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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第15話を見て

2025-04-14 23:17:08 | ドラマ鑑賞

今回はめちゃくちゃ面白かった。何だか主人公そっちのけで、周りの人が面白い感じ。

特に徳川家の陰謀に関わる話は、やや冗長になりがちなこのドラマを引き締めてくれる。

11代将軍を期待されていた徳川家基の急死は、数々の毒殺説を産んだのは確かだが、毒殺と決まったわけではない。なので、鷹狩り用の手袋に仕込まれていた・・というのはフィクション。

だが、それをめぐる白眉毛こと松平武元(演:石坂浩二)と田沼(渡辺謙)のやりとりが絶妙で、白眉毛を初めて実はいい人だったと思った直後に死亡フラグが立った。

松平武元の死因は過労とされているが、本ドラマではそれも暗殺が仄めかされている。

不気味の操り人形を操る徳川治済を演じる生田斗真の不気味さが半端ない。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第13話を見て

2025-03-31 23:12:16 | ドラマ鑑賞

今回も面白かった。座頭金なる悪どい高利貸の存在を初めて知った。

それを取り締まるべき・・と主張する田沼意次。全くの正論であり、まさかこれに反対意見などあるまい・・と思っても食ってかかるように反対するのが白眉毛こと松平武元であり、演じるのは石坂浩二さん。

いやはや石坂浩二さんがこんなに演技力ある人だなんて知らなかった・・・と思ってしまうほどの名演である。本ドラマに田沼の名誉回復を期待する私としては、白眉毛が発言するたびに憎たらしくてしょうがないが、石坂浩二さんが頑張っていると思うと、それはそれで応援したくなるので不思議。

それにしても鱗形屋の逆恨み・・ひどいなぁ。自分が最初に蔦重をハメようとしたの忘れたんだろうか。

鳥山検校も本性が見えてきました。閉じ込められる瀬川(改め瀬以)。自分を振り向かない妻を閉じ込めても何にもならんでしょうに。でもどうやら、彼女の監禁生活は長くは続かなそうだな。

水を得た魚のように活躍を始める鬼平。暗い話があっても、彼のキレッキレの働きにスカッとするねぇ。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第12話を見て

2025-03-23 23:01:23 | ドラマ鑑賞

今日は、吉原の祭り、俄(にわか)が登場。

禿たちが歌舞伎の真似事を披露するが、助六で、子供の「キセルの雨が降るようだ」の一言がめちゃくちゃうまくて、とても真似事とは思えないオーラが輝いていた。一方、馬面太夫は、ほおかむりして読み本ガン見で、歌っていたが、「あの声は」とみんながキャーキャー騒ぐ理由が実感できず。そもそもガン見とかされたんじゃ、先日のマノンレスコーでの自分を思い出すようで、嫌だな。

大文字やと若木屋の対決も面白かったな。出し物をわざと被らせて違う振り付けで踊っているが、お互い向き合って対決し、そのうち頭目の一騎打ちとなり、お互い上半身裸になり・・・そのまま行けば絶対全裸+お盆一つの踊りになるだろうと思ってたら・・違った。お互い手具を取り替えて、相手型の振り付けで踊る・・・対抗している間にお互いの踊りを覚えちゃったみたいで。。このまま仲良くなってくれるといいんだけど。

盛り上がりの中で、先日足抜けに失敗した、新之助と空蝉が、祭りに神隠しはつきものと促されて、逃亡。無事に逃げられるのかなぁ。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第11話を見て

2025-03-16 22:39:03 | ドラマ鑑賞

今回驚いたのは、役者は吉原に行けなかった・・・っていう話。浄瑠璃ならいいって・・ややこしいなぁ。

馬面大夫の声の良さ・・・私にはよくわかんないんですが・・・。

でもこのドラマを見る限り、江戸時代の人たちって頭いいですなぁ。

本は読むし、浄瑠璃を見たら、自分でもできるように節回しの書かれた本が売れる・・・正規の「正本」はもちろん、そうじゃないのも売れるって・・いいなぁ。

例えば今の日本で、オペラを見た人が自分も歌いたいからヴォーカルスコアとか対訳本を買うようなもので・・・そんなものがボンボン売れるなんてすごいなぁ。

階段落ちだけでなく、頭のつるつる部分を何度となく叩かれる蔦重。ちょっと叩きたくなるほど綺麗かも知れない。


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スペシャルドラマ「坂の上の雲」を見終わって

2025-03-10 23:20:05 | ドラマ鑑賞

原作を全巻読んでいる私であるが、ドラマを見て、原作に少し配慮を加えてられているように思う。

それは特に日本海海戦のシーンを見て思った。

黒煙をあげて沈みゆくバルチック艦隊・・その映像はそのまま太平洋戦争で攻撃を受け、沈みゆく日本の戦艦の映像と重なって見えるのだ。

爆撃を受けて壊れる船。日本語ではない言葉が聞こえてこない限り、それはロシアのものとはわからないのだ。

昔見たような、日本勝った万歳・・的な日本海海戦の雰囲気ではない。

これはあえて日本かロシアかわからないように作ったのではないかと思う。日本人もロシア人も同じ人間なのだから。これは戦後の秋山真之の述懐につながっていく。

日露戦争は、幾多の幸運が日本に味方し、本来であれば取れないような戦略で勝利を収めた・・・・というか特に陸においては、ロシアが勘違いして逃げてくれた・・・というような話だ。

