さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ベトナム:統一会堂(2)~旗~

2013-08-31 22:48:20 | ただの日記
今はない、失われた国の国旗を見ると、何とも形容しがたい、いたたまれない気分になる。

どういう国であったにせよ、その旗の下で多くの血と汗と涙が流され、多くの人が消えていったにも関わらず、その旗自体が消滅してしまったとしたら、消えていった人々の思いはいずこに・・・・。

☆ ☆ ☆

統一会堂の中に入ってすぐ、ベトナム戦争の悲惨さを伝える写真を沢山展示した資料室がある。


例えば枯葉剤を散布されたあとのジャングルの写真。枯葉剤を散布されると空がオレンジ色になる。みんな何だろうと思って外へ出た。30分間は何でもなかった。だが・・・。

そんな話を聞きながら展示物めぐりをしていると、黄色と赤の折りたたまれた布を格納するガラスケースの前に出た。「これは昔の南ベトナムの旗です。」

折りたたまれたままだと、どんな国旗だったのか全然分からないので、ウィキメディアコモンズの画像を取ってきて並べてみよう。


黄色い地に赤い横線が三本入っているのが、昔の南ベトナムの旗だ(黄色旗)。南ベトナムと一口に言うが、第二次大戦後に阮朝最後の皇帝バオ・ダイを元首として擁立したフランスの傀儡国家であるベトナム国と、1955年にベトナム国に取って代わったアメリカの後ろ盾により成立したベトナム共和国があるが、その間ずっと使われていた国旗だ。

逆に右側にあるのが、北ベトナム(ベトナム民主共和国)時代からベトナム社会主義共和国となった現在まで使われている、赤地に黄色い☆の旗(金星紅旗)であり、統一会堂の敷地内にも沢山掲げられている。

下にある、下半分が青い旗は何かというと、「ベトコン」という呼び名で知られた反米組織「南ベトナム解放民族戦線」の旗だ。ずっと誤解していたのだが、1975年4月30日のサイゴン陥落によりベトナム共和国は消滅したが、その後にすぐ南北が統一されてベトナム社会主義共和国になったのではなく、1975年4月30日から1976年7月2日まではベトコン等により結成された臨時政府により統治された南ベトナム共和国が存在し、ベトコンと同じ旗を国旗に使っていたのだ。


そのベトコン~南ベトナム共和国時代の旗は、少し拡げられた状態で展示されていた。青い色は随分と色褪せてほとんど白くなってしまっている。何故全部赤地にしなかったのかというと、下半分がまだ平和ではないという状態を表しているのだと、ガイドさんが言っていた。

ベトコンの旗は拡げられているのに、南ベトナムの黄色旗は何故折りたたまれているのかな? 拡げてしまうことで再び意味を持ってしまうことを怖れているんじゃないだろうか・・と私は推測する。かつて国旗であったものは、ある種の力を持っているものだから。

実はまだ黄色旗は完全になくなったわけではないようなのである。現在のベトナム国内では黄色旗の掲揚は法律で禁止されているが、アメリカ・カリフォルニア州にある南ベトナムの亡命政府「自由ベトナム臨時政府」等、まだ黄色旗を使う勢力は存在しているという。昔の国旗を畳んだ状態で展示していること自体に、様々な思いがこめられているという気がしてならない。

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ベトナム:統一会堂(1)~柵と戦車・ヘリコプター~

2013-08-30 23:15:16 | ただの日記
今回のベトナム旅行で、一番最初に訪れたのが、この統一会堂だ。だが一番重い意味を持つ場所でもあり、どう書いたらよいのか思いあぐねているうちに今日になってしまった。

ここで印象に残っているものがいくつかあるので、何回かに分けて書いてみようと思う。

まずこの建物だが、今は統一会堂と呼ばれているが、1975年のベトナム戦争終結までは南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領府及び官邸とされ使用されたところだ。

私は何故、素直に撮らずにフェンス越しに写真を撮ってみたのか・・・そうそう、1975年のサイゴン陥落の折には、北ベトナム軍の戦車がフェンスを破り、ここに突入したのだ。


