さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

真田十勇士(2)(3)

2022-11-30 23:38:35 | 読書録

柴田錬三郎/集英社文庫

ようやく読み終わりました。

自分が子供の頃、人形劇を見せてもらえなかったことを恨み、せめて原作を読みたいと渇望していた作品は、ここまで荒唐無稽な話だったとは。

偽千姫や偽秀頼になるのはものすごく大変なのに、魚やカラスに化けるのは随分簡単に書いてあるなぁ。ハリーポッター顔負けの変身術。

また飛び出した銃弾に飛びついて空を飛ぶなんて、「ほら男爵の冒険」顔負けだ。

でも空を飛べるのに泳げなかったり、寒い所が苦手とか、それぞれ弱点がある。主人公の猿飛佐助なんかそもそも人を殺すのが苦手だし。。。

宮本武蔵と佐々木小次郎もストーリーに組み込まれている。佐々木小次郎は亡霊道士に操られ、真田十勇士の策を猛烈に邪魔してくる。一方武蔵は真田十勇士の味方だが、偏屈でちょっと変な人である。巌流島の戦いも、小次郎を操っている亡霊道士の力が消滅したせいで、あっという間に武蔵が勝利!

真田十勇士や、彼らを助ける天竺僧の魔比達は無敵のように見えるけれども、徳川側にも服部半蔵、柳生但馬守以外に亡霊道士とか、地獄百鬼とか百地三郎太とかいろんな怪しい人が出て来るので、彼らだけを見れば勢力は拮抗している。

だが、真田十勇士がどんなに秘術を尽くしても、淀君や大野治長が愚かなせいでぶち壊しになり、結局は徳川方に押されていく。

荒唐無稽だけれど、加藤清正の突然死や大阪城の堀を埋める話とか、ところどころは史実を踏まえている。ただそこに至るまでの経緯や方法を大胆に捜索しているのである。

なので、読んでいて非常に疲れたが、これをもし人形劇で観ると、あまり違和感がないのかもしれない。断片的に見た人形劇のあのシーンはこの部分の話であったか・・と納得して読むことができ、長年のスッキリしない思いを整理することができた。


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鎌倉殿の13人・・実朝暗殺

2022-11-29 22:15:02 | ドラマ鑑賞

柿澤勇人さんの実朝・・・名演でした!

私は、草燃えるの時の、篠田三郎さんの実朝が好きでしたが、篠田さんの実朝とはまた違った感じになりましたし、セリフも登場回数も遥かに多かったですね。

鎌倉殿の13人は、草燃えるを大変意識しており、絶対違う展開になるように見せているところがありますが、実朝を暗殺した公暁も、草燃えるでは「くぎょう」と読んでいたのに、鎌倉殿の13人では「こうぎょう」と読ませていました。なぜ殺すまでの恨みを持ったか・・にあたっては、比企尼を演じた草笛光子さんの悪魔のささやきだけでなく、一時的にしろ実朝が病床に会った時に、実朝の猶子となり、鎌倉殿を継承すべき立場にあったことでしょう。次は自分だと思っていたのに、朝廷から親王を読んで次代の鎌倉殿にする話を実朝が進めてしまったら、そりゃぁ・・怒るでしょう・・・。この作品では、草燃えるでは描かれなかった、そこら辺の背景にきちんと触れていました。

それにしても、実朝が由比ヶ浜に作らせた巨大な船・・・みんな一生懸命綱を引いているが・・・動かないとき、船の周りを掘って海水を導き入れる・・という方法は取れないのか・・と見ていてイライラしてしまいました。三浦義村とか無駄に脱いでるし・・(無駄な脱ぎっぷりも演出でしょうが)。

しかし、船は進水できなかったが、随所に施された彫刻技術は「鎌倉彫り」に生かされた・・っていう解説は、聞いていてスカっとしましたね。そのような古い歴史のあるものだったとは知りませんでした。


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黒胡麻メープルオートミール

2022-11-28 23:57:26 | 下手くそ料理帖

もはや主食と化したオートミールだが、オーバーナイトオーツという作り方はまだ試していなかったので、以下のサイトを参考にやってみた。

▼オートミールと黒ごまメープル【オーバーナイトオーツで痩せるレシピ】

https://croissant-online.jp/life/175560/

【材料(1人分)】
オートミール 30g・・・インスタントを使用
A[練りごま(黒・無糖)10g、メープルシロップ 18g、無調整豆乳 100ml]
バナナ 1/4本→別に1本でも。。

【作り方】
1.器にAを順に入れ、よく混ぜる。


2.オートミールを加え混ぜ、ラップをかけて冷蔵庫で一晩冷やす。


3.翌朝、オートミールが膨らんでいる。

輪切りにしたバナナを飾る。

・・・ひゃぁ・・これは美味い!