この薄氷の勝利を過大評価し、日本は方向性を見誤ることになるのだ。

また以前「歴史探偵」でも見たように、この戦争はもしかしたら回避できたかもしれない戦争であることも随所に印象づけるエピソードを取り上げている。明治天皇がギリギリまで戦争を回避しようとしたこと。伊藤博文も回避派であったこと、ニコライ二世自身日本からの最後通牒を受け入れる手紙を送っていたのに途中で握られたこと・・など。原作にも書いてあったのかも知れないが、映像で見て改めて強い印象を与えられたシーンであった。

無論、原作の方が詳しく表現できている部分もある。

黎明期の近代日本を支えてきた人達の、眩しいほどに光り輝く志・・・60年頑張って生きてきた私・・頑張ってはきたが、ここまで輝いてはいなかったなぁ。体力気力の許す限り、もっと頑張らねば・・・なんて思う次第。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第10話を見て

2025-03-09 23:41:48 | ドラマ鑑賞

先週は予期せぬリアリティに絶句したが、今週はお花畑感満載。

吉原ってそんなにいいところか?

子供が見て誤解しないか?

ちょっと心配。

女郎をしてない時の女郎・・いわゆるオフショットを絵にする・・なかなか斬新。

役に立たないはずのお兄さん、太鼓を叩いてなかなかの名演技。

俊介鶴屋がまた憎ったらしい顔を・・・。白眉毛の御仁も今回は敵役かねぇ。

予告編を見る限り暗雲が立ち込めているが、どう乗り切るのかねぇ。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第9話を見て

2025-03-03 23:05:30 | ドラマ鑑賞

攻めてるなぁ。

私の中では攻めてる大河ドラマ第一位の「風と雲と虹と」を超えて「必殺シリーズ」に迫る勢い。

瀬川の身請け話を切っ掛けに、自分の瀬川への想い、そして瀬川の自分への思いに気づく蔦重。

彼らが思いを遂げるための選択肢は二つ。

1.2人で逃亡する(足抜け)。

2.瀬川の年季明けを待って一緒になる。

いずれの場合も今の身請け話を断らなければならない。

1の選択肢は、新之助とうつせみが逃亡に失敗したことで消える。っていうか、新之助とうつせみはそのために東條したキャラなのではないか・・という気になる。

そして2の選択肢も、忘八によるある説得により潰れる。「どんなに着飾っちゃいても、勤めはこれよ」とやにわ襖を開けて瀬川が客を取っている乱れた現場を蔦重に見せる。しかも目が合っちゃって・・・、わかっちゃいてもショックだねぇこの展開。「お前は瀬川に年季明けまでこれをやらせるつもりか・・しかも体を壊して年季明けまで生きてられない女郎も多いんだぞ」

実際、いい客に身請けされることで、女郎屋としても花魁の襲名等、何やかやでかかったコストを早期に回収でき、ああなることこそ女郎の幸せだと、後に続く者たちを作り出す・・商売として願ったりかなったり・・ということを、商売のこと抜きにうまい言葉で説明する女将。

非常に深い内容の回であったが、目が合ったシーンが怖くて、それに全部持って行かれた感あり。

それにしても、足抜けするかも知れない者が通行手形を書いてるのは極めてリスキー。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第8話を見て

2025-02-25 23:24:53 | ドラマ鑑賞

倍売れたのに仲間に入れようとしない地本問屋たちの意地悪に対し、吉原の忘八のおっさん、おばさん達がようやく本腰を入れて蔦重の味方になった。風間俊介の悪役ぶりに役者としての演技の幅を感じるね。蔦重が勝ったと言うよりも俊介が負けた・・っていうインパクトの方が大きかったからね。

それにしても吉原が賑わうということは、芸者が疲れると言うことでもあるのは皮肉だねぇ。「強蔵」って言う言葉も初めて知ったよ。必殺シリーズに出てた念仏の鉄みたいな人のことを言うのだろうか・・・。

花の井・・改め・・瀬川の本当の気持ちに気づかない蔦重が鈍感だと言うことになっていたが、私も気づかなかったよ・・鈍感だから・・。幼馴染みの同志愛かと思ってたよ。そうじゃないなら、ちょっと思わせぶりなシーンをもっと挟んでもよかったんじゃないかな。

