さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

お米ドリンク・ライスミルク

2015-07-31 23:04:17 | 食いしん坊レビュー
最近いろんなものがあるなぁ。


原材料を見ると米麹が入っているが、甘酒ではないらしい。


3倍希釈タイプだというので、まずはコップに入れて水で薄めて飲む。

水を入れる前はこってりと糊状になっている。


水で薄めると・・・薄ら甘いけど、甘さ足りない感じ。確かに甘酒とは全然違う。


牛乳で薄めると・・・見た目はほとんど牛乳と変わらないが・・まあまあ親和性はある感じ。

ちょっとインパクトイマイチだなぁ・・と思い、しばらく冷蔵庫の中で放っておいたが、今日お腹空いたんで、チューブからそのまま出して食べてみた。

すると、それが一番美味しいじゃん。

アイスティーでも飲みながら、チューブにそのまま口をつけて食べると、甘さもほどよい感じで、なかなかイケる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どこでもアイスノン

2015-07-30 23:15:36 | 意外にすぐれモノ
あづ~い!

職場の引越しから3週間近くたって、ようやく慣れてきた。地下1階から3階まで、エレベーターだと遠回りなので、毎朝階段で登っている。大手町から丸の内、そして地下1階から3階・・バレエ音楽「パリの喜び」を通勤音楽に使っていて、ちょうど階段にさしかかったところでフレンチカンカン(天国と地獄)になるように調節しているので、結構ノリノリで歩いている。

最初はデスクにつくなりゼーゼー荒い息をはいていたのに、今週に入ってから呼吸が普通になってきた・・と同僚が驚いている。50になってもこんな短期間で筋力つくのね。私の様子をみて同期も今週から階段を使い出したようである。

ただ、デスクに着いた時の汗の量は減らないネェ。頭から顔からしたたる汗を、アルコール除菌のウェットティッシュでガシガシぬぐっていたら、そんな机を拭くようなヤツで顔拭くのかと別の同僚男性がツッコンできた。なぜかヘーキなんだよねぇ~私。そもそもノーメイクだし、乾燥肌でもないし、怖いものなし。

さて通勤時の汗はアルコール除菌のウェットティッシュの力を借りて何とかなってる私だが、先日コンビニでこの「どこでもアイスノン」を見て心が揺れ動いたが、いかにも男性向きな感じなんで一度はスルーした。だが二日目にはガマンできずに買ってしまった。

で、早速家でシャワーを浴びたあとに使ってみた。私はすぐお湯にゆだってしまうので、夏はとても風呂に入れず、最近はシャワーを浴びても具合が悪くなってしまう。でも身体中ベトベトで浴びないわけにもいかず、帰宅するなりシャワーに直行なのだが、その後汗がおさまるまで時間がかかるので困っていた。汗を流すためにシャワーを浴びているのに、結局それ以上の汗をかいてもとの木阿弥状態なのだ。そこでシャツの背中にこの「どこでもアイスノン」を2~3回噴射したものをシャワー後に着たら、なんともちょうどいい塩梅に汗の出がコントロールできることよ。

ほんとうはこんなものの力を借りたくはないけど、快適な夜を過ごすために、しばらく重宝しそうだな。

で・・・寝るときはこれではなくて、本物のアイスノンにタオルを巻いたものを、今夜も頭に敷いて寝よう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

所沢市のマンホール

2015-07-29 23:19:20 | マンホール見参!
同僚からいただいた素敵なマンホール写真。

キャー!昔の飛行機だ。一瞬、映画「風立ちぬ」の光景がよぎったが、この飛行機はフランス製アンリ・ファルマン式複葉機と言うんだそうだ。

調べてみると、所沢は日本初の飛行場が出来たところなんだそうだ。1911年(明治44年)に徳川好敏大尉が操縦する、このフランス製複葉機アンリ・ファルマン機が高度10m、飛行距離800m、飛行滞空時間1分20秒の飛行を行なったんだそうで、以来陸軍所沢飛行場として終戦まで試作航空機や飛行船、航空兵の操縦訓練に使用されたんだって。

