さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

金のマルゲリータ

2021-07-31 23:35:53 | 食いしん坊レビュー

毎週金曜日の夜は実家に電話することにしている。

昨日の話題はワクチンとオリンピックとセブンの話。私がセブンのカレーが美味しいという話をしたら、母が最近「金のマルゲリータ」にハマっているという。

今朝、歯医者に行った帰りにセブンイレブンに寄って、早速買ってきた。

袋の表面に載っている方のプロフィールはこちら。

ビニールの覆いを取って、レンジで解凍した後、オーブントースターで数分。

とっても本格的な感じ。生地の匂いが香ばしい。

8つに切っていただきます。ほんとコンビニで買ったなんて信じられないクオリティ。また1人で食べてちょうどいい大きさというのがありがたいね。

本当に美味しい! この数年私は料理の腕を上げたつもりでいたけれど、コンビニ飯はさらに進化していたのね。コンビニ飯がこんなに美味しいと、ますますレストランは厳しくなるんじゃないかと心配してしまう。

最近は、老舗レストランの味を守るべく、キッチンカーとか、冷凍食品とか色々工夫がなされていることは聞くし、コンビニとのコラボも一つの道だと思うけれど、そこで救われるのは一部のお店のような気もするし、思いは複雑。

ちなみに「金」シリーズ、他に豚の角煮や鮭のハラミの西京焼も買ってきた。

こっちも負けず劣らず美味い!


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フェンシング男子エペ団体・金メダル!

2021-07-30 23:58:31 | ただの日記

今日は、会社から帰ったあと、近所の古本屋のスペースで楽器の自主練をしていて、終わって出てきたら、古本屋の店主のお兄さんがフェンシングを観ている。

銀メダル以上は確定した状態でのROCとの決勝戦。日本リードの状態であと9試合中残り3試合というところだったので、慌てて家に帰ってテレビ観戦。心臓が弱い私は、体の負担を避けるため、勝つとわかっている試合しかテレビ観戦できないが、何年ぶりかに結果の確定していない試合を見ることに。

フェンシングの試合って、実はまともに見たの初めてかも。一応剣道経験のある私は、見ていて猛烈にカルチャーショックである。あんなに下がっていいのかとか、試合中に曲がった剣を手や足で伸ばしているシーンにめちゃくちゃ違和感を覚えるとか、剣の持ち方が立ち気味で小手を取られないのかとか、面の着脱が簡単でいいなとか、色々思いながら見る。

まぁ電気的に有効な打突が分かりやすいのはいいわね。同時突きで両方に点が入ることもあるのは面白い。最終試合は動きが活発で、大変迫力があり、最終試合に相応しいものだったわね。

とにかくオリンピックでの日本のフェンシング界初の金メダル。とにかくおめでとう!


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スポーツ音痴による雑感

2021-07-29 23:20:33 | ただの日記

一応、冷房のかかった部屋にいるはずなのに、水分を摂っても摂っても体から水分が失われていく。そして、一人暮らしなのに馬鹿みたいに洗濯機を回さなければならない季節がやってきた。

オリンピックも佳境。コロナ感染者も急拡大。日本の蒸し暑さにもみんなが苦しんでいる。

心臓の弱い私はスポーツ観戦ができない。それに時間もないのでオリンピックと向き合うのは主にネットニュースを通じてしかない。一応学生時代に体は動かしてはいたものの、そんな私がオリンピックについて語る資格などない。

それでも、選手たちの頑張る姿は、夏バテでなめくじのようになっている私に、何某かの活力をくれるのである。

コロナ禍かつ灼熱の今の季節にオリンピックを開くことの是非に関する議論とは切り離した上で、やはり努力の報われていく人たちの姿は輝いている。一方、メダルを期待されながらも敗退した人達についても、彼ら・彼女らの人生の中でそれをどう乗り越えていくのか、応援し続けたいものである。

開会式後、何となくだらっと結果だけを追っていた私の中に急に涼風が吹いたのは、卓球の混合ダブルスで水谷選手と伊藤選手が金メダルを獲得した時のことである。優しい顔をした高校生の水谷君におんぶされる、目力強い幼稚園児の伊藤さんの写真が心にズギュンと来て、以来2人が登場するネットニュースから目が離せなくなった。