その当時のソ連製の戦車が敷地内で展示されている。ほら、写真上の木陰に2台見える。


拡大してみるとこうだ。「中戦車T-54」と呼ばれるそうな。


これが3階のヘリポートにあったヘリコプター。アメリカ製UH1機。ガイドさんは、大統領が逃亡に使ったヘリコプターと同型のものだと言っていたが、英語の立札を見る限り、チュー大統領が視察に使ったもののコピーだとある。

いずれにせよ、私はヘリコプターをこんな近くで見るのは初めてかもしれない。戦時中だけに、ヘリもこんな風に迷彩柄をつけていたのか。

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ベトナム伝統芸能:水上人形劇

2013-08-29 23:15:28 | ただの日記
今日はベトナムで見た、水上人形劇について書いてみます。


巨大で不恰好な人形が並ぶ館に入っていきます。


メコン川やサイゴン川のように濁った水が敷かれた回りに、いかにも中国風な建物が建っています。


回りには楽団員がいます。こちらは向かって左。


こちらは向かって右側の楽団員。


演目はすべてベトナム語なため分かりづらいですが、正直言って何となく微妙なものが多かったです。


最後に人形を操っていたお兄さん達が出てきました。このお兄さん達、可愛くてなかなか爽やかでした。

水中で人形を操っているので、それなりの難度の高い芸能だと思うのですが、その大変さがあまり伝わってこなかったのが残念です。



音楽の感じを分かっていただくために、短い動画を撮りました。ほとんど中国音楽ですね。

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【グロ注意】ホヴィロン体験

2013-08-28 23:53:17 | 食いしん坊レビュー
ついにこれについて書く時が来てしまったか。今回のベトナム旅行の目的の一つでもあるので、是非ともアップしたい事項ではあるのだが、賛否両論あることだろうから慎重に書かねば。(画像は希望者のみ見れるように、本文には直接張らずにリンク先へ誘導する形にしました。)

食べ物の恨みは一生・・・と言う言葉がある。食べたいものを食べさせてもらえなかった体験というのは本当に何十年も覚えているものだなぁと、つくづく思う。同じように、食べ物について嫌な事を言われたり、馬鹿にされたりした経験も何十年も忘れないものだ。誰がどういうシチュエーションでどう言ったか、すべてしっかり覚えている。

私はアメリカで「日本人は海苔を食べる」ということで馬鹿にされたことがある。納豆や刺身について言われるならともかく、海苔ごときで。本当に腹が立ったし、一生忘れられない出来事である。みんなが馬鹿にする中、韓国の男の子が、僕達も食べます・・と言って私が作ったおにぎりを喜んで食べてくれたことも忘れないぞ。私はこの時から他文化圏の人の食事を自分は決して馬鹿にしないこと、畏敬の念を持って喜んで食べようということを心に誓ったのだ。

もう一つ思っていることがある。自分にとって新しい食べ物を食べられるかということは、新しい考え方を受け入れられるかどうかということに、かなりリンクするのではないかと、私は経験上思っている。どんなに歳をとっても、新しい考え方を冷静に受け入れることが出来る柔らかい頭でいたいと思うからこそ、食べ物についても常にチャレンジャーでありたいと思っているのだ。

上記2点から、東南アジアの人達が喜んで食べているものであり、かつお腹を壊すものでもないものを、私が食べない理由はないのである。

さて本題に移ると、今回食べたものは
ベトナムではホヴィロン(ホッヴィッロン)
フィリピンではバロット(バロッ)
と呼ばれる食べ物。

結論から言うと
1.今まで私が食べた鳥肉料理の中で、最も美味しいものである。
2.デザートを除く卵料理の中で比べても、ピータンに次いで2番目に美味しい食べ物だと思う。
3.私の人生の中で食べたおかずの中で、美味さベスト10には楽に入る食品である。
4.ちなみに今回のベトナム旅行中に食べた物の中で最も美味しいものである。
5.まるで料亭か高級レストランの食べ物に匹敵する美味さである。
と言うことが出来る。

では何なのかというと「孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵」である。塩コショウにライムを搾った調味料をちょっとつけて、普通にスプーンで食べる。