その飛行場の跡地は所沢航空記念公園として整備されているんだそうで、そのうち遊びに行ってみようかな。

マンホールにある、飛行機以外のデザインとしては、市の鳥ヒバリが2羽飛んでいる他、周囲に市の木イチョウの葉と市の花である茶の花を描いたいる。

なんだか真夏にふさわしいデザインのマンホール写真をいただいて、とてもさわやかな気分になった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教科書:詳説世界史B(山川出版社)-第II部

2015-07-28 23:29:25 | 読書録
昨日第I部を読み終わったばかりなのに、第II部は面白くて1日で読み終わってしまった。

第II部は5世紀~16世紀あたりを扱い、中世のウェイトが高い時代だが、コンテンツとしては以下のとおり。

第4章 イスラーム世界の形成と発展
第5章 ヨーロッパ世界の形成と発展
第6章 内陸アジア世界・東アジア世界の展開

このうち、明らかに第4章のイスラム世界と第6章のトルキスタンに関わる記述が、私が世界史を習った頃に比べると明らかに充実している。イスラム世界を理解することの重要性が認識されたせいだろう。

ページ数を割き、文章量が増えたことは、必ずしも難しくなったことを意味しない。かえって昔よりも分かりやすくなったような気がする。私が学生時代にどうしてもわからなかったことの一つに東南アジアのイスラム化の話がある。イスラム化したのは分かったけど、なぜイスラム化したの? なにが切っ掛けだったの?ということが当時の教科書や参考書にあまり書かれていなかったため、理解に苦しんだ記憶がある。だが今回読んだ今の教科書にはそのヒントが書かれていた。

15世紀にマラッカの王がイスラムに改宗したことが、東南アジアのイスラム化が大きく進む重要な契機となったのだという。

マラッカ王国は明が鄭和をインド洋地域へ遠征させた際の重要な拠点となったことから国際交易都市として大きく発展したが、マラッカ王国には明の後ろ盾を得てタイのアユタヤ朝への従属から脱したいという意図があった。だがその後、明が対外活動を縮小させていくにつれ、タイがマラッカ支配の回復を試みてきたため、マラッカの王はイスラムを旗印とし、西方のイスラム商業勢力との関係を強化することで、タイのマラッカ支配を阻止したのだという。

トルキスタンの記述が増えたのも、中央アジアのトルコ化→トルキスタンの成立→トルキスタンのイスラム化→西方への民族移動→セルジューク朝やオスマン帝国へ の流れを語る上で重視されたのだろう。私が高校生のころは、トルコと言えば今のトルコの位置しか思い浮かばなかったため、中央アジアのトルコ人の話を聞いても、母国からあぶれた人達・・とは言わないまでも、それに近い誤解をしていた。30代前半にトルコ旅行をするために下調べをしていて、トルコ人民族はもともと中央アジアにいて、西方に移動してきた民族なのだということを知って衝撃を受けたが、今の教科書にはそれがちゃんと書いてあるんだな。なんだか羨ましい。

第5章のヨーロッパはあまり昔と変わっておらず、カノッサの屈辱や、刑場に引かれるフスの絵がないので、逆に後退している感もあるのだが、写真がカラーになっているのでロマネスク建築とゴシック建築の違いがよくわかる。アヤ・ソフィア=今やハギア・ソフィアと言うらしいが、実物を観てきた人間から見るとちょっと美化してるんじゃないのと思うほどの美しい内装写真が掲載されている。

今にして思えば、30代前半でエジプトやトルコへ旅行に行っておいてよかった。高校時代には良くわからなかったイスラム世界の記述が、今読むと血や肉をもっているかのように身近に思えることよ。

この調子で、どんどん読んでいこう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教科書:詳説世界史B(山川出版社)-第I部

2015-07-27 23:07:51 | 読書録
先日「もういちど読む山川世界史」を読み終わったので、こんどはちゃんとした教科書を入手して、通読を始める。


2つ並べてみると、ほぼ同じ厚さに見えるのだが、「もういちど読む山川世界史」は索引や年表を除くと本文278ページ、「詳説世界史B」本文418ページ。薄くても強い紙を使っているらしく「詳説世界史B」の方がずっしりと重く、中身の余白も少ない。

