったなぁ。ただモニターでバレエを観ていると、昔の感覚がうずうずと湧き起こってきて、マズルカステップだの、ターンだの、Y字バランスなど適当にやってた。ところが私より激しく踊りまくっている一団がいて、見ていて楽しかった。

ようやく第2部が終わって休憩時間となりオケピットに入場したら、オケピットを覗き込みに来る子供達でいっぱい。前回のくるみ割りの時はそんなことは起こらなかったのだが、きっとだれか一人がやるとつられてやる子たちが増えるんだろう。まぁ、これを切っ掛けに楽器をやる子が増えてくれるといいんだが。

本番は、序曲から大変気持ちが揃っていてなかなかいい出来になった。特にテンポの揺れが難しかった5番ワルツ(天国と地獄より)がなかなか良く、オトナの雰囲気が出せてたんで、個人的には相当満足だなぁ。大好きな14番ワルツ(ぺリコールより)もバッチリ。交響曲などの演奏会と違い、バレエだと1曲1曲ごとにお客さまより拍手をいただく。この拍手は踊り手に向けた拍手であってオケに向けたものではないと思いつつも、お客さまからの拍手にエネルギーをいただいている気分になる。カンカンで盛り上がったあとのしっとりした舟歌・・・なんだかすごく良かったなぁ。いつもは長くて疲れていたのに、本番はなんだかあっという間だった。最後のカーテンコールでも、オケが立ち上がった時にひときわ大きな拍手をいただいたのは嬉しかったなぁ。

終わってみたら、昔一緒にバイオリン教室に通っていた方からのお手紙と差し入れが届いていてさらに感激した。特に連絡していなかったのに、プレゼントまで用意して来てくださるなんて感謝! 地元オケの本番に継続して出ていてよかったなぁと思う。

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赤こんにゃく

2013-03-30 23:47:01 | 食いしん坊レビュー
琵琶湖周辺を旅行した時に買って来た赤こんにゃく。



いやぁ、見れば見るほど、すごい赤色どすなぁ。

レンガみたい・・というよりも首里城みたい。



材料に三二酸化鉄とある。ミニ酸化鉄ちゃいますで。32酸化鉄でっせ。三酸化二鉄Fe2O3・・・べんがらの主原料だ。

べんがらっていうと、塗料のイメージがつよいな。首里城の赤もべんがらだ。どうりでこんなどぎつい赤になるのか。

赤こんにゃくは本来は近江八幡の名産だ。近江八幡と安土は隣の駅。安土といえば織田信長。派手好きの信長が、こんにゃくまで赤く染めたのが由来だとか、近江八幡の「左義長まつり」の山車に飾られる赤紙にヒントを得て、近江商人が考案したとも伝えられる。

もとは近江八幡の名産だったが、大津にもこれが伝わってるんだな。

三二酸化鉄そのものに味はないようだ。色はどぎついが味はシンプルで美味しい。この蒟蒻には甘辛い味がついていて、おかずとしても酒の肴としてもいけそうだ。

ごはんが進むね。・・・やばい。


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【駅弁】こだわりのとんかつ弁当(東京など)

2013-03-29 23:22:22 | 駅弁専科
歳を取るとあっさりしたものが好きになるのかと思ってたけど、私の場合逆みたい。やばいな~、これじゃ体重減るわけないよ。

私に食べれないものはまずないが、若い頃は脂っこいものとか味の濃いものって自然と避けていて、どちらかというと「とんかつ」って避けてる方の部類だったけど、このとんかつ弁当ウマイじゃん。やばいな~。



こんな風にレモン汁とからしとソースが入ってるんだ。ちょっとこれ見ただけで唾液がでちゃうよね。



さてソース類をたっぷりかけていただいます。やはり、見かけどおりのやばさ。肉の旨味が生きてる感じ。

このお弁当を作っている日本レストランエンタープライズのHPの表現を借用すると、

---Quote---
肉の旨さを引き出すためのチルド帯で熟成させ、冷凍させずにそのまま衣付けしております。肉本来のやわらかさとジューシーさが特徴です。粗挽きの生パン粉を肉厚な豚肉の食感をお楽しみください。肉質を追求する米国トップクラスのシーボート社の豚肉を使用したこだわりのとんかつ弁当です。
--Unquote--