画像を見るとグロいかもしれないが、アヒルの卵は小さいので、そんなに気にならない。エビの甲羅からエビミソを箸で取り出す行為の方がよほどグロいと私は考えるが・・・。

卵を食べたというよりも、肉料理を食べたという気になるものであり、肉は極めて柔らかく、味もよく染みていて美味い。鳥肉料理に乏しい潤いやコクといったものを、卵の中に残った卵黄が補ってくれる。

旨味が濃厚で、これを二つ食べたらあとの料理はいらないと思うほどすばらしく美味しかった。実はこのあと普通の鶏肉料理が出てきたんだが、美味さの違いは歴然。何もこのホヴィロンにはかなわなかった。

ちなみにこれはツアーの食事には入っていないので、私だけの特別メニューとしてガイドさんが買ってきてくれたものだ。他のツアーメンバーから「私も食べたい」等の声が出なかったのは残念であるが、勇気を出して、私が食べてる写真を撮ってくださった方もいらして、感謝感謝である。

一応参考に、リンクとして画像を載せておこう。

▼殻を割ったところ(グロ画像注意)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/44/b65c587ef257022ca3a81fff3c37ca7a.jpg

▼食べ進んだところ(グロ画像注意)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6b/1104ab6213a248af3aeb4be7f272003f.jpg

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ドラゴンフルーツ

2013-08-27 23:14:04 | お散歩・植物観察
ドラゴンフルーツについては、以前当ブログでも、「食いしん坊レビュー」コーナーに掲載したことがあります。

▼ドラゴンフルーツを食べる!
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/f7d3e798e1366fdb7c3dbd8586ec63e0

今回のベトナム旅行(ミトー)で初めて、実際に生っている所を見ることが出来たので、その様子をUPします。



ドラゴンフルーツを初めて食べたのは確かカンボジア旅行においてでしたが、その時は、

ドラゴンフルーツ=サボテン=月下美人の近種

という図式は頭の中で出来上がっていませんでした。

しかしこうしてみると、ドラゴンフルーツ=サボテンまでは実感できます。

残念ながら今回は花を観察できませんでしたが、

ドラゴンフルーツ=月下美人の近種

の部分もいずれ実感してみたいものです。

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ニッパヤシ

2013-08-26 23:29:03 | お散歩・植物観察
これは、ベトナムのミトー観光で、メコン川の中の島の中で見たヤシ科植物。

水中から直接葉がでているように見えるこのヤシ科植物がうっそうと繁る中を、小船でクルージングしてジャングルクルーズ気分を味わった件については、当ブログにも掲載済だが、今日はこのニッパヤシという植物にスポットを当ててみたい。

ヤシ科をこよなく愛する私も、残念ながらこの植物については名前すら知らず、大いに勉強不足なのであるが、日本でも西表島へ行けば生えているらしい。熱帯の干潟など潮間帯に育ち、マングローブを構成する植物の一つである。



大変目立たないが、根元の方に茶色い実が見える。



この実、持ってみると意外に大きく、果実の集合体から一つを剥がしてみると、1つ1つの実が手の平くらいあることが分かる。



堅い殻を壊して中を取り出したのがこの白いもの。ライチの中身というか、ナタデココのようなおいしそうな色をしているが、まさにこの部分はデザートとして食されるらしい。残念ながらベトナムにいる間に食べる機会はなかったが、いずれ食べてみたいものである。

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オペレッタのワークショップに参加して来ました!

2013-08-25 23:29:25 | ただの日記
今日は、江古田の武蔵野音大で、二期会オペレッタ研究会さん主催のワークショップに初めて参加してきた。

武蔵野音大は、二十代の頃、わざわざ会社を休んでここの楽器博物館に行ったこともある思い出の場所。自分の勉強用限定ということで、頼み込んで楽器のスケッチまでさせていただいたのだ。その時のスケッチはまだ本棚に保存してある。確か私がその日の最初の客ということで、私が展示室に入るのに合わせて、ディスク式のオルゴールで「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲をかけていただいたな。どちらかというと民族楽器について学びたくて行ったのに、西洋楽器の様々な試行錯誤的な作品に衝撃を受けたなぁ。f字孔から金属のベルがついているバイオリンとか、ステッキをパカッと開けると細いバイオリンが仕込んであるステッキバイオリンとか・・・。