そしてお腹に溜まるぞ。これを食べるとパンなんか食べたくない感じ。

そしてメープルシロップの上品な甘さと、黒胡麻、バナナの合うこと!

平日の朝食はプロテイン、休日の朝食はトーストだけど、これも時々取り入れてみようかな。

 


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マスネ作曲/歌劇《エロディアード》

2022-11-27 23:05:48 | オペラ・バレエ鑑賞

数年前、フランスオペラ通の知人が「エロディアード」が好き・・とか言っていたのを聞いて、なんかエロい話なのかと思ったのだが、違った。

フランス語はHを読まないからね。エロディアードとは聖書にも出てくるヘロデア・・つまりヘロデ王の妻であり、サロメの母である。何の因果か、今、このオペラのサロメのアリアを練習している。

DVDを必死になって探したが見つからない。動画は・・というと、かろうじて字幕のないものが見つかったのでそれで勉強することにした。

カバリエがサロメを、カレーラスがジャン(洗礼者ヨハネ)を歌う、豪華キャスト版である。

Massenet - Hérodiade Con Montserrat Caballé, Carreras, Vejzovic, Pons; Delacôte 4.1.1984 Liceu

字幕がないので、以下のオペラ対訳プロジェクトに掲載されている歌詞を見つけ、

https://w.atwiki.jp/oper/pages/976.html

でもまだ翻訳されていないので、フランス語歌詞を少しずつGoogle翻訳にコピペし、自動翻訳のせいで変になるところは私の拙いフランス語読解力で補いながら動画を見た。

こちらのサイトも参考にした

https://tsvocalschool.com/classic/herodiade/

えらく大変な作業だったので、休み休み見ていたが、結局丸1日かかってしまった。でも、丸い1日かける価値のある、素晴らしい作品だった。見てよかった。

ああ、ジャンこと洗礼者ヨハネを演じる若きホセ・カレーラスのなんと素敵なこと。サロメじゃあるまいし・・見ていてメロメロになってしまった。カレーラスの細めの輝きのある声が、鋭い光線のように光を放ち、まるで神通力があるかのようなオーラを伴って聞こえるのだ。

タイトルはエロディアードだけど肝心のエロディアードはほとんど出てこない。主役はほぼサロメである。

でもこのオペラで語られるサロメの物語は、新約聖書ともリヒャルトシュトラウスのサロメともまるで違うのだ。

サロメはあくまでも純粋な娘。ジャンを愛するが、愛を拒絶されても熱烈な信者としてついていく。そして自分が王妃エロディアードの娘であることは、オペラの最後の方になるまで知らない。妖艶な踊りも踊らなければ、ジャンの首を要求したりもしない。純粋にジャンを愛し、彼の処刑後、後を追って自害する。

ジャンはサロメの純粋さを理解し、求愛は一旦は拒絶するが、サロメが夢の中で自分を愛することは許すし、牢獄の中では自分の中に芽生えたサロメへの愛に苦悩し、最後にはサロメに愛の告白までしてしまう。

カレーラスの姿は、聖書の中に出てくる荒くれ者の洗礼者ヨハネよりは、イエスの弟子のヨハネの方のイメージに似てるかな。カレーラスの登場するオペラのDVDはたくさん見たけれど、こんなに素敵だと思ったのは初めてかな。

このオペラは合唱やバレエの出番も多く、上演するとなれば相当に大掛かりのものになるだろう。雰囲気ちょっとアイーダにも似てるかもしれない。でも親しみやすく、マスネの甘い音楽がとても素敵なので、ちゃんと字幕付・解説付のDVDやブルーレイが販売され、日本でもよく上演されるようになれば良いのに・・と思った。


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【読書録】華岡青洲の妻

2022-11-26 23:17:47 | 読書録

有吉佐和子/新潮文庫

華岡青洲は世界最初の全身麻酔による乳癌手術に成功した人物で、自分の妻を麻酔薬の実験台に使ったことは知っていたが、本書はその裏にあったドロドロした嫁姑関係を描き出している。

青洲の実績を整理すると、ざっと以下のような感じである。

1.麻酔薬<通仙散>の開発・・曼陀羅華(チョウセンアサガオ)を主成分とする。古代中国の伝説的名医:華佗による「麻沸散」をイメージしている。

①犬猫を使って動物実験。最初はかなりの動物が死に至る。毒性を弱め、だんだん死ななくなるが、投薬後、呆けたようになってしまう個体がまだまだ多い。

②麻酔が完成しないうちに、小姑が乳癌で亡くなる。

③毒性を弱め、効き目の良い麻酔薬が出来てきたところで、姑が自ら実験台になると言い出し、嫁もそれに続く。まずは毒性をかなり弱めたものを姑が服用。かなり苦しんだ後に眠りにつくが、つねると体が動くことから、麻酔の効き目も弱かったと考えられた。