それだけ中身も濃いし、嬉しいことに写真とか図とかすべてカラーなのだ。我々の頃は白黒だったから、大変羨ましいことである。

また第I部に入る前に世界史への扉と称し、3つほど小咄が載っている。砂糖から見た世界の歴史なんて面白いネェ。そして序章として先史時代があって、ちゃんとアウストラロピテクスも載っている。第I部の古代に入ると「もういちど読む山川世界史」には載ってなかった、クレオパトラもハンニバルもスキピオも出てきた。世界史の教科書はこうでなくちゃ。

いやはや、手に取ってよかった。昔の先生の面影や教室の様子が手に取るように思い浮かんでくる。多分先生は教科書に載ってないことをだいぶ教えてくださっていたのだな。

世界史なんて授業で習ったことは全て覚えている気持ちでいたけれど、だいぶ忘れている。

特に中国史のところ、色々忘れていたものが甦ってきて、満足度高し。特に五胡十六国と五代十国の前後関係が忘却の彼方にあったが、五胡十六国が漢→三国時代(魏呉蜀)→晋のさらにあとに来て南北朝の直前であること、五代十国は唐と宋の間であることが頭の中で整理できた。

いずれにせよ満足度高い。一度「もういちど読む山川世界史」を通読してあるから、不得意な時代の所も挫折せずに読めるであろう。第II部以降も楽しみ楽しみ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヨマンテの夜:三昧

2015-07-26 23:04:28 | ただの日記
朝起きてFacebookをつらつら見ていたら、「細川たかしさんのイヨマンテの夜がすごい」という投稿があり、私も関連動画を観てみたら、ハマッテしまった。

練習しなきゃいけない曲が他に沢山あるのに、今日はこの曲ばかり聴く結果になってしまった。

朝、太極拳に行く途中も、「イヨマンテの夜」を聞きながら。

それから銀座山野楽器に弓の皮巻きを頼みに行く道すがら、Facebookに「イヨマンテの夜」にハマッた旨投稿。

山野楽器からの帰り道に、「イヨマンテの夜」の楽譜をスマホで注文。

セブンイレブンでのネットプリントで、注文した楽譜をプリントアウト。

カラオケボックスで楽譜を見ながら「イヨマンテの夜」を6回ほど通し練習。

声楽レッスンに行った時も先生方に対して「イヨマンテの夜」について一方的に語る。

声楽レッスンからの帰り道、iTunesでいろんな人が歌っている「イヨマンテの夜」をダウンロードして購入。

家に帰ってからもiTunesに入っていない色んな方の「イヨマンテの夜」の動画を観て聴き比べる。

と、一日中こんな感じ。

イヨマンテの夜は昭和25年ごろ伊藤久男さんが歌っておられたもので、作詞:菊田一夫さん、作曲:古関裕而さん。これを今ではいろんな方がいろんなキーで歌っておられる。私がお世話になっているオペラ歌手の方もこの歌をよく歌われていることも判明。

そうね、今日聴いたイヨマンテの夜は

細川たかしさん
秋川雅史さん
伊藤久男さん
新沼謙治さん
南 一誠さん
森山愛子さん
松村和子さん
高校3年生の平野泰成さん
島津亜矢さん
男声合唱バージョン

細川たかしさんのだけでも7~8回聴いたなぁ。一番高いキーで歌っておられるのは細川たかしさんと秋川雅史さん。

お気に入りはどれかというと細川たかしさんと、島津亜矢さん。島津亜矢さんは大変低い声で歌っておられ、途中高温部分に独特の唸りが入る。私は唸りは出来ないんで、細川さんの1オクターブ上から2音下げた音あたりがちょうどいいみたいだ。
(南一誠さんがちょうど細川さんより2音下にキーで歌っておられるのと、わりと楽譜に忠実なので、お手本としてこの方のを音源として使おう。)

新沼さんのも悪くないのだが、出だしのカデンツァみたいなところをトランペットが吹いてて、それはそれでいいんだけど、歌の練習用としては・・・。

しかし、こんだけ聴いたんだから、さぞかしもう歌えるようになっただろう・・などと言われると苦しいものがあり、この歌、細かいところが結構難しい。あとも少しカラオケBOXで特訓しないと・・・。

それにしても名曲だなぁ。特定の歌手に紐づかず、いろんな歌い方がされているだけに、是非海外の方にも聴いていただいて、イタリア民謡並みに愛唱していただきたいものだなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オペラ 「 夕 鶴 」 (團 伊玖磨作曲)のお手伝い&観劇

