中国のマラソンは命がけである。甘粛省で22日に開催された全行程100キロのクロスカントリーの大会で21人もの参加者が亡くなった。気候不順でひょうや冷たい雨、強風などがランナーを襲ったのである。中国のマラソンと言えば、途中で自転車に乗ったり、近道を走ることは当たり前なので、主催者側としても、あの手この手の尽くして、そんなことができないコースを設定したのだろうが、それができない山岳コースでは山の天気も豹変するのである。それにしても、出発地点の写真を見る限り、限りなく密である。中国ではコロナは終息したのだろうか。ワクチン外交の話は聞くが、集団接種の話は聞かない。アメリカからは研究所の職員が感染拡大前に集団で秘密の治療を受けていたという情報が流れてきて、やはり発端は武漢のウイルス研究所ではないかと言ううわさが再び起こっている。中国でウイルスが根絶したわけではないので、あれだけの密だといつ感染爆発が起きても不思議ではないのだが、恐れを知らぬ人たちである。(くちなし亭、2021.05.25)
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