④次に効き目も強いが毒性も強いものを嫁が服用。やはり投薬後苦しみ、その後深い眠りにつき、なかなか目覚めなかったが、目覚めた後、解毒薬を青州から口移しに飲まされた後、正常に起き上がる。その様子を見て、姑が嫉妬。

⑤姑が2回目の人体実験を申し出。だが嫁より毒性の弱いものを飲んだため、薬も早く切れて目覚めてしまい、悔しがる。

⑥嫁の産んだ娘が亡くなる。嫁号泣。目ヤニの異状は泣きすぎによるものと誤解。

⑦嫁の2回目の人体実験。麻酔は上手くいったが、失明してしまった。

⑧姑の死亡。

⑨嫁は失明しながらも再度子を身籠もり、長男が生まれた。

2.乳房の外傷(牛の角による)に対する縫合手術。

当時、乳房を割かれたら助からないと思われていたが、青州は手術を行い、成功させる。

この頃、小姑2の首横に血溜ができる。嫁が第三子(次女)を身ごもる。

3.高齢の乳がん患者の癌摘出手術.

どうせ死ぬなら、実験台になって死にたいという貴徳な患者が現れ、前述の1.2の技術を総合して手術を行い、成功した。これが世界初の全身麻酔による乳癌手術成功事例となった。

小姑2はこの成功を見ることなく亡くなるが、失明した嫁に対して深い理解を示す。

・・・・・・・・・・・・・・・・

こうした事績とは別に、姑である於継の理不尽さに対する記述が目立つ。息子が修行中で不在の時に、家格が上であるのに加恵に対して、嫁に来てくれと頼み込み、息子不在なのに式もあげさせ、しばらく嫁(加恵)をちやほやしていた。だが息子が帰ってきた途端に、態度が一変。表向きは加恵を大事にしている風を装うが、陰では陰湿な態度を取るようになった。於継と加恵はまるで青州の愛を取り合うライバル関係のようになった。だが、流石に夫婦であるから、青州の加恵に対する愛情は深まっていき、於継に焦りが見られるようになる。それが自ら人体実験の申し出につながったのだ。

読んでて不快になる程陰湿で、こうはなりたくないものよ・・と思いながら読んでいたが、青州の手術成功と、小姑2による理解が救いだなぁ。

しかしまぁ、麻酔薬を飲むときに、眠る前に苦しまなければならないというのは、今では信じられないなぁ。だが麻酔とは本来怖いものなのだ。私の子供時代、知り合いの妹さんが、麻酔が原因と思われる手術失敗で亡くなった。今の麻酔は、少なくとも苦しまなくて良いし、死ぬような事例も極めて少なくなったと考えられる。技術進歩には感謝感謝。

私も、心臓の不整脈治療のため、カテーテルアブレーションを受けた時、全身麻酔をされているが、2回の手術とも、麻酔で意識が遠のいていく感覚はまるでなかった。気づいたら手術が終わってた・・って感じ。全身麻酔もそうだが、歯医者の局所麻酔なんて本当にすごいよなぁ。

こうした優秀な麻酔薬が今使われるようになったのも、まさに、先人の苦労の賜物だ。


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韓国時代劇「帝王の娘 スベクヒャン(第11話〜第24話)」を見て

2022-11-25 22:05:00 | ドラマ鑑賞

ちょっと間が空いてしまったが、引き続きスベクヒャンを見ている。

本当は武寧王の娘であるソルランと、身分の低い男の娘であるソルヒ。その事実を知らない異父姉妹は、父母と一緒に伽耶に隠れ住んでいたが、武寧王を憎む勢力により襲われ、母は死に、父は生死不明。ソルランとソルヒの2人が残される。

母は死に際に、ソルヒをソルランと間違え、あなたの名前は本当はスベクヒャンで父親は武寧王よ。かんざしを持っていけば信じてもらえるわ・・と話すが、途中で間違いに気づく。ソルランには事実を説明する時間はなく、母は死んでしまう。

ソルヒはスベクヒャンになりすまして百済の王家に入り込む。ソルランは妹ソルヒは誘拐されたと考え、百済の太子の助けもあり、ピムンという隠密集団の一員になるべく、厳しい訓練を受ける。