江戸時代、盲人は保護され、金貸し業などをすることを許されていたと言う話・・あまり認識がなかった。色んな箇所が不自由な人は存在したが、なぜ盲人だけ保護されたのかはよくわからないが、金融や音楽の世界に名を残している人も多いから、有能な方は多かったんだろうねぇ。検校と言う官位が最高位だそうだが、検校と言えば、我々も学生の頃、八橋検校の名を習ったじゃない。そのおりにそう言うことについて全く習わなかったなぁ・・なぜだろう・・・なんて思うのであった。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第7話を見て

2025-02-16 23:25:55 | ドラマ鑑賞

2倍売れる細見を作るためにはどうしたらいいか・・・。

・携帯しやすい形にする。

・値段を安くする。

・情報領の多さ。

・競合他者より新しい情報を載せる。

まさにマーケティングのドラマであり、見ながらワクワクしたが、新しい情報を追加するたびに、そのページは全部下書きからやり直し、版も彫り直しとなる点、木版印刷の限界を感じざるを得ない。

いやいや活版印刷になった後も、今のようにパソコンが普及する前は、版下をチョコチョコ切りはりして直し、ページ繰りが変わったりすると大騒ぎで、打ち直して先祖帰りしたりと、色んなことがあったなぁ。

2倍売れれば仲間に加えてくれるという口約束をした上で、2倍売らせまいと妨害工作をする地本問屋たちの腹黒さ。最終的には蔦重が勝つだろうが、簡単には勝たせてくれないだろうな。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第6話を見て

2025-02-12 23:25:07 | ドラマ鑑賞

帰ってきたウルトラマン・・ならぬ長谷川平蔵。でもまだ火付盗賊改めではなく、希望の仕事に就けていないようだ。たまたまそこにいた蔦重は鱗形屋が起こした偽本事件に連座させられてもおかしくなかったが、こいつは違うという大事な一言をいうために、平蔵は戻ってきたのだ・・というところで、事件は本当だがこの設定は創作だろうな。

※しかし、擦り損じをトイレットペーパーに使っちゃ、バレるのは時間の問題だけどね。

ところで、江戸時代に辞書ってそんなに儲かったのかぁ。辞書が売れたということは、江戸時代の人々の知的水準は推して知るべし。しかしながら、広告収入で成り立っていたらしい、愛用していた無料のイタリア語オンライン辞書ページが最近急に消えてしまって、シクシク・・な私はちょっと複雑な思い。貴重なものを長らく無料で使わせていただいてありがとさん。

一方、せっかく財政を立て直したのに、大量の金を使わされるハメになる田沼さん、気の毒。幕府は足の引っ張り合いだねぇ。鱗形屋の不始末で、棚からぼたもち、濡れ手に泡状態の蔦重だが、知ってて鱗形の自滅を待っていた自責の念に駆られる蔦重に対し、武士の世界だって同じようなものよと励ます平蔵の一言は重い。すでに大物感が漂っている。本当のかっこよさは火付盗賊改めになった時にとっておくために今は小出しにしているらしいけど。

 


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第5話を見て

2025-02-03 23:33:01 | ドラマ鑑賞

唐丸が行方不明に。抜群な絵の才能を持ちつつ、どえらい秘密を抱え、さらにどえらい秘密を抱えてしまったらしい唐丸の謎は次週以降持ち越しとなった。

しかし、この時代の絵って、机の上で書くばかりでなく、床に這いつくばって描くことも多かったのね。

そして、アイデアマンだが度々窮地に陥っていたらしい平賀源内。この人の存在なくば、このドラマは今の半分も面白くないだろう。田沼意次との開国談義も面白かった。米本位主義の古い幕閣に、金の亡者のように思われて苦悩する田沼。諸外国に米なんて差し出しても何も買えないぞ・・・と、なるほど。

そして、人を斬らない里見浩太朗さんも出てきて、蔦重にアドバイス。愛之助の思惑に乗りつつ力を蓄える選択をした蔦重にはきっとこのあと福が訪れることであろう。

しかし、吉原の花魁でもほとんど稼げていない・・という重要な情報をこのドラマは与えてくれる。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第4話を見て

2025-01-27 23:19:07 | ドラマ鑑賞

ひゃー! なんだか、べらぼうに面白いやんけ!