2015-07-25 23:58:45 | オペラ・バレエ鑑賞
今日は日頃お世話になっている師匠がつう役をつとめ、所属オケの主だったメンバーも伴奏をつとめるオペラ「夕鶴」を見に行った。

開演直前まで、受付でお手伝い。沢山のお客さまに来ていただいて、感謝・感謝。

ギリギリのタイミングだったが中に入ることが出来、最初から楽しむことが出来た。

私の出た中学・高校の校歌は團 伊玖磨作曲で、西洋風の超明るい音楽なのだが、「夕鶴」は和の調べを生かした曲なので、同じ作曲家なので、共通点がまるでないようであった。

みんなが知っている鶴の恩返しの最初の部分の演技はなくて、語られるのみ。つうが「鶴の千羽織」を1回織って、それが高く売れたあとのところからオペラの舞台が始まる。

二部構成で、与ひょうが、つうが織っている姿を観てしまったあとが第二部。特に第二部がすごく感情移入しやすい、涙を誘う演出になってた。つうは与ひょうに見られた後も長い間機を織り続けるので何でだろうと思っていたら、織物を2反織っていたのであった。1反は売物だが、もう1反は大事に取っておいてね・・という所でまず涙をさそわれる。

そしてつうが与ひょうから別れ、飛びだって行くシーンは圧巻だった。私はオペラ観劇中にほろっと涙を誘われたことはあるが、完全に泣いたことはなく、泣いてしまったのは今回が初めてだ。

伴奏していた所属オケでも、演奏しながら泣いてしまった人も何人かいたようである。

ということで、感動的な終幕を終えて、ロビーで片付けをしていたら、運ず役のソリストの先生が「さぶりんさんも、いずれつう役にチャレンジしませんか」とおっしゃってくださったので、とても嬉しかったのだけれど、つう役は「こんなに、痩せてしまったの・・・」というキーワードを歌わなければならないのが最大(?)の難関である。今の私みたいなのが「こんなに、痩せてしまったの・・・」フレーズを歌ったら、「どこが?」というツッコミが入るのは必定。痩せなけれは、つうを歌えないオペラだなぁと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛍光カラー極細インデックス

2015-07-24 23:48:04 | 意外にすぐれモノ
ふと、気づいたら、所属オケで流行っていた!

ダイソーで売っているというので、買って来た!

どう使うかというと、楽譜に貼るのである。

オケの楽譜・・特にバイオリン等の弦楽器は2人で1つの楽譜を見るから、あまり自分勝手に楽譜を汚せない。

指番号は、Outの人は音符の上側、inの人は音符の下側に書いて住み分けることが出来るが、うまく弾けてなくて個人練習しておきたいところをどうマークしておくか?


私はいままで、該当の箇所の段に☆印を書いていたのだが、これだとピンポイントでマークできない。


でもこの極細インデックスを貼ればまるでアンダーラインを引いたみたいになる。インデックスの下も透けて見えるし、いつでもはがせるタイプなので移動も出来るし、楽譜も汚れない。


変則的な位置でめくる時の印にもなる。

あと、練習中にトップのボーイングが変更になった時、すぐにボーイングを記入できない時は?マークをつけておいて、休み時間に確認する・・等のことをしていたが、?マークだと、いざ休み時間になるとどのページだったかすぐに出てこないことがあるが、この極細インデックスをビラのように貼っておけば、ページも該当箇所もすぐ分かるわけである。

練習に持ち込みやすくて、すばやく貼れるのもメリットだな。

先日のブラームス本番の練習の時、もっと早くこのツールに気づけばよかったなぁ。この細さ、この色の濃さが正解な感じ。

次回からはバッチリ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スプリングフラワー(オーストラリア ペタルーナ The Soap Bar)

2015-07-23 23:08:56 | 入浴グッズマニア
今日は十数年前に一緒に職場でお世話になった皆さまとの飲み会。本当に十数年ぶりに遭う上司は昔とあまり変わりなく、若干スリムになって生き生きとされていた。他の方も大半の方がスリムになったか、あまり変わらずで、若干1名の先輩と私がふっくら組。当時職場のデブ有志でダイエットクラブ(陰でデブチームと言われていた)を作り、企画者が職場に体重計を持ち込み、メンバーは2ヶ月で体重4%落とす目標を課され、達成できなかった人は達成した人にお金を払う・・・というのをやっていて、そのダイエットクラブメンバーだった先輩方も来られていたが、引き続き努力されて大変スリムに。私はもとののもくあみ状態。・・・というのはともかく、皆さまお元気そうでなにより。