ということで、目的と方法は違えど、2人の姉妹はなぜか今、2人とも王宮にいるのである。

百済王女のなりすまし・取り違え事件とはまた別に、王子の取り違え事件も起きている(こっちは武寧王が意図的にそうしている)百済王家。武寧王は死んだ東城王の息子を自分の息子・太子として育て、本来の息子はチンム公と呼び、東城王の息子として扱い、距離をおいた。武寧王の息子とは知らずにチンム公に謀反を唆す高官もいてハラハラした展開となっている。


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今年のコンクール関係は終了

2022-11-24 21:33:25 | ただの日記

昨日11月23日・・自分が受ける今年最後のコンクールが終わりました。

今年新設されたコンクールですが、50歳以上の女声の愛好者部門で、2位入賞することが出来ました。

この衣装も、ベッリーニの「海賊」のアリアもしばらくお休みです。

表彰は来年4月30日の受賞者演奏会の時に行われるようで、こちらもしばらくお預けです。

今年は結構頑張ったし、ある程度の実績を得ることが出来ましたが、個人的にはほろ苦いというか、ちょっと悔しい気持ちが残りました。もっとやれたはず・・という思いは来年につなげていきたいと思います。

トランぺットは所属音楽教室コンクールの地区予選を通過できませんでしたが、審査員コメントは去年より良いものになっていました。今は原点に立ち戻って、レッスンでは地味はマウスピース練からやり直しています。

バイオリンは所属音楽教室コンクールの地区本選まで行きましたが、5分制限の音が鳴るあたりで、鐘の音が鳴ったか鳴らないか分からないことに気を取られて崩れてしまったのだ悔しいです。鐘が鳴っても弾き続けるとペナルティがあると勘違いしていたのが敗因ですね。

声楽は、プロアマ混合の歌曲部門ではフォーレのイスパアンのバラを歌い、一部の先生には良い評価をいただきましたが、准本選を通過できませんでした。

愛好者41〜60歳未満男女声の部では、5位入賞しました。ただ先生方からはマスクで練習していたことによる弊害(口が横開きになってきた)等を指摘され、レッスンでもその後矯正に努めています。

そして昨日の50歳以上女声愛好者の部で2位入賞となりました。まだまだ全部の音域を綺麗にツヤのある声で鳴らせるようにはなっていません。課題は多いですが、発声は基本にて、今後も頑張っていきたいと思います。

 


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ドニゼッティ/歌劇《マリア・ストゥアルダ》

2022-11-23 23:33:09 | オペラ・バレエ鑑賞

アマゾンで探しても、日本語字幕版が手に入らなかったが、なんと地元の図書館にあったので借りてみた。

【キャスト ほか】

マリア・ストゥアルダ: カルメラ・レミージョ
エリザベッタ:     ソニア・ガナッシ 
ロベルト (レステル):  ジョセフ・カレヤ
ジョルジョ・タルボ :  リッカルド・ザネッラート
グリエルモ・チェチル卿 :マルツィオ・ジョッシ

指揮:ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ
ベルガモ・ドニゼッティ財団管弦楽団 
ロンバルディア州歌劇場合唱団         

マリア・ストゥアルダとはメアリー・スチュアートのこと。歴史的にはエリザベス1世によって処刑された元スコットランド女王として知られる。幼い頃にスコットランド王位を継承し、その後、フランス王太子と結婚してフランス王妃になったが、夫の死去に伴い、子のないメアリー(マリア)はスコットランドに戻ったが、スコットランドでの内紛にともない廃位され、イングランドに逃れエリザベス1世に保護を求めたが、幽閉されてしまった。その幽閉期間は20年にも及ぶものであった。度々、エリザベス暗殺計画に関与したとされ、メアリー(マリア)自身にもイングランド王位継承権があったことなどもあり、イングランド王室内に処刑を望む声も多かったことから、最後には処刑されてしまった。しかしメアリー(マリア)の子供は、エリザベス1世死後、イングランド王位を継ぎ、その血脈は連綿とイギリス王室に受け継がれるのであった。そういう意味では、ドニゼッティの女王三部作の他の作品「アンナ・ボレーナ」や「ロベルト・デヴリュー」にもそういうところはあるね。本人は処刑されるが血は受け継がれる・・みたいな・・・。

このオペラはシラーの戯曲に基づくが、シラーの戯曲自体が史実でない部分を含み、オペラ化に当たりさらに変えた部分があるため、かなりフィクションの部分を含む。(ま、たいていのオペラはそうなのであるが)

エリザベス1世(本オペラではエリザベッタ)は悪役である。しかも主役のマリアより画面占有時間が長い。本DVDのジャケットを見ても、前の方で手を挙げているのがエリザベッタであり、後ろでおとなしく歌っているのが、主役のマリアである。