西村屋の西村さんが出てきた時からなんか怪しく、先週の愛之助さんの表情を合わせて考えると、なんか起きそうではあったが、能力ある新参者をつぶして、利益を横取りする、閉鎖的で嫌〜な世界。ここまで露骨なのはなかなかないにしても、現代でもありそうな、あるある…
 
良い?偽造と悪い偽造の並列進行も面白い。
 
将来敵になるはずの蔦重と松平定信を並列に進行させていることとも重なる。
彼らはそれぞれに酷い目に遭いながらも、必死に生きているだけなのだ。
 
天才的な絵の才能があることが分かった、蔦重の弟分の唐丸・・今度どう化けるのか、一体誰になるのか・・猛烈に気になる。
 
 

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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第3話を見て

2025-01-20 23:04:00 | ドラマ鑑賞

本話もなかなか面白かった。

源内が序を書き、内容も改訂した小冊子「吉原細見」は、評判はよかったが、吉原細見自体は売れるが、吉原への客足は伸びないという皮肉な結果になった。

変わって蔦重が考えだしたのは、「一目千本」という豪華本の作成に乗り出し、花魁たちを花に見立てており、風呂や床屋など男が来そうな所に見本を置き、吉原の客となればもらえるという仕組みにしたところ、それが大当たりしたという話。

う〜ん、草木や花ばっかり書いてある冊子・・・そんなに面白いのかねぇ。しかも腹上死事件をたくさん起こしているお姉さんは、トリカブトに見立てられたらお客さん来なくなる・・って言って怒らないのか?

今回については、後半でちゃちゃっと出てきた話の方が後をひく面白さ。

今まで、御三家については理解してたつもりだけど、吉宗が作った御三卿については、私の脳みその忘却の彼方にあったが、賢丸(将来の松平定信)の怒りのおおもとが、彼がこの御三卿の一つ、田安家に生まれたことにあるのだな。

定信は吉宗の孫だから、将軍になるチャンスもないわけではなかったのだ、そこを白河藩に養子になることで運命が変わったのだ。どうやら同じ御三卿で吉宗の孫である一橋治斉が暗躍しているように見えるけど、予告編を見ると、賢丸の怒りは田沼に向けられているようだ。本作では田沼はあくまでも良かれと思って養子の話を再度持ち出したことになっているが。

一橋って誤解してた。水戸家の出の慶喜が一橋だったから、水戸と一橋って一緒かと思ってしまっていた。水戸家は御三家で徳川家康の息子を起点としており、一橋は御三卿として御三家紀州の出である吉宗の息子が起点。慶喜は水戸の出なのに一橋を相続した人なので、混同してしまったのか。


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スペシャルドラマ「坂の上の雲(広瀬死す)」を見て

2025-01-14 23:59:00 | ドラマ鑑賞

太平洋戦争において軍神とされた広瀬武夫。だが、実際の広瀬は敵性語であるロシア語に堪能で、ロシア女性と恋仲になり、戦争中も手紙を出し、ロシア兵の中にも多くの友を持ち、船の横にロシア語を書いて彼らに見せ、戦死した後は、ロシアでロシアの友たちに葬られた人だった・・・。そして、恋人のアリアズナもロシア軍人の娘でありながら、広瀬の死に際し喪に服した。

敵性語を忌み嫌った太平洋戦争中では考えられない、視野の広い人物だった。むしろ敵性語を制限した太平洋戦争中の日本の姿勢の方が、今から考えれば戦略上も間違っていたのである。

ボリスと広瀬の複雑かつ熱い友情も、本回で見納めか。ボリス役のアルチョム・グリゴリエフの涙目にもらい泣き。

ロシア人は個人としてはいい人たちであるが、国家となるとおかしくなってしまう・・・坂の上の雲の原作にも書かれていたことであり、個人個人のロシア人たちは本当にいい人として書かれていた。テレビではさらにそのイメージが増幅されたように思う。


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大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第2話を見て

2025-01-12 21:15:52 | ドラマ鑑賞

結構期待してたのより面白いかも。

田沼が金にこだわった理由・・経済的な背景が源内によって解き明かされて、なかなかいいドラマになってる。鎖国になったけどオランダと仲良くした・・・というのが通常の解釈だけど、鎖国したがゆえに国際的金銭感覚を失い、オランダにイイようにやられた・・・という見方、納得性がある。貨幣価値や為替レートの重要性をわかっている田沼と年貢にこだわる他の重鎮・・・再評価されている田沼の経済感覚は、どうやら期待できる描かれ方になっているようだ。

そして、若き長谷川平蔵・・なんとなく中村吉右衛門さんに風貌の似ている人を連れてきましたね。。。将来的にイイキャラになりそうなオーラを漂わせながら、まだ若いがゆえにぐだぐだに・・・。

そして、源内・・めっちゃイイ味出してて主役を食う勢い・・。っていうか、源内の語りがなかったら全然面白くないね。

石坂浩二さんの重厚メイクによる変身ぶりもすごい。そしてどんな役でもそつなくこなす愛之助さんの役者魂。今日は45分があっという間だった。


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