そっか、確かに熟成してるような感じがするのはそういうことか。

実は、3時間前に一旦夕食を食べたくせに、またこんなのをあっという間に完食してしまう私って、やばい。
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蹲踞(そんきょ)

2013-03-28 23:42:22 | ただの日記
同窓会で剣道部部仲間に会ったのが切っ掛けなのか、・・・そういえば最近蹲踞ってやってないな・・ということに気づいた。

蹲踞とは、大学で剣道部に入ってから初めて覚えた言葉。お相撲さんの立会い姿勢で、単なるしゃがむ姿勢と違うのは、足がつま先立ちで、かかとの上にお尻が乗る形で座る姿勢だ。

剣道の立会いも蹲踞である。初心者で剣道部の練習を見学に行って初めて見た時は、「え、女の子もこんな格好しなきゃいけないの」と思ったのだが、それも一瞬の話。すぐに慣れた。

社会人になって剣道をやめたあとも、たとえば自動販売機でジュースなどを買い、ジュースを下から取り出す時などに蹲踞を多用。腰を丸くしなくてよいからカッコいいじゃないか!

あと仕事場でも、自分の机じゃないところで作業しなきゃいけない時なんか、椅子がなければ迷わずその場で蹲踞して作業を始める私・・・先輩や上司が見かねて「君、いいからここに掛けなさい」と椅子を探してくる・・ということが若い頃よくあった。その時は、いくらでもやってられるから椅子なんていらないのに・・と思っていた。

そんなに蹲踞好きだった私なのに、いつのまにかやらなくなっていた。20代の頃、右膝に大怪我をしたのが切っ掛けで、どんどん悪くなり、数年前には右足が完全には曲がらなくなり、しゃがむことも出来なくなっていた。そもそも正座もできなくなり、正座すると右の踵にお尻がくっつかない。

だからといって何もやらなくなると、どんどん悪くなるということがわかったので、2年前からなるべくしゃがむことにした。毎晩アパートに住み着いてる野良猫と遊ぶためにしゃがんでたら(しゃがむと猫が安心して寄ってくるので)、今ではしゃがむことに関しては苦はなくなり、和式トイレも怖くなくなった。

だがしゃがむという行為と、蹲踞の間にまた断層があることがわかった。久しぶりに蹲踞してみたら痛い。やばいなぁ~と思って、人目を盗んで練習してたら、一日でみるみる成果が出てきた。膝の周りの筋肉のストレッチ効果があるみたいである。

なので、膝が曲がらないという問題をクリアするために、これから朝晩、気づいた都度、どんどん蹲踞をしよう・・・と心に決めた私なのである。

膝の曲げ伸ばしの問題をクリアすれば、太極拳にある腰をうんと落とした下勢(深い伸脚)もきれいに決まるようになるしね。
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【読書録】KAMIKAKUSHI 神隠し

2013-03-27 23:37:22 | 読書録
長野慶太 (著) /日本経済新聞出版社

先日、大学卒業25年同窓会のことを書いた時に書いたが、経済学部N組の同窓生が日経小説大賞を受賞し、同窓会はこの話題で大いに盛り上がった。

先週入手したばかりの317頁にもわたる大作だが、読書時間が通勤時間ぐらいしかなくても、一週間かからずに読み切ることができた。読んでるうちにスピードアップしてくる感じ。

いやぁ、感服つかまつりまして候。いまや米国暮らしも長くなったらしい著者が経験したものと思われる日米の文化や習慣の違い、金融機関や法律事務所での執務経験が大いに生きている小説だ。それにただ飛行機に乗るだけでは気づかないセキュリティチェックの仕組みや、新聞社での記事の上げ方など、良く観察したなぁ。