エリザベッタがメゾソプラノで、マリアがソプラノ。(近年は声種を逆にした舞台もあるが)

強面なエリザベッタに対し、マリアの声はとても清純。エリザベス1世は偉大な女王なのに、ドニゼッティのオペラになると、本作でもロベルト・デヴリューでも偉大な側面は描かれずに、嫉妬深い嫌味な女に描かれてしまうのは残念。2幕の女王対決と、ラストの心穏やかなる処刑前のマリアがとても印象的で素晴らしかった。

今、個人的に練習しているのは、二幕の最初の方のマリアのアリア「空を軽やかに巡る雲よ・・・遁世の悲しい平安に」の部分であるが、後半の「遁世の悲しい平安に」の部分のカヴァレッタが2種類あるのに悩んでいたが、本DVDに付属の解説書を読んでその理由がわかった。このオペラは度々上演中止や上演禁止の憂き目に遭い、自筆譜も長らく行方不明であった。復活上演に際し、いくつか本来と違う曲が割り当てられ、このカヴァレッタ部分についても、ドニゼッティの初稿でその後捨てられた部分が当てられ、そのバージョン(1865年版)で有名歌手が歌っているのだとか。その後1980年代に自筆譜が見つかり、1989年以降は改められた譜面(クリティカル・エディション)に基づく上演がメインになっているのだという。

私はそういう背景を知らなかったので、両方を聴き比べ、クリティカル・エディションじゃない方の歌い方の方が好きだったので、ネットのIMSLPからダウンロードして、そっちを練習していたが、新しくスコアを買うとクリティカル・エディションになるので、その部分が変わってしまうので困っていた。とりあえず来年1月の本番までは今練習しているバージョンで練習し、コンクールに持っていくならクリティカル・エディションの方が良いかもね。ただ、クリティカル・エディションは転調し、技巧的になる反面、短いので、個人的にはちょん切られ感があってしっくりこない。


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【読書録】真田十勇士(1) 運命の星が生れた

2022-11-22 23:38:06 | 読書録

柴田錬三郎/集英社文庫

図書館を利用するとこんな嬉しいこともある。長らく復刊を願っていた本であるが、なんと図書館にあったとは。

幼い頃、NHKの人形劇の「新・八犬伝」にハマった話は当ブログでも何回か書いたが、実はハマったどころの騒ぎではなく、支配されたに近いのである。この番組が始まると食事中でも物を食べなくなり、周りの声も聞こえなくなる・・・その異常な集中力に危うさを感じた両親が、新・八犬伝だけは最後まで見させてくれたが、次の「真田十勇士」以降を見させてくれなかったのである。

でも、私は相当に執念深い人間である。同じように見ることを禁じられた「風と雲と虹と」や「ウルトラセブン」については大人になってからDVDで見ることができた。しかしNHKの人形劇はそもそも録画されていないことから(当時のフィルムは高価なので回転使用されていたから)見ることは叶わず、原作かノベライズ本だけでも手に入れたいとずっと思っていた。

復刊ドットコムみたいなサイトに投票したこともある。規定数集まったのでいずれ復刊されるとは思っていたのだが、その知らせを受け取らない(見逃したのかもしれないが)まま、今に至っていたのである。

見せてもらえなかった番組だが、チラッとは何コマか見たことはある。とても気になっていたキャラは夢影。夢影見たさでこの番組を追っていたとも言える。それから服部半蔵が本作では悪役であることから、ずっと半蔵のことを悪い奴だと思ってたのよね。半蔵門線に乗ったりすると、若い頃は「悪い奴のくせに」とか思っていたのだ。

その真田十勇士が、かなりの創作物語であることを知ったのは、大人になってからだ。真田太平記を見たり、真田丸を見たりしても、十勇士なんて出てこない。猿飛佐助の「さ」の字も出てこない。忍者らしき人は何人か出てきたけど。霧隠才蔵だけは、別作品「風神の門」に登場するが・・他のキャラはいかにして作られたのか・・・。

真田十勇士自体は、江戸時代の軍記物や小説に原型が見られ、その後、講談によって親しまれ、明治・大正時代に刊行された立川文庫により人気を博したらしい。それを踏まえて柴田錬三郎が本書を書き、NHKも人形劇にしたのであろう。

そういう万感の思いを経て、本書を手に取り、読み始めてすぐに唖然とした。新・八犬伝もかなりのファンタジーだったが、真田十勇士はそれに輪をかけたファンタジーだった。彼らの術は忍術の域を超えて、ある意味ハリー・ポッターを超える妖術・魔術の域に達している。