思い出はさておき、そういう資料館やホールではなく、音大の普通の教室に足を踏み入れて、何らかの講義を受けるなんていうのは生まれて初めてなのでビビリまくり。あぁ~練習室がずらっと並んでいて、羨まし~い。

午前の部の受講生は6人で、3人ずつに分かれて「歌のレッスン」と「オペレッタの歴史と簡単な踊りのステップ練習」の講義を受けた。だがレッスン開始前にいきなり試聴会というのがあり、何と私がトップバッターで歌うことになってしまった。実はここ一両日クーラーをガンガン浴びながらブログを書いていたせいで喉が本調子ではないんだが、とりあえず準備してきた「こうもり」のチャールダーシュを歌ってみた。伴奏の先生とは初回合わせなのに、歌いやすくてノリノリで、歌ってて楽しかった。続いて他の生徒さんが試聴会で歌われるのを聴いて衝撃を受けた。みんな若々しく、落ち着いていて、発音が聴き取りやすく、ハイFを楽に出される音大大学院生の方もおられるし、自分は場違いなところに来てしまったかなと、恐縮しまくり。さらに、自分が他の方が歌っておられる曲を、「春の声」以外は全然知らないという事実にも衝撃を受けまくり。

試聴会が終わった後に、各人の課題を踏まえて、ヨーロッパでご活躍中の先生にみんなの前でレッスンいただけるのであるが、私の第一の課題は、予想通りドイツ語の子音の発音。出そう出そうとしてかえってクリアに聞こえていないのは、顔や舌に無駄な力が入っているのと、十分に前に出せていないことが原因のようだ。その他、身体でタクトを取らない、ゆらさないなど、バイオリンや指揮でも注意されてて、ずっと出来ていないことも改めて指摘を受ける。高いB♭の音に跳躍する前に、息を吸いながらあくびをする感じで力を抜き、顔や首周りを開ける練習などもやった。色々あるにはあるが、総じて結構歌えていると言っていただけたのには勇気づけられた。

また「歌っている時の視線の使い方」の話も目から鱗だった。チャールダーシュは前半と後半でガラッと雰囲気を変える必要があるが、後半は誰かに視線を定めて挑発するような歌い方がよいというのだ。やってみるとかなり照れくさい。私は歌の本番の時は、お客さんの顔をよく見て歌っているが、結構色んな人の顔に視線を移してしまうのが常で、もしかしたら客席から見るとキョロキョロしているように見えるかもしれない。時には誰かに視線を定める等、視覚的な効果もよく考えなければいけないなと思った。

後半は別教室に移って「オペレッタの歴史」の話と、簡単なダンスレッスン。先ほどの前半はかなり打ちひしがれ状態だったが、後半は楽しくて楽しくて、時の経つのを忘れるほどだった。オペレッタには「お芝居」「歌」「踊り」の要素がすべて必要であるということは何となく分かってはいても、逆にオペレッタ経験を積むと猛烈な武器になるという点はあまり認識していなかった。ベームもカラヤンも、クライバーもフルトヴェングラーもメストも、若い頃オペレッタを振っており、そこを通過してきた音楽家だということだ。そういう観点で考えると大変面白いなと思った。

ダンスレッスンの方は、本当に基本中の基本しかやらなかったものの、オペラの舞台に何度か立っていながら未だにちゃんとした礼が出来ない私にとっては本当に有意義なレッスンだった。オペレッタをやるにはヨハン・シュトラウス2世のワルツは必ず体の中に入っていなきゃいけないとのこと。ワルツの音楽に合わせて、足と手を開きながら体重移動させるような簡単な動きでも、膝の軌跡はV字形ではなくて、U字形に滑らかに・・私の脳裏に、指揮法の平均運動や太極拳の運足など今までにやってきたことがこのレッスンと結びついてハジけた!

