風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

腹巻抜歯パート2

2006年09月20日 | 出版
NTT東日本のIP電話、連日の通話障害 (朝日新聞) - goo ニュース
ということで、風塵社の電話は連日不調です。

歯医者から戻ったオヤジが硬い突起物を手になすりつけてくる。何事かと思って異物に視線をやると、ヤニですっかり黒色化したオヤジの奥歯だった。「うわぁっ、また抜歯したんすか?」思わず大声を上げてしまう。これでオヤジは右奥上下の親不知を抜いたことになる。奥歯を二本も抜けば顔の形が変わるのは必至だろう。どうなる、オヤジのキツネ顔!
抜歯から1時間後、水もろくに飲まずにいたオヤジはよっぽど喉が渇いたのか、ラクーアの成城石井の袋からおもむろにペリエの大瓶を取り出し、ガブ飲みしては「ぶふぁー、うぅっぷ」と息つぎをしてやたらと騒がしい。どうでもいいが、ビンビン貧乏風塵社には、成城石井もスパークリングウォーターも似合わない。

今日は横浜方面の書店さんへうかがう。会社に帰るよりもマタンゴの家のほうが近いので、直帰していいことになる。はじめて直帰を許可され、オヤジの信用を得た気がして嬉しい。それに応えるべく今日も一日がんばろう。
東京駅から横須賀線に乗り換え、ゆったり座って横浜へ向かう。途中、隣り席に座る細身の女性が泣いていることに気づく。右手にハンカチを携え、時折涙を拭っている。本を読んでいる様子なのだが、一体何を読んでるんだろう。気になるが、書籍名を知るには首を90度ひねらなければならない。ひとりドキドキ躊躇しているうちに、突然の睡魔に襲われ深い眠りにつく。気づいたときには目的地より一駅先の保土ヶ谷だった。
八王子・立川・大宮などの遠出営業でも、たびたび寝過ごしている駄目マタンゴ。30分以上電車に座ると疲れてなくとも必ず眠る。

最近占いに目覚めたオヤジに、井形慶子氏の『夜にそびえる不安の塔』(講談社刊)を買ってくるよう頼まれる。昨日も高島易を見ながら、「マタンゴ君、君は西暦何年生まれかね」と生年月日をたずね、今年の運勢を占うのだった。アマゾンで検索すると刊行日は明日のよう。案の定、書店にはまだ並んでいなかった。

書店さんの棚の前にしゃがみこみ、平積みされた『うたうぬりえ帖9月・10月』を一冊一冊数えていく。売れ数を知ることでいちいち一喜一憂していては先が思いやられるのだが、どうもやめられないマタンゴである。都内に引き続き、横浜方面の書店さんでも動きが出ているようなので、ほんの少しだけ安堵する。

画像はオヤジの親不知。


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