☆ ☆ ☆

帰ってきて、新しい石鹸の封を開ける。開けるなり、ナチュラルにさわやかな香り。泡立ちも良く、べとつく汗を洗い流すのに最高の使用感。

若い頃よく使ったローズマリー油やラベンダー油の香りが懐かしい。

【全成分】
オリーブ油、米ぬか油、カカオ脂、水、ココヤシ油、水酸化ナトリウム、ローズマリー油、レモングラス油、ラベンダー油、オーストラリア産レッドクレイ、酸化鉄、ヤギ乳(ゴートミルク)、キンセンカ花(カレンデュラ)、ヤグルマギク花(コーンフラワー)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【読書録】もういちど読む山川世界史~第IV部 現代

2015-07-22 23:39:55 | 読書録
「もういちど読む山川世界史」も、ようやく最終章を読み終わった。

「現代」に何が書いてあるのかは実は非常に楽しみにしていた。なぜなら私が高校で世界史を習っていた頃から30年経っているわけであり、30年分の中身の濃さを期待したわけである(30年前はまだソ連が崩壊してなかったわけだし。)

実際読んでみて、自分の人生と重なる部分が結構書いてあったんでちょっと嬉しかったな。欲を言えばもっと書いてあったらよかったのに・・。

思えば、高校生時代というのは、それぞれの時代に起こった各事象を単発で理解する傾向が強く、その結果どうなって、どこにどう影響を与えたか・・と言う話も極めて狭い範囲でしか興味を持たなかったなぁ・・と思う。

子供だったから・・と言えばそれまでなんだが、私の学生時代は、激しい利害関係とか、恩を売っておくとか、責任の所在とか、裏切りとか、誰かの動きを牽制するとかいう話とは無縁だったかもしれないな。社会に出て良しにつけ悪しきにつけ、色んな思いを経験した身にとっては、たとえば近代までは激しく対立していた英仏が接近してくるとか、英露対立に変わって英独対立の構図が浮かび上がってくるとかいう部分は非常に興味深く読んだ。特にロシア(含むソ連)の動きが怪しく、それが実はその後の展開の鍵を握っていたりするところなんぞ、今から見ればかなり納得感があるし。

第二次世界大戦前後に比べ、第一次世界大戦前後の話は忘れていた内容も多く、あらためて読み直して新鮮な思いがした。例えば現在のアラブ対イスラエル問題の発端ともいえるイギリスの三枚舌「フセイン・マクマホン協定」「サイクス・ピコ協定」「バルフォア宣言」は有名だが、子供の頃は、何でそんなウソばっかりついたの?と思いつつ、それ以上は頭が回らなかった。結局、第一次世界大戦が予想以上に総力戦になってしまったがために、植民地・従属国を利用尽くすのはもちろん、中立国、中小国の協力を少しでも得たくて、自治や独立等の空約束を乱発したのだな。例えは悪いかもしれないが、日本の戦国時代も「見方についてくれたら本領安堵します」と調略して回った誰かさんがいたなぁ。もちろんイギリス以外の列強も多かれ少なかれ同様のことをやっているわけだが、ロシア革命後のソ連がそういう秘密外交を暴露したという話も面白い。

植民地は本国のために食糧・各種原料や戦力の提供という血と汗の犠牲を払わされたわけだが、経済面では本国経済の圧力が弱まったために民族資本による工業が発達した側面もあり、第一次世界大戦は結果的にヨーロッパ列強による植民地支配を大きくゆるがせ、戦中に成長した民族資本化が戦後の民族独立運動の推進力になったという点も、学生時代はあまり見逃していた。ってか、戦後いろいろ独立したのね・・っていう風にしか思ってなかった。

ということで、我が身の低レベルさを露呈するようではずかしいが、最後まで通読してみて、本当にこの本を読んで良かったと思う。これに終わらせず、ちゃんとした世界史の教科書も入手したので、今度はそっちを読みにかかろうと思う。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビー玉御殿!?