ずっと踊ってたかったけど、残念ながら楽しい時間は終わり。午後は職場合唱団のマタイ練習→夜は声楽レッスン後にカラオケBOXでトランペット自主練・・・と結局一日中音楽三昧。
コメント (2)
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サイゴン スペシャル(ベトナム)

2013-08-24 23:03:49 | 飲めない奴のビール探訪
短い滞在でしたが、ベトナムでもビールをいくつか飲みました。

これは最後の夜に飲んだ、サイゴンスペシャルというピルスナータイプのビール。アルコール度数5% 副原料は一切使用せず、ヨーロッパやオーストラリアなどから輸入したモルトを100%使用し、高級レストランをターゲットに発売されたビールとのことです。



一口飲んで、これは美味いと思いました。

キレがよく、爽やかで、クリアな味です。

私はライトなビールはあまり好きではありませんが、このビールは軽すぎずにバランスが取れているところが良いですね。

アジアのビールも欧米のビールに負けず劣らず素晴らしいですね。私にとってもベトナム最後の夜にふさわしいビールでした。

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京成:AE形「新スカイライナー」を撮る!

2013-08-23 10:34:27 | 鉄への道?
短いけれど濃かったベトナム旅行から無事帰国しました。

ブログの更新が全然間に合ってないのですが、旅行中の出来事については、これからも頑張って書いていこうと思います。バックデイトで差し込む記事も相応に出てくるのではないかと思います。

で、私の住まいは成田からスカイライナーに乗るほどの距離でもないので、今回も普通の京成本線に乗って帰宅しましたが、空港第2ビル駅にて、念願のスカイライナー新型車両(山本寛斎氏デザイン)をカメラに収めることが出来ました。


↑こっちが先頭車両で、


↑こっちは最後尾。ランプの点き方で随分印象が変わる車両ですね。もちろん先頭車両の方が電車の顔としてのバランスが取れていて、正面のライトがダイヤモンドのように神々しくみえます。やや爬虫類系の顔ですけどね。


側面・・ちょっとボケてしまいましたが、スカイライナーの表示も入ってます。


こちらは、新型スカイラーナーと同時期に成田空港線(成田スカイアクセス)用通勤車として導入された3000形7次車(3050形)。こっちの当ブログへの掲載もまだだったので、載せておきましょう。


▼旧スカイライナー車両(AE100形)についてはこちら
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/1c3e311439431db4759388303b4065b8

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メコン川・ミトー観光(4)~風船餅とエレファントフィッシュ

2013-08-22 12:36:47 | 食いしん坊レビュー
メコン川・ミトー観光の締めくくりは、さっき見たエレファントフィッシュを昼食にいただくこと。


皇太子殿下も来られたという有名店。上の方に写真が見える。実にベトナムらしきたたずまいのお店。


色んな魚が水槽に飼われているところなんかも怪しげ。魚を水槽に飼ってる鮮魚レストランなんて日本にも沢山あるのに、何故に怪しく見えるのだろう。色んなのがずらっと並んでるからかな?


これは風船餅を作っているところ。油で揚げ炒めしているうちにプクーっと膨らんでくるらしい。


折角膨らませたのに、食べる前に切っちゃうんだぜ。食べてみるとほんのり甘いお餅だ。デザートとして食べるのでなく、前菜としてお餅を食べるのって面白いね。


さて、本命のエレファントフィッシュだが、まずは生きている時の姿を再掲。先般、「無愛想な魚」として紹介した魚だけど、メコン川に住んでて、大ぶりのお世辞にも可愛いとはいえない魚だ。しかしどこが象に似てるのだろう。日本語に訳すと象耳魚を呼ばれる。ガイドさんによるとこの魚の泳ぎ方がゆらゆらとしていて、象の耳のゆらゆらした感じに似てるからだというのだ。残念ながらそのように泳いでいる姿を拝むことは出来なかった。この姿からヒントなしに象を連想するのは難しい。まぁ色は似てるっちゃ似てるんだが。


この魚、生きてる時も無愛想だったが、油で揚げられてさらに無愛想さが増した感じ。しかも日本の普通のお頭つきのように寝た状態で出てくるのではなく、背びれが直立した立った状態で皿に乗ってくる。さてこのデカイ魚をどうやって食べるんだろうと迷っていたら、店員さんが来て、食べ方を教えてくれた。店員さん、背中をひっつかんで肉をむしりとった。なるほど、だから立った状態で出てくるのか。


ライスペーパーの上に生野菜を乗せ、さらにむしり取ったエレファントフィッシュの肉を載せて巻いて、ヌックマム(魚醤)等をつけて食べる。ベトナムで生野菜食べるなって言うの無理だよな・・と思うくらい、いつも巻く材料として生野菜が出てくるが、ことこのエレファントフィッシュの食べ方としては非常に合理的な気がする。なぜならこの魚の肉は若干パサパサしているからだ。野菜の水分と合わせて食べるとちょうど良い感じだ。

ところでこのエレファントフィッシュ、やはりデカくて食べても食べても肉がある感じ。ミトー観光はお母さんと中2の息子さんの組、若い男女の組、私という5人のツアー客で構成されていたが、食べ盛りの中2男子と大の男がいる割りにみんな食べない食べない。ハチミツ店でのドライフルーツも、果樹園でのフルーツの試食も、みんなが食べないものだから、残しちゃ悪いと思った私がすべて残りを平らげてきたのだ。しかもみんな2人で1匹のエレファントフィッシュをあてがわれているのに、私だけ1人で1匹よ。でもさぁ~、生きてる時も無愛想で、揚げられても無愛想に見える魚見てると、ちゃんと食べてあげないと可愛そうに思えて、フルーツで膨れたお腹に一生懸命詰め込んだ。結局この昼食を完食したのって私だけよ。ほとんどエレファントフィッシュ残しちゃったペアもいて・・・ああ可愛そ。

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メコン川・ミトー観光(3)~小船に乗ってジャングルクルーズ

2013-08-22 12:30:09 | ただの日記
フルーツを沢山試食して、昼食前なのにお腹いっぱいになったあと、ちょっとしたワクワク体験が待っていた。



こんな小さい手漕ぎ舟に乗って、島の周りを回るのだ。ステレオタイプな見方かもしれないが、今回のベトナム旅行の中で、ここが最もベトナムらしいような気がするのである。



3人ずつ分乗して小船に乗るのだが、船のへりに足を掛けてはいけない。船の真ん中の板を狙って足を着くのだ。一人ずつ注意深く乗っていく。



しっかり腰を落ち着けたら、黄色い手すりをつかむ。これでいよいよジャングルクルーズ開始だ。



向こうからも船が来るから、時折渋滞するが、そんなのはお構いなし。赤い服を着た漕ぎ手のお姉さんの脚、極細! 二つ折りにして、ちょうど私の脚の太さに達するかな。細いけど毎日こんなに漕いでるんだから、身体強いんだろうなぁ。日に焼けてるけど目鼻立ちの整った美人だ。



この、水中から直接葉が出ているように見えるヤシ科植物はニッパヤシと呼ばれる植物。茶色い水の中、ニッパヤシの生い茂る様はまさにジャングル。ゾウさんもワニも、何も登場しないけれど、ディズニーランドのジャングルクルーズなんかより数段ワクワクする。何せこっちは本物だもんね。浅い水に敷かれたレールの上を走る船じゃなくて、縁に体重かけたら転覆しちゃうかもしれない船だもんね。この歳でこんな経験ができると思わなかったよ。



一応短い動画にも撮ったので、ご関心をお持ちの方は雰囲気を味わってみてください。



さて、いつしか細い水路を抜けると、さっき乗ってきた小さい動力船が待っていた。手漕ぎ船のお姉さんとは手を振ってお別れ。全然お話も何も出来なかったけど、感じのイイお姉さんだったな。



河岸の船着場に着いて、動力船ともお別れ。ちょっと寂しい。

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メコン川・ミトー観光(2)~フルーツとハチミツの島

2013-08-22 12:17:45 | ただの日記
船から下りると、そこはヤシの木や龍眼の木が生い茂る、いかにも南国な島だった。



民家はヤシの木や葉で出来ている。



ベッドなどはなく、ハンモックで寝るとか。



島の大事な特産品はハチミツ。龍眼の花を蜜を沢山集めてきている。



蜂の群がる中に指を突っ込んで、ハチミツを舐めさせてもらう。粘度が少なく、さらっとした感じのハチミツだ。蜂達は大人しく、巣に指を突っこまれても全然騒がない。



大人しいのは蜂だけじゃなくて、蛇も大人しかったりする。肩の上を這わせてもらうと、ひんやりと冷たくて気持ちよかった。私は巳年生まれなので、安全な蛇なら大好き。でも他の人はそうじゃないみたい。私以外の女の人はキャーキャー言ってばかりで触りもしなかった。



