米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は、「米国で新型コロナウイルスの免疫獲得に必要な回数のワクチン接種を受けた成人が、25日までに全体の50%に当たる約1億2900万人に達し、その結果、1日当たりの新規感染者数が25日までの1週間で平均2万3000人を下回り、前週比で約25%減少、引き続き減少傾向が続くと期待している」と語った。つまり、ワクチン接種も全員が接種するわけではない。統計的には40%は希望しない人もいる。だが、その接種率が50%を上回る規模になれば、新規感染者数は急速に減少するようである。だからこそ、日本でも、ワクチン接種が急がれるのだが、ワクチン接種のトップランナーである墨田区では6月1日から16歳から64歳までのすべての区民にワクチン接種券を発送し、6月21日からは基礎疾患のあるひとなど、28日からは60歳以上の方、7月6日からは40歳以上の方、20日からは16歳未満の人を除くすえての人に順次接種を開始するという。世田谷区の高齢の友人が接種は8月になると泣き言を言っていたのだ嘘のような進み方である。たぶん、この傾向は東京23区、あるいは都内全域に広がるだろう。一般の人たちを含めて、すべての希望する人たちが7月中に接種を受けるのも夢でもないようだ。(くちなし亭、2021.05.26)
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