2015-07-21 21:48:50 | ただの日記
上の写真、なんだかビー玉がいっぱいだけど、何の写真だと思います?

答えは掘りごたつ。掘りごたつの下の、我々の足が当たる部分が、すべてビー玉で埋め尽くされてるんですよ。


そう、上から見るとこういう掘りごたつなんです。

昨日の演奏会の打ち上げで行った居酒屋の掘りごたつなんですが、席に座る時と立つ時に足がズルッと行ってしまわないようにするのに一苦労なんです。慣れてくるとちょっとしたコツがあることを発見するんですが、最初は要注意ですね。飲みすぎ抑止効果はあるかもしれません。


ここは色んな梅酒が飲める店(残念ながら店名はビー玉御殿ではありません)。

私も最初ビールコップ一杯飲んだ後は、極蜜梅酒(ロイヤルゼリー入り)、メープルシロップ梅酒、緑茶梅酒、黒糖パイン梅酒・・と4種類飲みました。メープルシロップ梅酒が想像以上に美味しくてびっくりしました。

料理も美味しくて、ちょっと風変わりなんですよね。たとえば枝豆を茹でて塩を振ったものをさらにガーリックバターで炒めたような奴なんて美味しくて美味しくて。なぜか同じテーブルの若い子たちが食べないので、私がガツガツといっぱい食べちゃいました。

で、食べながら、しゃべりながら、足はつねにジャラジャラとビー玉を転がして遊んでいました。誰かが変な事を言ったりすると、みんなで一斉に足を動かしてジャラジャラジャラ。かなりうるさい。

これって足裏マッサージになってるのかしらん。一度、乾杯のために全員起立の声がかかった時には、みんなが一斉ブーイング。端っこにいた私はついに最後の所属オケ恒例の「3・2・1締め」まで、ずっと立つことなく過ごしました。

大学生時代、スケバン刑事にハマッていて、IIに出てくるビー玉のお京に憧れていた私は、一時期すごいビー玉沢山ほしいと思ったことを思い出しました。でも今回これだけ沢山のビー玉を見ても、1つも欲しいと思いませんでした。それだけオトナになったってことなのかしら。

飾りでいいのよ、ビー玉は。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑~い、ブラームスの午後・本番!

2015-07-20 23:19:18 | ただの日記
いやはや、何から語ってよいか分からないほど暑い本番だった。

前日のゲネプロで、マエストロの「見ろ!!」Tシャツに対して、手作り目玉で答えた我々だったが、マエストロが本番当日のリハーサルにさらに奥の手「見て!」Tシャツを着てこられるとは思いもしなかった。某トップは、マエストロを一瞥するなり「やられたわね!」の一言。

そんな和やかな雰囲気で始まった当日のステージリハーサル。短い期間に色々な大事な事を面白く&やさしく&厳しく教えてくださったマエストロとも今日の本番でお別れ。「今日で最後ですねぇ。僕には5才になる娘がいるんですが、娘を嫁に出す時の気持ちっていうのはこんな気持ちでしょうか。」とおっしゃるマエストロに対し、「もっとすごい」という団員のツッコミが入り、みんなで笑ったが、マエストロがそんな気持ちで本番を迎えようとされていることを知り、胸がとても熱くなった。


先日当ブログにもチラシを載せたが、あらためて曲目を紹介すると、

・悲劇的序曲 作品81
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 作品102
・交響曲第2番 作品73

の3曲。このうち、悲劇的序曲と交響曲第2番は、マエストロは暗譜で指揮をされた。
私はオケに入って12年になるけれど、定期演奏会を暗譜で振っていただいたのは初めてかもしれない。
私は1・2曲目は3プルのinで弾いたが、マエストロの指揮が本当に近くに見えること。。。

「見て!」のお気持ちにこたえるとともに、直前に沢山いただいたご指示を守り、2ndの聴かせるべきところをしっかりときれいに出していくことを心がけた。こんな人間的に深みのある、おやさしいマエストロの期待にこたえていい演奏がしたい・・・という団員みんなの思いが通じ、大変に暑く、本場ドイツの香り高いブラームスの演奏会になったと思う。