著者が中学時代からずっと小説を書いてたって話、同じクラスの人なのに初めて知ったが、書くことを通じて相当の観察眼を養ってきたんだろうなぁ。

作品の構成上メインは謎解きだろうが、著者が書きたかったものはむしろ人間模様で、司法取引や離婚訴訟にかかわるドロドロしたものもあれば、若者の成長にまつわる小気味よい部分もあり、読後感はなかなか爽やか。

この本がどんどん売れて欲しいので、中身には触れないでおく。みなさま是非買って、読んでくださいまし。

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カルメン(合唱)でラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン出演へ

2013-03-26 23:23:30 | ただの日記
gooブログから毎日のように「1年前のあなたはこんなこと書いてました」みたいなメールが来るのだが、1年と1日前の私はカルメンのオペラ合唱の練習に初めて出て、ウキウキっとしていたみたいだ。

ちょうど1年経ったのね。

実は今年も5月3日にまたカルメンの合唱を歌うことになったのだ(抜粋版だが)。合唱団の主体は違うけど、伴奏はまた所属オケの人達で。指揮も昨年9月の本番でお世話になった先生。クラシック音楽の世界は驚くほど世間が狭いというが、これが自分にとっては考えもしなかった組み合わせなのだ。

しかもいきなり「熱狂の日」音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン」への出演だ。恥ずかしながら行くのも出るのも初めて。

練習は今日で3回目。本来は女声合唱パートがない「闘牛士の歌」でもフランスキータやメルセデスのパートを歌わせてもらえるのが嬉しいな。

オペラは暗譜が大変なこともあり、一度出演したことが一生の財産になる。一年前のおっかなびっくりが、今回は自信を持って歌える。

今年は4月13日のリゴレット(合唱)、5月3日のカルメン抜粋(合唱)、6月8日のリゴレット(チェプラーノ伯爵夫人役)、7月6日・7月27日のこうもり(合唱)、8月11日の椿姫(合唱)・・とオペラだけでも大変なことになりそうだ。職場合唱団のマタイ受難曲もあるしね。

がんばんなきゃ。

カルメン合唱練習・初参加
6月・7月と2回に分けて、オペラ「カルメン」の抜粋の合唱(ソプラノ)に出ることになった。オペラはオーケストラ伴奏は2回やっているものの、歌で出るのは初めて。しかも今回はフランス語だ...

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【読書録】サイゴンのいちばん長い日

2013-03-25 23:33:20 | 読書録
近藤 紘一 著/文春文庫

これは剣道部の二つ上の先輩のお勧め図書。本当は今年の新年会までに読むはずだったのに、間に合わなかったのは、最初が若干とっつきにくかったから。

サイゴン陥落目前の部分と、著者の思い出の部分が交差し、時点が飛び飛びのなる部分に最初ついて行けずに時間がかかってしまったが、慣れてしまうと一気に読める素晴らしい本だ。

新聞社のサイゴン特派員として赴任し、かつ現地の女性とも結婚もしている著者は、他の大多数の記者のように本国からの脱出命令に従わず、国の失われる瞬間を、赤裸々に書いているのである。

末期症状というのは、読んでいて楽しいものではない。この歳になると、一つのものを読んでも連想するものが多くなり、色々と自分に置き換えて読んでしまうからである。それでも読み続けていられるのは、そうした中にあっても現地の人達がたくましく生きていこうという姿が生き生きと書かれているからである。

私はベトナムについては本当に勉強不足だ。強烈に印象に残っているのは、中学受験の時の塾の教材。過去問の切り貼りがテキストに使われていることが多かったので、アジアの地図が出てきて、まだ北ベトナムと南ベトナムの間に国境線が引かれていたのだ。「この問題は、北ベトナム=ベトナム民主共和国、南ベトナム=ベトナム共和国と答えさせようとした問題だろうが、今は国境線がなくなり、ベトナム社会主義共和国になったんだよ。」と先生がおっしゃった瞬間が忘れられない。