混合ダブルスっていうのは、男子選手の球を相手チームの女子が受ける順番になった時、男子選手は相手チームの女子を潰しにかかるのが普通らしいね。だが決勝戦では男子でも受けるのが大変な中国の許選手のサーブを伊藤選手が見事に返している。許選手は試合後、伊藤選手を称えるコメントをしている。まさに一流は一流を知ると言われるが如く。

またどんなに伊藤選手の攻撃力が凄くても、それを相手チームに返されてきた時の球を男子選手が打ち返せないと諸刃の剣になってしまう。どんな球でも対応できる水谷選手と組んだからこそ、伊藤選手は存分に自分の技を出すことができた。混合ダブルスで以前伊藤選手と組んでいた別の男子選手が「悔しいけれど、僕ではあそこまで引き出せない。」とコメントしている。逆もしかりで、混合ダブルスとは両方ともが男女のトップクラスの選手でないと、力が発揮できないスポーツなのだな。

男女ペアの競技っていうとついついフィギュアスケートを連想してしまうのだけれど、日本は伝統的に男女ペア競技は苦手だというイメージがある。しかしまあ、12歳差の兄妹のようなペアが世界のトップに立てたというのはとても感慨深い。

金メダルを獲った余韻に浸る間もなく伊藤選手は女子シングルで戦い続け、日本の女子シングルでは初めてのメダルを獲った。銅メダルじゃ不服だろうけれど、混合ダブルスに続き、女子シングルでも分厚い扉をこじ開けたのである。

さて、このような情報をスポーツ観戦のできない私でも瞬時に得ることができるのは、ネットのおかげではあるのだが、ネットは反面あらゆる雑音の流れる場所でもある。SNSのダイレクトメッセージを使って、日本の金メダリストに激しい攻撃文が届く。また審判の判定等への誹謗中傷が各国のSNSで語られる。これは闇の側面だわね。

体操でも卓球でも柔道でも、二位の国の選手が日本の金メダリストをリスペクトし、褒め称えるシーンが映し出されていた。つまり強豪選手同士は国境を超えてお互いを認め合っているのである。アーチェリー団体の表彰台に登った韓台日9人が和気あいあいと自撮り写真に収まっている姿は大変微笑ましかった。

うるさいのは外野だ。かくいう私も外野なのであるが。

ということで、結果がどうであろうと、外野としては誰かを攻撃することなく、あたたかく見守っていきたいものである。


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お手軽バル アソート

2021-07-28 23:27:14 | 食いしん坊レビュー~ポテチ&スナック

最近ちょっとびっくりしたスナック。

そら豆に濃厚チーズ味と和牛ステーキ味がついている。

会社に1つずつ持っていって、帰りがけに電車を待つホームで食べる。

最寄り駅でカマンベールチーズ2切れ食べ、乗り換え駅でこれを食べると、ほんと、食事をしたような気分になる。しばらくは帰宅時の救世主だ。

 


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セブンのグリーンカレー

2021-07-27 23:58:33 | 食いしん坊レビュー~カレー

先日写真を撮り損ねたグリーンカレー・・・近所のセブンイレブンで品切れしてたので、思い切って通販で箱買いしてしまいました。

このシリーズ、中袋をそのまま電子レンジにかけられるのが便利です。

なんと言いますか、柑橘系の香りも含め、とってもアジアンなのです。辛さはマイルドでピリ辛程度ですが、香りであっちの世界に連れて行かれます。刺激よりも癒しを与えてくれる優しいカレーです。


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セブンのカレー「バターチキンカレー」

2021-07-26 00:05:33 | 食いしん坊レビュー~カレー

セブンのレトルトカレーが美味い!

ブログにはあえて書かなかったけど、ここ何回か、高いけど今一つなカレーばかりにぶち当たり、消沈していたのだが、先日なんとなく手にしたセブンイレブンで買ったグリーンカレーが、涙が出そうなほど旨かった。(写真撮るの忘れたんでブログに書けなかったけれど。)

で、今日は声楽レッスンの後、隣のセブンイレブンで是非グリーンカレーを買うぞと思ったのだが売り切れで・・代わりにバターチキンカレーを2つ買ってきた。

こちらも負けず劣らず旨い。ちょっとあっさりしているのかもしれないけど、夢中で食べて瞬間蒸発。

で、その後、寒天ゼリーなどを食べて、通常ならそれでお腹いっぱいになるはずなのだが、1時間後に耐えきれなくなって、もう1つ食べてしまった。

ということで、お代わり必至のレトルトカレーでした。

オリンピックのために来日して、自由に外出できないでおられる海外の人達に食べさせてあげたい味です。

ぜひ、近日またグリーンカレーを入手したいです。


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ケーブルテレビの機器更改

2021-07-25 23:39:43 | ただの日記

6月末にマンション全体での契約変更があり、その関係で部屋の中での調査や契約変更にケーブルテレビ会社の人が来て、手続きをしたのだが、今日はいよいよ機器更改の日。

今のところに住んで5年半になるけど、ケーブルテレビの機器が変わるの2回目で・・引っ越した時も新しくしているから3代目ということになるのだが、こうも頻繁にバージョンアップしなきゃいけないのかと思うと、結構めんどくさい。そのたびに録画はボツになるので、この四連休は精力的に溜まった録画を見ていた。昨日は「歴史探偵」は「サイエンスゼロ」今日は「ガイアの夜明け」をまとめて見た。

歴史探偵でやってた、佐渡金山の話や、ガイアの夜明けでやってた、廃プラと廃ガラスと3Dプリンターで作ったパーツを組み合わせて東京オリンピックの表彰台を作る話は面白かった。

そして、録画を見るのをところどころ区切りながらお掃除に精を出す。

夕方、更改の作業をしていただいて、セットトップボックスだけでなく、ハードディスクもWiFiもリモコンも変わった。

何よりうれしいのはリモコンが使いやすくなったこと。前のリモコンは使い過ぎでボタンを押しても反応しないなど接触不良のようになっていて、録画を予約するのが大変だったけど、すいすい予約できるようになって嬉しいな。


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独検4級合格

2021-07-24 23:20:20 | いまさら独逸語

6月27日に武蔵大学で受けた、ドイツ語検定4級。待ちに待った合格証が届いた。

経費節減の折、とても小さな合格証になってしまったけど、それでもとても嬉しい。

大学の時、本当はドイツ語を学びたかったのに、フランス語の方が世界中で幅広く使わている云々と言った説得に負けて、フランス語を第二外国語にしてしまった自分。

卒業してからドイツ語とフランス語に触れる機会の比は100対1ぐらい。ドイツ語を理解出来ていない私のもとをおびただしい量のドイツ語がすり抜けていった。ああ、もったいないことをした。

それでも自分で勉強すればよかったのに、勉強の仕方も知らなかったんだね。

近年になって、検定にチャレンジしようという気になったが、もっと早くからチャレンジしていれば・・・・。

5級は超簡単だったけど、4級は全くの独習で、しかも他の言語を学びながらやるのは難しかった。

使ったテキストはこちらだけど、絶対4週間でなんかできない。私は3ヵ月かかっちゃったよ。しかも直前の2週間で駆け込みだ。

単語帳は3冊。約1300語はとりあえずは頭の中を通り過ぎて行ったけど、完全に記憶に定着したわけではない。

でも、やっと自分の中でドイツ語をやっている感が出てきた。

これでも、大学でちゃんとドイツ語を学んだ人には追い付けないレベルなんだよね。まだまだ頑張らなくちゃ。

一応これで、

・イタリア語 3級

・フランス語 4級

・ドイツ語  4級

となった。同じ4級で見れば、イタリア語が一番難しかった気がするよ。

次に私がドイツ語検定を受けられるのは、一年後だ。(半年後のテストはオケの本番と重なるため。)