一応舞台は秀吉→家康あたりの時代背景を借りてはいるものの、史実は大いに捻じ曲げられている。猿飛佐助は武田勝頼の子供で、夢影はなんと石田三成の娘だった。猿飛佐助の子供の頃の修行で、99人の武将の爪を彼らが寝ている間に切り取って来い・・という課題があり、師匠が佐助が取ってきた爪を囲炉裏にくべると、煙の中からその武将の姿が浮かび上がる・・・というシーンが最初に出てくる。ありえないありえない・・でもそれに類したことが続くと慣れてくる。人がカラスになって飛んだり、鷲が自分の羽毛を手裏剣がわりに飛ばしたり、幽霊も呼び放題、死人も生き返り・・・。色々あるが、万能な人はおらず、登場人物がそれぞれに特異な能力を持っているという設定だから、物語になりうるのだ。ま、こういう考え方は幽遊白書のような現代少年漫画にも受け継がれているよね。(それでも、霧隠才蔵がイギリス海賊の血を引く外国人っていう設定が何とも腹落ちしないのであるが。)

子供の頃に見たひとコマで、夢影が半蔵をはじめとする徳川方の前で脱ぐシーンがある。陽の光に照らされてピカーッと光、男どもがおおッと声を上げたところでその回は終わってしまい、その後どうなったのかわからなかったが、なんとまともに見た男どもは黒焦げになってしまったのだ。半蔵だけはかろうじて瞼を閉じることが出来たが、腑抜けのように呆然と立ち尽くしていた。夢影は、「見ないで」と言われて真面目に目を閉じていた佐助と共に悠々と逃げることができた。佐助にスケベ心があったら半蔵と同じことになっていただろう。

ひとつ勉強になったのは、琵琶湖には昔、海賊ならぬ「湖賊」という集団が存在していたということだ。確かに、昔の人にとっちゃ、琵琶湖は海みたいなものだったろうな。


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【読書録】下町ロケット

2022-11-21 00:46:35 | 読書録

池井戸 潤/小学館文庫

この作品のシリーズは一度テレビで見たことがあって、その時は佃社長と帝国重工の財前部長は密月状態だったので、結末はある程度知った上で、原作を読んだわけであるが、それにしてもよく書けている・・と唸った。ロケットの部品のテストをどんなふうにやるのかなんて、相当取材&調査してないと書けないし、一見落着かと思うとまだまだ一山あるところなんて、読者をハラハラさせながら惹きつける書きぶりを心得ている。

多額の使用料がもらえる特許の使用許諾を断り、部品供給をしたがる佃社長の方針に異を唱え、離反しかかっていた若手グループが、財前を出し抜きたいがために落とすためのテストをしてくる帝国重工社員の態度に腹をたて、佃のプライドをかけて反撃するところは、とてもワクワクした。そんな中で帝国重工内にも佃の優秀者を理解する人間が財前以外にも出てきて、それが少しずつ増えていく。

正義は勝つ的な勧善懲悪色が強い・・というか、池井戸さんの作品は大体そうなのであるが、それでも飽きずに何作も読めるのは、とにかくいろんな分野のことを、技術的な面もしっかり取材していて、それをどっかで金融につなげていて、かつ人間がちゃんと書けているところだな。読む人を最後には温かい気分にしてくれる・・そこらへんがこの人の作品が好かれる理由なのではないだろうか。


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肉巻きおにぎり

2022-11-21 00:39:07 | 食いしん坊レビュー

近所のスーパーの駅弁大会の時に、駅弁に混じって売られていた、宮崎名物の肉巻きおにぎり。

今日猛烈にお腹が空いてしまったので、急遽食べることに。

この中袋のまま、500Wで1分40分ほどレンチンすればよい。

表面はべとつくので、お箸で食べるおにぎり・・という感じだが、うまい!

2個では足りず、あっという間に4個平らげてしまった!

 


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【読書録】海賊の世界史〜古代ギリシャから大航海時代、現代ソマリアまで

2022-11-20 10:26:01 | 読書録

桃井 治郎/中公新書

古代ローマ〜オスマン帝国あたりまでの海賊の話は、塩野七生さんの「ローマ人の物語」や「ローマ亡き後の地中海世界」「十字軍物語」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」などとかぶる点が多く、自分にとっては新しみがないなぁと思っていた。ただヴァンダリズムと呼ばれる破壊行為が、ゲルマン民族の一派ヴァンダル族による455年のローマ掠奪行為が語源になっているとは、目からウロコだった。

