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会社は誰のもの。

2012-09-12 10:21:40 | FP
会社は誰のためにあるのだろう。その答えは時代の変化と共に変わっていくものと思われる。もともと、会社はどなたかの創業による。創業者の時代は間違いなく、その創業者のものであった。その血縁が深いと同族企業になる。その意識が強ければ、強いほど、井川家の大王製紙のように、会社を我が物のように利用する。しかし、そのような時代を過ぎた多くの大企業は、今から25年ほど前までは、明らかに、従業員のものだった。会社の幹部も、多くは従業員の間から誕生した。会社は従業員のものだったから、東電や日航のような企業は各所に、従業員の保養所を作った。それは今、批判の的となっているほどに立派なものだった。しかし、グローバル化が進み、会社の経営に、ゆとりがなくなると、会社は株主のものになった。株主配当や優待が重視され、従業員への分配は減り続けた。株主の声も大きくなり、東電や関電に、東京都や大阪市の幹部が発言を繰り返した。会社の幹部も株主からの注文に応えられる人物に変えられていった。少なくとも過去、日本の経営者はその株主の多くが系列企業の持ち合いであったので、比較的に圧力を受けず、長期的な視野で、経営を進めていくことが出来たことを誇りにしていた時代は消えたのである。

Y-FP Office Japan

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