また当時社会科の副教材として読んでいた年鑑のようなものにベトナム戦争現場のショッキングな写真が沢山載っていた。明確に覚えているがそれを書くとこの本の主題と変わってしまうので、あえて書かない。

先輩が薦めるだけの本だ。もっと深いところまで掘り下げた感想文を書こうと思ったが書ききれない。ただ非常に印象的なのは、ベトナムはその歴史的&地形的背景からもともと北と南では相当に気質が違うということだ。サイゴンのある南は非常に豊かでおおらかなのだ。

ちょうど先日の同窓会で、ベトナムのハノイに赴任している剣道部の同期にも状況を聞いてみたのだが、彼もそういう印象を持っており、一つの国になってはいるが北と南はやはり別の国のようなものだと言っていた。

また著者は、本当の年齢もわからない現地の女性と結婚しているが、南では当時年齢など簡単に偽れる状態だったようだ。これも剣道部同期に聞いてみたが、「さぁ~、今はみんなIDを持ってるからね。田舎の方だとわかんないけど。」ということだった。

この本は確かにベトナム戦争における、サイゴン陥落時の状況を書いているけど、戦争以前の状況も分かるし、逆に北の兵士が入ってきた後の状態も書かれており、南は南、北は北の魅力があるようにも思える。北の兵士が入ってきた時、「解放」という表現を使っており、新進気鋭な北の若者達が、外国人記者にも一定の配慮をしつつ、南の体制を立て直そうと努力している様子が描かれ、現地の人達も順応していこうとしている様子が書かれている。最下層の人達は体制が変わろうが逃げることは出来ないので、したたかに生きていくしかない。また現地の中国人が早速に北の体制に衣替えしている様子も描かれている。みんな生きていくために必死だったのだ。

ベトナム戦争についてもっと勉強したい。いずれサイゴンもハノイも訪れてみたい。そんな気になる本だと思う。

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師匠に捧げる曲

2013-03-24 23:33:22 | ただの日記
4年間トランペットを教えてくださった師匠が遠方への引越しで教室を去ることになり、土曜日は最終レッスンだった。

何か送別品でも買っていこうかと思いつつ、ネクタイというのもアレだし・・こういう時に男性に何を買っていったらよいかわからないという基本的なことで逡巡し、結局何も買っていけなかった。

でもきっと師匠なら新しい曲にチャレンジした方が喜んでくれるだろうと確信していた。実際には「師匠に捧げる曲」のつもりだが、そんなことを言うとまた大仰なことになるので、「最後に一曲練習してきました」とか言って吹いたのが、この写真の曲集の後ろの方にある「カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲」。

まぁ急に思いついて吹いただけに、練習不足で万全というわけにはいかなかったが、期待通り、師匠はすごく喜んでくれた。

思い起こせば、当初短期レッスンのつもりで45分×2回のレッスンを申し込んだのだった。何も下知識がない中、「とりあえず吹いてみて」と言われて吹いたら一発で音が鳴ったことに、先生も私も驚愕。調子に乗ってトランペットを自分でも購入したはいいものの、その後音域がなかなか伸ばせずに本当に苦労した。「いやぁ、特にこのごろ貯めていたものがわっと花開いた感じですね」と師匠に言われたことを考えると、師匠も最初は遅いと思っていらしたのかな?

とりあえず記念に、最初の楽器を購入した時のブログ記事を載せておこう。

http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/f2f31d8cefe19d79444d47adad9b0112



レッスンのたびに「今日何をやったか」を師匠が書いてくれたレッスンノート。1回ごとに半ページずつ書きすすんだ40枚つづりのノート。奇しくもあと1枚半を遺すのみとなった。ノートを忘れたこともあったかもしれないが、計算上155回レッスンを受けたことになるんだな。

ロングトーンも大事かもしれないが、タンギングの方が大事だと思うというのが、師匠が最後のレッスンで強調したことだった。私の課題としては、音域によってはまだ探ってしまうところがあるので、すべての音について、音の立ち上がりを一発でバシッと決めることだな。コンクール一次予選突破が当面の目標だ。

4月からは、新任の若い女性の先生になる。どんなレッスンになるか楽しみだな。また頑張っていこう。

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大学卒業25年大同窓会に出てきた

2013-03-23 23:27:50 | ただの日記
やや曇天なれども桜も咲くこのよき日、ホテルニューオータニで開かれた大学卒業25年の大同窓会に行って来た。



1月に体育会だけの同窓会があって、久しぶりの「若き血」と「慶應讃歌」に号泣したのは記憶に新しいが、今日は経済学部のクラスのみんなにも会えるので本当に楽しみにしてきた。ふだん着る服が紳士服かドレスかTシャツかと言う極端なワードローブしかない私も、この日のために、15年くらい前の誰かの結婚式の披露宴に呼ばれたときに買ったタイトスカートにこの身を押し込め、相当にキツイ思いをして会場へ。



会場には、我らが経済学部N組が生んだニュースター、直近の日経小説大賞受賞者、ペンネーム長野慶太君の専用ブースも出来ていて、嬉しかったね。ラスベガスから飛んできた本人は、ひたすらに低い腰で、自らの本を売りつつサインするのに忙しい。



私も3日前にようやく入手したこの本を会場に持っていったら、サインしてもらえた。



見てくれ、この微妙なバランスのビール。1800人余りの人がごった返すこの同窓会。4時半開始のために2時半にはすでに受付が始まっていた。だが同窓会のビールは正式開始前はお預けにつき、ガマンできない飲み助のためにサーバーを背負ってビールとつまみを売ってくれる体育会幹事も登場。だが剣道部連中で一つのテーブルを囲んでいたら、なし崩し的に乾杯は始まってしまい、開始前にすでに酔っ払い状態に。この日のためにタイやベトナムに赴任している仲間も駆けつけてきてくれたのだ。



いよいよ同窓会開始! 塾旗が掲揚され、前回の体育会同窓会では歌わなかった「塾歌」も25年ぶりに歌った。本当に久しぶりなので、思いっきり歌った!



応援指導部もこの日のために学ランを新調したり、シンバルを買ったり、129の縫い取りのあるチアリーディングの衣装も作ったり。先日会ったトランペットの人も、入手したての中古のペットで頑張ってるかな? 全然見えなかったけど。

ラーメン二郎のおやじまで登場する、なかなか良好な演出のもと、無事に同窓会は進行し、お馴染みの「若き血」と「慶應讃歌」も皆で肩を組みながら歌った。

私は大同窓会本会の方は、ずっと剣道部連中と一緒にいて、後夜祭の3分の2は経済学部N組席に、3分の1は剣道部席にいた。こういう定位置がなければ、広い会場の中の大勢の人達と中、久しぶりに会っても一度別れたら二度と会えなくなってしまう。

また塾旗の前での写真撮影というのも相当にごった返したが、無事に予定をこなせた。私はまず剣道部で撮り、おしまいの方に経済学部N組で撮り、席に戻る途中に同じ会社の同期入社組に呼び止められ、そこでもゲリラ的に撮り・・・となかなか楽しかった。

みんな変わってるようで変わってない、いやいや変わってないようで変わってるが、人それぞれなので面白いね。N組席ではこの日のために相当苦労して取りまとめてくれた幹事が、昔の卒業アルバムのコピーを持って来てくれて、懐かしくて何回も見ちゃった。N組は経済学部にしては女子が多くて、女子は私も含め4人。あとは男子だが、今、卒業アルバムをあらためて見ると誰も彼もがイケメンに見える。「N組ってさぁ、こんなにイケメンぞろいだったっけ?」と私が言ったら、みんな嬉しそうだった。

で、剣道部にもそんな奴がいたが、クラスにも卒業アルバムと寸分変わらぬ奴が存在。あまりにも変わらないので彼の顔をまじまじと見ながら、自分の25年間って一体何だったんだろうとか、本当に25年経ったのだろうかとか、とっても変な気分になった。「わかった! きっと老眼だろう!」と勝手に決め付けた。本人は「違うのに」と言いたげだったが。

名残惜しいが、N組席と別れて、ちょっと場所の離れた体育会部屋で、剣道部席に行った。まるで雰囲気が違ってて、猛烈にくつろいでる感じなのが面白かった。N組席に行く前にここに立ち寄った時、「俺たちはここにいるから、ちゃんと戻ってこいよ」と主将に言われていたが、その通りに戻って良かった。最後には部ごとに呼ばれて中央の台に行って、一気飲み。我々の学生時代は、悪名高き一気飲み全盛時代。でも今は年寄りなので、ジョッキじゃなくて普通のコップ1杯のビールだから楽勝だけどね。剣道部連中と一緒に一気飲み出来て嬉しかったよ。

かくして卒業25年大同窓会は楽しく幕を閉じた。あと25年経ったらまた同じような会があるという話なんだが、絶対生き残ってやると思った。

・・・っていうか、その前にまたみんなで会おうぜ。

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竹生島拝観銘茶:観音昆布茶

2013-03-22 23:07:30 | 食いしん坊レビュー
いやぁ、よく引っ張りますね・・竹生島の話題。いよいよ大詰めです。

これは船着場近くのお土産屋さんで買った粋な昆布茶。



小袋が8個入っています。8杯楽しめるようで。



器に入れた段階では、昆布は三角形に折りたたまれています。



熱湯を注ぐとだんだん開いてきます。



おおっ、確かに観音様が浮かび上がっています。パッケージの表紙に描かれた絵と比べると若干粗く、白黒が反転していますが、壁画っぽいイイ味が出てますね。昆布に描かれているところ自体がすごいじゃありませんか。

観音様は本来は男性なので、この広く分厚い肩幅にも安心感が漂っています。

昆布茶としてのお味もなかなかよろしいようで。ほんのり梅風味。紫蘇と抹茶も少し加えてあって、上品なお味です。

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竹生島の弁天様のお守り

2013-03-21 23:17:04 | 禁断のオカルト部屋
先日も書いたが、竹生島の宝厳寺でお守りを買うと、それぞれ弁天堂と観音堂ご本尊である弁財天と観世音が並んで書かれた袋に入ってくる。

つくづく不思議だなぁと思うのだが、この島ならではのことかもしれないね。

弁天様はもともとはヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーであり、現地では琵琶ではなくヴィーナを持っているのだが、仏教の守護神である天部という位置づけで仏教に取り込まれた。なので、若い頃から弁天=仏教というイメージを持って見ていたのだが、あらためて調べてみると、日本に渡ってきたから「財宝神」としての性格が加わったり、宗像三女神の一柱である市杵嶋姫命(いちきしまひめ)と同一視されたりと、色々性格が変わっているようである。本来、仏教の尊格であるが、日本では神道の神とも見なされ、明治の神仏分離の際に多くは神社となったのだという。

だとすると、弁天様がお寺さんに属している竹生島は全国レベルではむしろ少数派になるのかぁ。でも、弁天堂へお参りする時に鳥居をくぐったよなぁ。

あまり今まで考えずに来たが、私が慣れ親しんでいる弁天様だと

 上野の不忍池の弁天堂 → 寛永寺
 江ノ島の弁天様    → 江ノ島神社
 鎌倉の銭洗弁天    → 宇賀福神社

だった。なるほど。ちなみに、日本三大弁天のうち、私が行ったことのない広島の宮島の弁天様は大願寺に属するという。へ、お寺さんなんだ。厳島神社じゃなくて。

ということで、猛烈に余談が多くなったが、本題は竹生島で買ったお守りについて。



ご本尊は見れないので、琵琶を持っているお姿なのかどうかはわからないが、日本で弁天様といえば琵琶。私は琵琶のお守りを目にするとどうも避けて通れないので、ここでも買ってしまった。