大航海時代以降、俄然面白くなった。そういえば昔聞いたかな・・みたいな話のパーツと知らなかったことのパーツが組み合わさって、海賊を軸にまとめられていく。

たとえばコロンブス。私は子供の頃、コロンブスの子供向け伝記を読んだはずなのであるが、野口英世などに比べて全体的にトーンが暗く、面白くなかった記憶がある。その理由がわかった。この人の後半生は暗いのである。子供向けの伝記というものは、あまり悪いことは書かず、人生の終わりもシャンシャンで終わらせる(色々あったけど、穏やかな最期を迎えましたみたいな・・)のが常であるが、この人の場合、そう終わらせようとしても難しいところがある。子供ながらにそれを感じ取ったのではないだろうか。

期待していた金は見つからないわ、植民地経営はうまくいかないわで信頼を失い、理解者でもあったイザベル女王も亡くなり、新王への謁見も許されぬまま亡くなった。

だがコロンブスの航海が切っ掛けでスペインは新大陸で莫大な富を得るわけであるが、そういうお宝満載のスペイン船を狙ったのがカリブの海賊(バッカニア)なわけだな。イギリスやフランス、オランダはスペインの国力を弱めるために、そういう海賊を支援。スペイン船なら襲っていいぞ・・みたいなお墨付きをもらって働く海賊行為を「私掠(しりゃく)」というらしく・・なんか漢字の使い方が逆で、なんで公掠じゃなくて私掠なのかと思うけど・・そういう国家公認の海賊行為のおかげでカリブの海賊は隆盛を極めたのであった。

ということで、スペインは「カリブの海賊」というアトラクションを喜ばないであろうな・・と思って調べてみたら、現状、スペインにディズニーランドはないようだ。

この「私掠」という行為は、ヨーロッパ各国の平和条約や、各国が海軍を整えだすと逆に邪魔になり、消えていくわけであるが、その波に上手く乗ったのがヘンリー・モーガンであり、翻弄されたのがキャプテン・キッドということになるのだな。

ヘンリー・モーガンはスペイン人の入植地パナマを襲い、廃墟にしてしまうなどの蛮行を働いたが、イングランドからはドレイクなどと同様、ナイトに叙せられ、ジャマイカ副総督の地位まで与えられる。しかし私掠の時代の終わりを象徴するかのように、彼は逆にスペインとの条約に基づき、海賊を取り締まる側に立たされるのである。モーガンはそれをしっかりやった。

逆にキャプテン・キッド(ウィリアム・キッド)の方は、私掠だけでは部下を維持できなくなり、海賊行為に手を染めざるを得なくなった。というか本国の方針や、ヨーロッパの戦争状態に関する情報が伝わってこないことも不幸の原因である。たとえばフランスと戦争状態にあるという認識で、フランス国旗をはためかせて商船に近づき、フランスの私掠船と勘違いした商船の船長がフランスの通行証を出したとたんに、イングランド船であるという正体を明かし、商船を拿捕するということもやっているが、実はイングランドとフランスの戦争状態は1年半前に終結していることを彼は知らなかったのである。また、フランスの通行証は持っていたが船はアルメニア商船で船長はイギリス人であるケースも間違えて拿捕してしまったり・・結局キッドはイギリスで絞首刑になり、死体にタールを塗られ、みせしめのために数年間さらされたという。

キッドは死ぬ前に自分の隠した財宝のありかを白状しており、実際にその場所で発見されているのだが、彼が掠奪したと思われる財宝の量に比べて少なかったことから、他に隠し場所があるんだろうと思われ、それがキャプテン・キッドの財宝伝説となり、スティーヴンソンの「宝島」やエドガー・アラン・ポーの「黄金虫」のモチーフになっていく。キャプテン・キッドって誰だか分からないのに、なぜ名前を知っているんだろうと訝しく思いながらこの本を読んでいたが、そういうことか・・と謎が解けた。

カリブの海賊が沈静化した後、地中海の北アフリカ寄りの地域・・トリポリ・チュニス・アルジェあたりのバルバリア海賊に焦点が当たる。ヨーロッパ諸国は条約を結んだり、貢納金を払ったりしているので、表面上は沈静化していたが、新興国アメリカは条約も貢納金もなかったのでやり玉に上がった。アメリカの中でも消極派と積極派に分かれ、・・そうかそうか、アダムス&ジェファーソン論争・・昔習ったなぁ。2代目大統領のジョン・アダムス派消極派で3代目大統領のトマス・ジェファーソンが積極派・・つまり断固闘うべしだったのだ。アダムスの時代、アメリカには国力がなかったから、戦いたくても現実的には貢納金で逃げるしかなかったが、国力がついてくれば、ジェファーソンのような考えが主流になってくるのは、その後の歴史が示しているだろう。アメリカの断固とした態度に動かされ、ヨーロッパも断固とした態度を取り、バルバリア海賊も沈静化していくのだ。