マエストロは「ここはこうして」と練習中に指導したことがそのままちゃんと本番に出てくると「他のどのオケでもない、俺のオケ」という気分になるとともに、「今までの練習の時のシーンが脳裏に走馬灯のように甦って来て、本番で振っていてとても楽しかった」とおっしゃってくださった。

また二重協奏曲のために来ていただいた若いソリストさん達の演奏が本当に見事で、オーケストラ伴奏をしていてもソロのパートが入ってくると、彼らの演奏がお客さまのハートをわしづかみにしていく手ごたえをモロに感じて、嬉しくて嬉しくて心が高鳴った。

そして二重協奏曲が終わった後、ソリストさん達だけでアンコールとして「ヘンデルの主題によるパッサカリア」を弾いてくださって、それがまた素晴らしくて、聴いてて意識が飛んでしまいそうだった。演奏してない時の彼らはおとなしく、実に可愛らしいのに、いざ演奏となると、雄々しくも優美で、繊細なのにワイルドで・・まさしくキャーって感じ。私の弾いてる楽器と同じ楽器とは思えない・・どころか同じ人間とは思えない・・くらいの衝撃を覚えた。(この演奏会を見に来てくださった上司によると、私は彼らの演奏を聴きながら猛烈にニヤけていたらしい・・(わ~ん、そんなところに注目しないでって。))

と、いうことで色んな意味で得る所の多かった演奏会が終わった。

とにもかくにも、引き続き精進あるのみですな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニ発表会と合唱練習とオケGPのはしご

2015-07-19 23:57:34 | ただの日記
今日は暑い!

このところ、汗を流すためにシャワーを浴びても、その後また汗が噴出すために何のためにシャワーを浴びているのかわからない日々が続いている。

今日は昼近くのミニ発表会のために、今朝もシャワーを浴びて、ピアノ合わせのために出かけていったが、狭いトイレの中で汗だくになりながらドレスに着替えるのが超かったるくて、ピアノ合わせでもしばらくエアコンが効かず、汗をふきふき・・。

今日のミニ発表会は、8月のサントリーのための腕試しのコンサート。
私は、
 バイオリンで、クライスラー作曲/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 トランペットで、フンメル作曲/トランペット協奏曲 第三楽章(B♭管)
を演奏した。

そうねぇ、バイオリンは5月の発表会で弾いたフルバージョンの前の方のゆっくりしたヶ所を3分の1にカットしたもの(つまり2回目のみしみしから)。じつは1回目のみしみしと2回目のみしみしの間のジプシーバイオリンっぽいフレーズが私は結構好きで、5月の発表会でもそこを弾いているうちに気持ちがすごくリラックスし、会場の空気もつかめてうまくいったのである。が、そこをカットされると短時間で気持ちを落ち着けて、速いパッセージに突入しなければならず、結構大変。

今日もそういう意味では、5月の発表会の時の方が落ち着いて出来たかなと言う感じ。モグラ叩きのように弾けば弾くほど新たな問題が出てくる中、8月の発表会に向けて、少しでも苦手箇所を克服していきたいものだ。

フンメルのトランペット協奏曲の方は、人前で吹くのは初めて。こっちも出だしはグダグダになってしまったが、中盤から持ち直し、吹き終わった後の会場の空気は、確かに手ごたえがあった。少しずつテンポも上げられるようになってきており、あとは前半の苦手箇所の克服だな。

発表会が終わって、合唱団の強化練習に駆けつけるが、思ったより遅刻してしまい、プログラムの写真撮影には間に合ったが、あまり練習できなかった。

いそいで取って返してこんどは所属オケのゲネプロへ。

いつも厳しくも面白いマエストロ・・実は私と4歳しか違わないことを知って大ショックなのだが、・・今日はゲネプロだけに、マエストロが取っておきのネタを仕込んでこられた。「暑いんで、ちょっと脱がさせていただきますよ・・・」と半そでシャツを脱ぐと、前面に大きく「見ろ!!」と書いてあるTシャツが出てきた。私がマエストロの写真を撮って、ここにアップするわけにいかないので、ペイントブラシで再現すると、こんなTシャツですねん。


やった!! 待ってました!!とばかりに我々が譜面台の表に出したのは、メンバーが思い思いに作ってきた目玉グッズ(コンミスは団扇に目玉を貼ってきた)。

ちなみに私は

こんなのを持ってきて譜面台の外に垂らした。スマホに変身カメラの目玉を白い紙の上に表示させて画面キャプチャーを撮った物をパソコンに送り、EXCELに画像貼り付けて拡大し、A4判2枚にして貼り合わせたもの。