レンズを見ると白馬の上に座して琵琶を抱えた弁天様が見える。ご本尊は立像だと聞くので、多分このお姿とも違うんだろうが、弁天様のお姿というのは、琵琶を抱えていても、武器を持っていても、凛々しくも神々しく、見る者を癒してくださるなぁと思う次第である。



もう一つ、密教法具の法輪型のお守りもある。弁天様がここではお寺さんであることの象徴かなぁ。

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竹生島名物:弁天焼

2013-03-20 23:06:47 | 食いしん坊レビュー
竹生島で買ったお土産。



生姜風味の甘い瓦煎餅のようなお菓子。なかなか爽やかな味なんで好評だったし、パッケージに弁天様が描かれているので、心が和むねぇ。

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もろこ醤油煮

2013-03-19 23:16:34 | 食いしん坊レビュー
竹生島のお土産屋さんで買って来た、もろこ醤油煮、さっそく食べちゃった。



大津では塩焼きを食べたが、これは砂糖と醤油で甘辛く煮たもの。



世に甘辛く煮た、美味しい魚は多いけれど、これは本当に美味しいなぁ。味だけでなく、歯ごたえがちょうど良いのが、たまらなくよい。ごはん一膳なのに、ひとパックをあっという間に完食。

ブラックバスのせいで、琵琶湖のこんなに美味しい魚が稀少になってきてしまっているのは本当に悔しいことだなぁ。

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ヤドリギ

2013-03-18 23:32:35 | お散歩・植物観察
ああ、今日で連続休暇が終わるというのに、たかが2泊3日の行き当たりバッタリ旅行の記録が書ききれずにいる。かといえ日々のブログの更新もしなきゃいけないし・・。

ランダムにUPしつつも極力時系列に並べたかったが、一部はみ出るネタも出てくるのはご容赦願いたい。

さてこれは最終日に滋賀大から彦根城お堀を回って、彦根駅に出ようとしている時のこと。もう足も棒だし、時間もないし・・という時に、相変わらずこんなことが気になってスマホカメラを向けている。

あの木の枝にボンボンみたいなのがいっぱいついてるやつって、きっとヤドリギだよね。



だって、同じ木でもボンボンがやたらついてる奴と、全然ついてない奴があるもん。右側の木は随分宿られちゃってるネェ。



最大限拡大してみたのがコレ。お堀の向こうだし、スマホカメラなんでコレが限界だけど、何だかすごいネェ。

ヤドリギって、落葉樹の木に寄生し、その幹から養分などを吸い取って生息しているが、冬は落葉しているだけに、その存在が目立つのだろう。

寄生されてるなどというと聞こえは悪いが、ヨーロッパではヤドリギは生命力の象徴として縁起がいいとさえ言われているので、別に放っておいて構わないんだろう。

昔英語の教科書で、クリスマスにヤドリギの下でキスをする話が載ってて、甘酸っぱい気分になったことを思い出した。

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山茱萸 (さんしゅゆ)

2013-03-17 23:57:08 | お散歩・植物観察
彦根城博物館のお庭で、輝くように綺麗な黄色の花を見た。



昔おばあちゃんちでよく食べさせてもらった新潟銘菓の「ゆか里」というお菓子のことを思い出した。黄色い柚子風味の金平糖をすごく小さくしたようなつぶつぶのお菓子で、そのまま食べたり、お湯を注いで飲んだりするのである。もう何十年も食べていないんじゃないかな。



ありがたいことに、木の幹にちゃんとこの花の名前の札が掛かってたんで、調べるのに苦労せずにすんだ。

山茱萸 (さんしゅゆ)別名:春黄金花(はるこがねばな)ともいい、水木科の植物だ。「茱萸」はグミのことで、秋にはグミのような赤い楕円形の実がなる。「やまぐみ」とも呼ばれるのでそっちの方が聞いたことがあるなぁ。実(正確には偽果
は渋くて生食には向かないそうだが、強精、止血、解熱作用がある生薬として、八味地黄丸などの漢方薬に使われているという。

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