蜂蜜入りのお茶とドライフルーツでティータイム。



ハチミツに金柑を搾り、プロポリスの顆粒を入れて、お茶を注いだもの。大変美味しかった。ベトナムの乾季は風邪を引きやすいので、このようなものを飲んで喉を守るのだ。



この瓶の中に入っているのが、プロポリスの顆粒。



次に、ローヤルゼリーが出てきた。



ローヤルゼリーをスプーンにちょっとすくって、ハチミツをちょっと足したものを試食させてもらった。ローヤルゼリーもこうやって食べると美味しいね。このロイヤルゼリー6瓶とハチミツペットボトル1本で5千円だった。毎朝ハチミツを舐めることが習慣になっている私、この質の良さと値段にぐっと来て、買ってしまった。



さて次はココナッツの加工場に行く。



白い部分、私の大好物。削りたてのものをワサビ醤油やからし醤油で食べると美味しいんだという話をガイドさんにしたが、理解してもらえなかった。



ココナッツミルクを絞ったあとのもの。



攪拌してキャラメルを作っている。



ぶれちゃったけど、出来立てホヤホヤの、まだ暖かいキャラメル。すごく美味しかった。



キャラメルをキューっと延ばしている。



女の人達が手作業で袋詰めしている。



フルーツの試食タイム。左手前から反時計回りに、パイナップル→ザボン→マンゴー→パパイヤ→龍眼だ。お好みで、塩とトウガラシを合わせたものをちょっとつけて食べる。ザボンにつけると結構美味しいと思った。同行の他のお客さんが全然食べないので、私にとってはフルーツ食べ放題状態に!



龍眼は乾燥したものであれば、日本でも漢方食材屋でよく見るが、生のものは初めて。ライチに似ているが、食べられる部分は少ない。でも甘みは強いので、食べかすにミツバチが寄ってくる。食べかすに残った汁がハチに集められて、ハチミツになるならよいではないか、と暖かく見守っていた。



当たりにはリスもいて、のどかな雰囲気。楽団が来て、歌を歌ってくれる。当然お金の寄付も要求される。金銭的にとても豊かとは思えない島の生活、少しでも足しにしてもらいたくて、駕籠にお札を入れてきた。



無愛想な顔をしたエレファントフィッシュ。

別場所で昼食にいただくことになっているが、君はもう少し長くここで生きていてくれ~。

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メコン川・ミトー観光(1)~茶色い川の水に揺られて

2013-08-22 10:56:53 | ただの日記
ホーチミンから車で2時間ほど行ったところにミトーという町があり、そこでメコン川クルーズを楽しんだ。

ホーチミンは綺麗だけど、どちらかというと都会。ミトーは田舎で、どちらかというとこちらの方が自分の脳裏にあるベトナムに近い気がする。短期間の滞在で都会のベトナムと田舎のベトナムを両方味わえたのはラッキーだったと思う。



こんなような道を車で2時間ほど行く。沿道には時折実がたわわになったココヤシの木が葉をそよがせている。



メコン川の船着場。いやぁ、川の水の茶色さにあらためてびっくりだが、これは汚い水なのではなく、肥沃な土を運んでいる水なのだ。肥沃なメコン川のお陰で南部ベトナムは果物を始め、作物が豊富に獲れるのだ・・・と聞くと、この茶色い水が大変神聖なものに見えてくる。ちなみに夜は緑色がかった色に見えるそうだ。



さてこれからメコン川を渡るのだが、船の床はスキマが目立つ。



隣の船がこんなに近づいてきてもお構いなしだ。



一応、救命胴衣は積んである。



船にも霊魂が宿ると考えられており、こちらの船には目が描かれている。



たまにこんなにデカイ船がいて、ちょっとパイレーツ・オブ・カリビアン気分になる。



メコン川内のもっとも大きい島、ハチミツとフルーツであふれた島に到着だ。プ~ん、とドリアンの香り。

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ベンタイン市場

2013-08-21 12:18:06 | ただの日記
この市場は、今回のベトナム旅行で、私が唯一、手も足も出なかったところだ。

滞在初日の午前中だとまだ現地の雰囲気に慣れていないし、現地での買い物経験も乏しい。そんな中で、いきなり市場の濃い空気に当たると、ほんとに何を買ったらよいのか分からない。