マエストロの反応は「え~何これ~!!」だった。どうも私の目玉は先生よりも団員にウケていたようなので、ちょっとはずしたかな~と思っていたら、ゲネプロの終わりにマエストロが「全部持って帰って写真に撮りたい」とおっしゃったので、みんな自分達の手作りの目玉グッズをマエストロに差し出した。あ~喜んでくださったんだ、とホッとした。

で、肝心のゲネプロの方だが、そういうお遊びとは別に、真剣にまじめに厳しいゲネプロだった。だが2ndバイオリンパートは昨日のマエストロの指摘を受けて2ndトップのお姉さまが20項目くらいの注意事項(含むボーイング変更)を、数本のメールに分けて送ってくださったので結構良くなったかな~。私はミニ発表会~合唱練習~オケと移動中の電車の中でオケ譜とスマホにらめっこで指示事項を楽譜に書き写し。

明日の本番が楽しみ。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

贅沢ヨーグリーナ&南アルプスの天然水

2015-07-18 22:44:52 | 食いしん坊レビュー
暑いのと、引越し後の新環境に馴染めない疲れで今週はメタメタ。ブログも滞りがちですが、何とかつないでいきます。

今日は今年話題の飲み物、ヨーグリーナについて。


無色透明で水みたいなのにヨーグルトの味だという。

以前水みたいなのにチョコレートの味がする飲み物を飲んで、「美味しいけど本物のチョコレートの方がいいわ」と思った前科のある私、このヨーグリーナはどうかな?


成分を見ると、乳清発酵液というのが入っています。ということは味だけつけてだます飲料でないことが見て取れ、期待が高まります。

☆ ☆ ☆

実際飲んでみると・・・・

思ったよりしっかり甘いですね。

薄やかなヨーグルト味を想像していると裏切られます。

う~ん、どうだろう。確かにヨーグルトの風味はしますが、ヨーグルト好きの私は、これだったらドリンクヨーグルトとスポーツ飲料を分けて飲むことを選びますね。

無論、こういう話題性のある新しい飲み物が出てくること自体は大歓迎なので、出てきたらすぐに手をつけますけどね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【読書録】もういちど読む山川世界史~第III部 近代

2015-07-17 22:52:04 | 読書録
第II部 中世を読み終わってからしばらく時間がかかったのは、この「近代」の部分を2度読みしていたからである。

ルネサンス・宗教改革・大航海時代から絶対王政・市民革命の時代を経て、産業革命・列強のアジア進出、アヘン戦争・日清・日露戦争あたりまでを扱う、長くて濃い歴史である。現代の諸問題にも通じる萌芽が形成されていることがわかるだけに、「ここを読み飛ばしてはいけない」「こことココはリンクして考えなければならない」等、イライラと考えながら読んだ。

決して全然知らなかったわけではない。一度は勉強したことである。だけどもう一度読み直してみるといろんな発見がある。忘れていたこと、気づいていなかったこと。1回目のアンダーラインは赤で引き、2回目のアンダーラインは青で引き・・恥ずかしながらアンダーラインでいっぱいになった。

若い頃はついつい歴史上の著名人を追ったり、歴史ロマンとか劇的な出来事ばかり追ってしまっていたが、もっと社会の変容や変革の担い手、国家間の対立と接近の構図等をより細かく、系統だって考えることを重要と考え、「もっとここを頭に入れなきゃ」「もっとここを知りたい」と直感的に思うことが出来るようになったこと・・それだけ大人になったのかもしれないね。

この本の古代は確かにしょぼくて、ネット上のレビューなどを見ると、それがいやで放り出してしまった人もいるようだけど、放り出さずに読んできてよかったわぁ。さすがに近代・現代と相応のページを割いているだけに読み進むたびに内容が濃くなっている。

とりあえずは、ちゃんと最後までしっかり読むことだ。またすかさずちゃんとした教科書も読もうと思って、通販で注文した。自分の好きな時代の歴史ばかり読んでないで、50にしてもう一度系統だった軸を自分の中にこしらえて、その上でまた色々と読んでいこうという気になっている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする