
稲垣栄洋/PHP
この本は素晴らしい!
私は常々、理系と文系に分けるなんてナンセンス・・というか、一方を選択すると履修できなくなる科目が存在するということ自体がナンセンスだと思うのだ。
という話はさておき、これは私の大好きな生物学と歴史・・・特に経済史的な視点が融合した本だと思うのだ。私は生物も歴史も大好きだったけど、ここまでつっこめていなかったな・・・と反省もした。
ほんと、メモするところばっかり。
日本人が水田でイネを育ててきたこと・・水田こそは水を保持する役割だけでなく、連作障害を防ぐ要であった。元々イネは小麦よりはるかに生産性が高い中、水田を使うことでさらに生産性を向上させた。例えば15世紀のヨーロッパの小麦は種子を蒔いた量の3から5倍しか収穫できなかったのに対し、日本のイネは蒔いた種子の20〜30倍の量を収穫できたのだという。すると自ずから保持できる人口も変わってくるわけで。。
とにかく、メモするところばっかりなので、挙げきれないが、最後の方の、我々がいかにとうもろこしの恩恵を受けているか、という話は面白かった。無論そのまま食べたり、飼料になったり、工業用アルコール、コーンスターチ、のり、ダンボール、果糖ブドウ糖液糖、難消化性デキストリン・・・。
牛肉や豚肉、牛乳だって、飼料を通じて、とうもろこしを食べていると言えなくもない。そしてダイエットの味方:難消化性デキストリンと、ダイエットの敵:果糖ぶどう糖液糖が両方ともとうもろこしから作られてるなんて、なんかお釈迦さまの手のひらの上で踊らされている気分。