しかもガイドさんが「扇子売りの女の子はスリです」とか「パジャマのオバサンもスリ軍団です」とか「この通りを曲がったところにあるカバン屋さんはあまりよいお店ではありません」とか色々注意されると、この市場の中を歩くのすら怖くなってくる。

実際、歩いてみると、女の子が私の腕を露骨に引っ張って、ものを買わせようとする店がいくつかある。まさに文字通りの客引きだなと笑ってしまう。どうやらこの国の人は腕に触るのが好きなのかもしれない。実はガイドさんも良く私の腕に自分の腕を絡ませてくるのである。もしかしたら私自身が触られやすいのかもしれない。日本でも、混んだ電車に知らないおばさんが乗ろうとして、先に乗っていた私の腕につかまってきたことがあるからね。私の腕は手すり代わり?

もう2~3日滞在したら、こういうところで買う勇気が起きるかもしれないけど、とりあえず今回は写真を撮っただけ。市場の雰囲気は台湾で見たものにやや似ているけど、やはり少し違うネェ。いろんな国の市場を見るのは勉強になる。


うず高く積まれたフルーツ。やはり目玉はドリアンか。特に臭い匂いはしない。


右側のカリフラワーみたいな果物って何だろう。多分バンレイシ科の植物で釈迦頭と呼ばれるものではないかと思うのだが。


海産物をこんな日の当たる場所に置いといて、悪くならないかしらってちょっと心配。


あまりにカニが見事なので、別の角度からも撮ってみた。


ガイドさんと記念撮影。綺麗で可愛い人なのに、私と写るときは決まっておどけたへんな顔をするのだ。一人旅参加の私はこの人にお世話になりっぱなし。ものすごくノリのよい方で、バスの中でテレサテンの歌を歌ったり、ホテルでピアノを弾いたりしてくれた。

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シクロ(人力車/自転車タクシー)乗車体験

2013-08-21 12:15:34 | ただの日記
ひと通り、歴史的建造物を回った後は、シクロという人力車の乗車体験。

人力車といっても前が二輪、後ろが1輪の自転車タイプのもの。数人のツアーだからできる体験なのかもしれないが、ガイドさんがまとめてお金を払ってくださり、我々はそれぞれのシクロに分乗して、10分程度そこらへんを回ってくることができた。もし本当の一人旅行だったら、怖くて乗れないのではないかと思う。

私に向かって、思い切り爽やかに手を挙げるお兄さん。私より20キロくらい軽そう。後悔しても知らないぞ・・と思いながら、慎重に座席に座った。



一つ前の組が快調にスタート。全体像はこんな感じ。さて、茶色い帽子の私の運転手さん、がんばって!



遅! 完璧に前の組に遅れをとっているではないか! ごめんよ~お兄さん、悪い客に当たっちゃって。私は大抵の日本人男性より重いのよ。会社でだって私より重い直属上司は10年以上現れなかったのよ。ごめんよ~、ごめんよ~。



とはいえ、あまり速く走られては怖いのも事実。だって前を守るものが何もない。引ったくりも要注意だというので、持ち物は最小限に絞り、カメラもひもを手に絡めてしっかり持つ。途中、自転車に乗った色白の綺麗な少年が近づいてきて、何事かをヒュッと歌うようにささやいて去っていた。あまりに感じよく爽やかだったのでひったくりではないと思うんだが。多分外人かデブかおばさんが好きな男の子ではないかな?



やっと追いついてきたね。バイクと一緒に走ると、町の人と一体になったような気分である。



道々、色んなお店の姿を見るのが楽しい。



ベトナムは大乗仏教の国。こんな仏像をいっぱい売るお店もある。



路上でもいろんなものが売られている。



革靴やサングラスを売る屋台もよく並んでいるが、あまり売れてるようには見えないんだけどね。

・・・ということで、たった十数分だったが、楽しい乗車体験だった。お兄さん、お疲れ様。次はもっと軽い客を選んでね。

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