せめて3級までは取らなくては。


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東京オリンピックが始まった

2021-07-23 23:59:17 | ただの日記

昨日、今日ととにかく暑い。家の中でなめくじのようになっていた私、あまりに歩かないのもなにかと思い、夜八時半ごろ思い立って、駅の方に歩いていったら、通りはまるで深夜のように人がいない。スーパーも人がいない。そうか、みんなオリンピックの開会式を見てるんだな。

私がここに書くまでもなく、これでもかこれでもかと色んな出来事があったオリンピック。ここまで来た以上は、このために頑張ってきた人達が報われる大会になって欲しい。そしてコロナが拡大することなく、つつがなく無事に終わって欲しいと願うばかりである。

無観客になってしまったけど、みんなが家でテレビ観戦すれば、街の人流は減り、コロナ対策になるのではという期待はできないだろうか。

戻ってきてから、開会式の録画をすこしずつつまみながら見る。選手たちの心の葛藤を表現した冒頭のパフォーマンス。まさに、そうだろう。そして楽しみな入場行進。今大会ならではの目を引く点としては、あいうえお順。音楽は知らない曲ばっかり。ゲーム音楽らしいけど。旗手は男女ペア。そしてユニフォームや国旗と合うデザインの色とりどりのマスクをした選手たち。長袖のユニフォームの国を見ると、暑すぎないかしらと我が事のように心配してしまう。

鍛え抜かれた身体がまとうユニフォーム姿はどの国もカッコよかったわ。私が特に惹かれたのは、ヨルダンの女子のユニフォーム。アラビアンドレスのデザインが取り入れられていて、素敵・・欲しい・・・黒マスクとも妙に合ってたわ。アメリカのユニフォームも、紺を基調に色数を抑え、カジュアルなのにとてもシックでセンスがよいと思った。

天皇陛下の開会宣言。凛としたお声で素敵でした。

楽しみにしていたオリンピック讃歌。歌は上手で、最後の高音のB♭も決めてくれたけど、個人的には日本語歌詞で聴きたかったなぁ。

聖火リレー。久しぶりに王さんと長嶋さんを見た。ああ、お二人とも、これからもお元気でいていただきたいわ。

大坂なおみさん、美しかった! そして聖火台も、なんとも素敵なデザインじゃないですか! 白い球の開き方とか、そこに火がともった時の色調のコントラストとか、夜の開会式だけに、とても映える色だったと思う。

ラストの花火も、ただ打ちあがるだけじゃなくて、ぐるぐると回転が加速する演出になっていて、さすがだと思った。

いずれにせよ、開会した以上は、最後まで無事に、つつがなく終わって欲しいと願うばかりである。


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【読書録】ローマ亡き後の地中海世界~海賊、そして海軍~③

2021-07-22 20:26:53 | 読書録

塩野七生/新潮文庫

この巻は、出だしが若い頃読んだ「コンスタンティノープルの陥落」の復習から始まる。

イスラム世界にオスマン=トルコが登場して、変わる勢力図。

オスマン=トルコは陸軍は強かったが、海軍は弱かった。海軍というのは維持経費が異様にかかるものなので、自国軍を育成するのではなく、海賊を採用した。したがって戦闘時期以外は、海賊行為をすることを了承することになる。この海賊の頭領「赤ひげ」とジェノヴァ出身でスペインのカルロス5世に使えたアンドレア・ドーリアの対決は、なかなか見ごたえがあった。

で、イスラム側はオスマン=トルコという強権がまとめていたわけであるが、対するキリスト教側はというとスペインのカルロス5世とフランスのフランソワ1世が対立していた。

私はフランスへ旅行に行った時の印象から、フランソワ1世ってもっと偉大な王かと思っていたのだが、この本を読んでいるとそのイメージががたがた崩れていく。

対するカルロス5世はというと、もともとよいイメージを持っていなかった。それはたぶんヴェルディのオペラ「エルナーニ」のせい。強欲でええ格好しいの胡散臭いやつ。この同一人物が同じヴェルディの「ドン・カルロ」では、偉大な皇帝という設定になっており、終幕でドン・カルロ王子が偉大なるカルロス5世の墓所の中に引き入れられていく場面で、私は物語に入って行けずに「ああ胡散臭い・・奴が偉大なのか」とか思いながら見ていた。で、塩野さんのこの作品に出て来るカルロス5世は、私がもともと持っていたイメージをさらに上塗りする結果となった。思っていた以上に強大だったということは理解したが。カルロス5世というとついスペインを想像するが、神聖ローマ帝国の皇帝なのであるからスペイン以外にドイツ、オランダ、ハンガリー、新大陸をも統治していたのである。だからフランソワ1世のフランスはそんなカルロスの領地にサンドイッチのようにはさまれていたわけであるから、フランソワ1世が躍起になるのも無理はないのであるが。

