最近、妙に気になるニュースが続く。アメリカの無人飛行機がパキスタンや、イエメン、ソマリアなどで、アルカイダ系といわれるその地の武装集団の幹部と思しき人物を狙って、爆撃し、殺害しているのである。もちろん、無関係な人たちも巻き添えになっていることであろうが、戦場を飛んでいる飛行機である。この無人機は遠隔操作で飛行する。爆撃やミサイルの発射などは軍人が行うが、運転自体は民間人が行っていると伝えられている。もともと、アメリカ軍機が飛行して、被弾し、墜落などのよって、アメリカ兵士が捕虜となるような危険を避けるところから始まったものだ。もちろん、無人機の歴史は古い。日本でも、河川敷などで、ラジコン飛行機が活発だが、アメリカ軍のそれは比較にならないほどの精巧さだという。陸にいるパイロットはあたかも、空を飛んでいるようなコクピットで、操縦をする。飛行機には精巧なカメラが備え付けられている。衛星が場所等を教える。こちらは死ぬことは無いが、相手は死ぬ。そして、仕事が終われば、いつもの平和な日常が待っている。公園にわが子がいれば、一緒にサッカーを楽しむ時間さえある。これは近未来の戦争である。ゲーム世代の子供たちは真っ先に飛びつきそうな戦争である。
Y-FP Office Japan
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