ウィーン会議って踊ってばかりという印象があるけれど、国際問題を解決するために世界各国の首脳が集まって会議を開くという意味では、重要な歴史上の転換点だったのだな。海賊問題はウィーン会議でまず問題提起され、ロシアが主戦派で各国が賛成に傾いたが、フランスが反対したせいでなかなか決まらなかった。議題はその後の会議まで持ち越されたが、最初は玉虫色の合意なれど、アメリカの態度にも影響され、最後には各国で連帯して海賊取締に当たることになったのだな。

ナポレオン戦争直後、先日まで戦っていたイギリスとフランスが合同で北アフリカ諸領に対し、バルバリア海賊を廃絶せよと通告しに行く場面は痛快だった。

本書にはこのほか、実在した女海賊の話なども載っている。海賊行為は悪いことなのに、なぜ人は「海賊」という言葉に惹かれ、「海賊」をテーマにした創作物語が人気を博すのであろうか。本書によれば、秩序に対する叛逆とか、国家に対する個人とか、管理に対する自由という側面から、海賊の暴力的側面以外の側面がクローズアップされるのではないか。。という見方を示している。

が、私はそれ意外にも、海賊行為が「私掠」という側面で、国家が応援した時代があり、その時代彼らは民衆にとって英雄であり、そういう風潮に影響された文学作品が残っていること、また絶対王政の時代にあっても、海賊の船長は選挙で選ばれ、海賊という共同体の中ではきちんとしたルールがあったこと・・という独自性なども魅力の一つかなぁと思う。

そういう意味では、日本でいう新撰組などもそれに当てはまるかなぁ・・・。

 


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葛西へ

2022-11-19 13:50:04 | ただの日記

2009年1月から浦安教室で習い始めたトランペット。その浦安教室が10月末に閉じられ、11月から葛西教室に通っている。

その葛西教室も今日で3回目。やっと慣れてきた。

どの部屋を使うかも最初試行錯誤があったが、トレインビューが楽しめるこの部屋でようやく決まり。

前の教室より狭いけれど、トレインビューがあるとなんとなく安心する私。

こんな爪切りまで衝動買いして・・

練習が終わった後、過去2回のレッスン時はブックオフや業務スーパーなどを巡ったが、この界隈はお食事処も沢山あり、今日はお野菜のお店にした。

かなりリッチな気分だ。

葛西といえば地下鉄博物館しか知らない私、しばらく冒険してみたい。


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Artiste・・・Artisan

2022-11-18 23:22:40 | リベンジ仏蘭西語

「旅するためのフランス語」講座を見ていて、クロエ・ヴィアート先生が「フランス語ではartiste(アーティスト)とartisan(職人)という言葉にあまり違いがありません。語源は同じartなんです」とおっしゃっているのを聞いて、ハッとした。

わぉ〜! 私が10年間愛用しているこの楽器、Bachのアルティザン・・意味も考えずに使ってた。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/29/4e81fcd1be4a5116eba67567e3e7cd05.jpg

そもそも何語なのか・・・っていうことも意識してなかった。

多少なりとも語学を勉強している私なのに恥ずかしい。

買う時に、優秀な職人さんが手作業で・・という話は聞いたような気がするが、そのArtisanには、日本語で職人という以上にアーティストのニュアンスが含まれていると知って、さらに魅力を感じたのである。


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刺身をオリーブ油とレモン汁で食べてみた

2022-11-17 22:45:51 | 食いしん坊レビュー

閉店間際に半額担っているお刺身を買ってきた。

昔、旅するイタリア語講座で、イタリアで数少ない新鮮な刺身を食べられる市場のことをやってたが、そこでの食べ方、オリーブ油+レモン汁を混ぜたもの・・で刺身を食べてみた。

あら不思議。なんか塩分らしきものを感じるではないか! もしかして魚に少し塩分があるのではないかと思って、何も付けずに食べてみるが、それだと舌で感じ取れるほどの塩分はない。

う〜ん、なんか味覚が錯覚を起こしているような気がするなぁ。

ちなみに、醤油+ワサビの小皿も用意したが、確かにそっちのが少し美味しいのであるが、オリーブオイル+レモン汁に慣れた舌だと、逆に塩辛く感じる。日本人は塩分とりすぎなんだろうか?

ということで、ほとんどの刺身をオリーブ油+レモン汁を混ぜたものにつけて食べてしまった。

私は減塩を必要とする身ではないが、減塩のためにレモンを使うというのは理にかなっている気がして来たぞ。

ということで、調べてみると、「酸味」には「料理の塩味を感じやすくする」効果があるそうな。

そうか・・・・・だから醤油につけたものは塩辛く感じたのか。


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