イスラム側は、ガレー船の漕ぎ手として、拉致してきたキリスト教徒を使い、彼らを鎖でつなぎとめている。だがキリスト教側のガレー船の漕ぎ手は、相手船に近づいたら兵士に変身するのだ。同じ船でも闘い方の違いは興味深い。

引き続き4巻を楽しみに読もう。


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映画「天地創造」を見て

2021-07-21 23:52:13 | 映画・番組等、各種鑑賞録

これも随分前にNHKBSプレミアムでやっていたのを録画しておいたものだが、長いので、何回かに分けて、ようやく見終わった。

1966年のアメリカ・イタリア合作映画だ。確かこの映画、アメリカにいた時見たことがある。カインやニムロデ(ニムロド)、サラなど、濃い顔の人は記憶に残っている。

しかし、あらためて見るとすごい映画だ。私の生まれた1年後に作られた映画で、当時CGの技術なんか無かったろうに、ノアの箱舟に動物たちのつがいが仲良く乗り込んでいくシーンは圧巻である。ノアの箱舟を作るのも大変だったと思うが、そこに動物たち(捕食する側も捕食される側)も整然と入って、ちゃんと船の中で暮らしてるなんて、どうやって撮ったのだろう。

収められているのは、アダムとエヴァ(イヴ)の時代から、アブラハムによるイサクの燔祭まで。

創世記の物語、幼い頃から聖書ものがたりで何度も読み、ミッションスクールだった中高では何度も学んだのに、久しぶりに見ると、あれっと思ったことがある。

まず、天地創造の場面で、昆虫が出てこないこと。神に創られなかったわけではないと思うが、旧約聖書の地方の人たちにとってはきっとどうでもよい存在だったのだろう。ちなみにノアの箱舟にも載ってない。

それからニムロドが登場する位置だ。ノアのすぐ後だったのか。ノア→ハム→クシュ→ニムロドと来るからノアの曾孫か。バベルの塔のような大掛かりなものを建設する人物だから、王として描かれているが、旧約聖書で王たちが活躍するのはもうちょっと後の時代である。ニムロドの挫折後に、アブラハムの物語になるが、大量の人々を酷使する強権を持った人物から、のどかな族長の時代に移るので、時代的には逆行して見える。バベルの塔に怒った神が怒って、人々が別の言葉をしゃべるようにしてしまったという設定なので、コミュニケーションが出来なくなって、時代が逆行したのだろうか。

あと、ソドムとゴモラである。この人達、滅ぼされちゃうような、そんな悪い人達だったの?と子供だったので全然分からなかった。今見てもはっきりとは分からないが、性的に退廃していたということは見て取れる。男〇とか獣〇とか推測されるようなシーンはあるのだが、昔の映画だからそこまではっきりとは書いてない。

神からの指示により、愛する息子イサクをいけにえに捧げざるをえなくなったアブラハムは、ソドムの廃墟を訪れ、イサクに神に背くことの恐ろしさを分からせるシーンがある。ここは映画の創作だと思うが、この廃墟も映画のセットとしては実によくできている。ただ私がトルコで見たようなメドゥーサの首を掲げた柱が一瞬目に入り、ソドムってどこにあったのだろうと、あらためて調べてみた。死海の南東部、現在のヨルダンあたりのようだねぇ。ロトの妻がふりかえって塩の柱になったという話があるから、死海の近くではあったのだろう。

