イスラエルとガザのハマスとの戦闘が激化している。何年かごと、ハマスの武器が蓄積されるごとにこの戦闘は繰り返される。ガザに住むパレスナ人にとって、イスラエルは憎悪の塊なので、それがやむことはない。しかも、ハマスにとっても、重要な基地にはイスラエルの攻撃に備えて、子供の学校とか、外国の記者クラブなどの入っているところを選ぶ。そこがイスラエル機の攻撃を受ければ、多くの子供、外国の特派員たちが被害を受けるが、、その被害を大々的に宣伝することができる。憎悪はますます深まることになる。ハマスにとって、子供の命や外国人の悲劇はパレスチナの使命の前には小さな問題なのである。今回はハマスのテルアビブ向けのロケット弾が先らしいが、ハマスにすれば、停戦協定を破る動機はいくらでもある。武器が蓄えられ、攻撃の機運が高まれば、攻撃を開始するのだ。それもこれもイスラエルという国ができたときからの歴史なのだ。パレスチナと言う国が建国され、イスラエルと平和的な共存のできるときまで、この悲劇は続くのだ。(くちなし亭、2021.05.16)
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