アブラハムが神からイサクをいけにえにするように言われて、「そんな、初子を邪神に捧げるカナン人のような風習を強要するなんて、あなたは本当に私の神なのか」と反論する場面がある。カナン人の信仰していたのは男神バアル神や女神アシェラ(アシェラ)である。ユダヤ教やキリスト教の神が攻撃するのは、たいていこういう多神教の神であり、多神教の神はたいてい五穀豊穣の神であり、性的には寛容である。二本の角の生えた牛はとかくバアル神との結びつきを象徴するもので、この映画のソドムの街のあちこちに出てきた。

メドゥーサも、もともとは地母神であり、ギリシャの支配に屈することでギリシャ神話の中の怪物にされてしまったが、トルコなどではいまだに御守りとして使われる神様だ。ソドムの人々の手に書かれたメドゥーサの目や、ソドムの廃墟にあったメドゥーサの顔は映画の創作だと思われるので、実際のメドゥーサ信仰が死海の南まで及んでいたかどうかは分からない。

最終的には一神教に敗れたこれらの多神教の神々の痕跡は、遺跡の中には残っているのであり、映画の作者が、そこらへんの知識を踏まえて作っているのか、逆にキリストの神の敵ということで十把一 絡げに描いているのか、・・どちらかというと後者のような気がする。歳を取るとつまらぬ事まで気になることよ。今回映画を見ていて興味をもって調べてみたが、結構難しくて、なんだか分からなくなってきたので、ここらへんにしておこう。


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もっとイイ音を出せるようにしなければ。

2021-07-20 22:36:01 | ただの日記

6月にがんばって取り組んだ、動画提出タイプのアマチュアコンクール、バイオリンもトランペットも予選を通過した旨、連絡を受けた。

動画を何度も撮るうちに演奏に余裕がなくなり、あれ、自分こんなだったっけというようなボロボロな出来になってしまったので、ダメかと思っていたのだけど、所属音楽教室以外のコンクールで予選を通過出来て、まずはうれしい。

バイオリンはもっと歌うこと、アップボウが苦手なので開放弦を使ってもっと練習。

トランペットはもっとしっかり呼吸して、ロングトーン練習を通じて音色改善を図る必要がある。

今日は自主練で、先日初めて自分で洗ったトランペットを吹いてみたが、調子は向上しているようだ。バイオリンも、ちゃらちゃら弾いてしまわずに、今のうちに曖昧なところを着実にしていかなければ。

8月は2回目のワクチン接種直後に色々予定が入っているのに加え、これの本選も加わって大変になるが、とりあえずは倒れないようにしよう。

 


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【読書録】ローマ亡き後の地中海世界~海賊、そして海軍~②

2021-07-19 21:42:01 | 読書録

塩野七生/新潮文庫

随分前に読み終わって、今、実は4巻目を読んでいるのであるが、塩野さんの本は濃いので、全部を読み終わって感想なぞ書いてたら、書ききれないし、こぼれてしまうものもあるだろうから、とりあえず各巻別に感想を書いておこう。

前半に出て来る、神聖ローマ皇帝フリードリッヒ二世。ドイツ史上名高いフリードリッヒ二世といえばプロイセンを兄弟にしただけでなく、フルートの曲も沢山作曲しているフリードリヒ大王をつい連想してしまうが、塩野さんの書いているフリードリッヒ2世は、フェデリーコ2世とも呼ばれる、より時代をさかのぼる、シチリアも統治した皇帝だ。

この方については、同時期に読んでいる本にも登場したし、塩野さんの別の本も購入したので、そちらにコメントを譲ることにするが、十字軍を率いていきながら、交渉により聖地返還を勝ち取り、キリスト教徒からもイスラム教徒からも一滴の血も流さなかったというすごい人だ。何故こういう人を、我々は世界史の授業で全く習わなかったのだろう。

後半は、イスラムに拉致されたキリスト教徒たちの救済に当たった修道会の話で、大変読み応えあった。

イスラム側はイタリアやフランスの海岸沿いの村を襲ってキリスト教徒をさらってはガレー船の漕ぎ手に使ってた。漕ぎ手としてふさわしくない体力のものは浴場と呼ばれる収容施設で悲惨な生活を送っていた。

そういうキリスト教徒を解放し、故郷に帰す人道的な活動をしていた修道会。身代金を払って、一度に何百人も救済してくるわけであるが、これは金になると思われて、イスラム側は値段を吊り上げたり、漕ぎ手にはふさわしくない老人も金になるのだから気にせず拉致するようになったり・・とまるでいたちごっこのような感じになってしまう。

イタリアの海洋都市国家は、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアの順に台頭し、衰退していくが、それぞれ相当に気質が違うようである。現代のイタリア海軍旗はアマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアの旗を合わせてできているんだってね。この4つの海洋都市国家が互いにライヴァル意識に燃えて活動していた時代にはイタリア人は地中海の支配者だったのに、四つの旗を一緒にした今では地中海を支配するのはアメリカやロシアになってしまった・・というのは皮肉だなぁ。


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ざくろ酢ゼリーとか美酢ゼリーとか

2021-07-18 22:44:58 | 下手くそ料理帖

去年ほどではないが、冬~初夏にかけてまた太ってしまっていたので、さぼっていたゼリーダイエットを再開。

食事の前に寒天多めのゼリーを食べる。間食したくなってもゼリーで我慢する。

去年はパック入りの野菜ジュースを使っていたが、今年は韓国のお酢を使ってみることに。

左がざくろ酢の紅酢(ホンチョ)で、右が美酢(ミチョ)。

希釈タイプなので、とりあえず湯を沸かし、粉寒天(2袋)を溶かしきったところで火を止めてざくろ酢(または美酢)を投入。その後ゼラチン(2袋)を投入し、空いた牛乳パックに流しいれて、冷蔵庫で固める。(野菜ジュースそのものを煮立てるより栄養分の破壊は少ないかな。)

ゼリーだけで満足いく味にしようとすると糖分多めになってしまうので、ざくろ酢も美酢も薄めにするのが良いと思う。

濃さはこれから試行錯誤するが、とりあえずざくろ酢300cc+水700cc、美酢200cc+水800ccの分量で作って見た。(もっと薄めてもいいかもしれない。)

とりあえずこれが美酢(もも味)で作ったやつ。8等分して、大きな保存容器2つに入れる。この保存容器1つ分を食べきって、のこり1つ(つまり全体の半分)になったら、次を作る・・という風にすれば続けられるかな。

そして、ざくろ酢、美酢交互に作ると、

こ~んなツートンゼリーも楽しめる。ゼリーは薄めにしておいて、ちょこっとパルスイートのシロップをかける。

ああ、ももとザクロのコラボレーション。結構美味い。

ということで、ざくろ酢と美酢をまとめ買い。通販で買うと、近所の店で買うのより6分の1の値段で買えるようだ。


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少しずつやってる新しいこと

2021-07-17 23:05:04 | 食いしん坊レビュー

色々バテてて、ブログも滞りがちですが、いろいろやってはおります。

先日書いたように、花屋さんのレンタルスペースを自主練に使えなくなったので、そこから少し歩いたところにある古本屋さんのレンタルスペースを紹介いただき、そこでの自主練を開始しました。

前の所より響かないし、ピアノもないけれど、自主練できるスペースがあるだけありがたいです。その甲斐あってか、今日のトランペットレッスンとバイオリンレッスンは、調子が良かったのではないかと思います。

で、そこのレンタルスペースの隣が餃子屋さんなのです。

50個入り1350円の冷凍餃子を思い切って買ってきました。

最初は普通に焼いて・・。

お、綺麗に焼けました。

茹で餃子もやりましたが、私は、最後に試した揚げ餃子が一番おいしかったと思います。

油少な目で、揚げ焼きみたいにして作りましたけど。コーヒー飲みながら、揚げ餃子10個、朝食にいただきました。

ニンニク多めですが・・まぁ、世の中マスクの時代なんで・・。

その他、新しいことと言えば、オケがオフシーズンに入ったので、夏の間だけ期間限定のオンラインレッスンを受講し始めました。結構キツイです・・トホホ。

それから、トランペット、初めて自分で洗いました。それなりに汚れは出てきて、洗ってよかったと思いました。


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