風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

アガルタ

2007年11月23日 | 出版
昨日は、ブログをアップしたあとに大問題が発覚。大チョンボをやらかしたことがわかった。
とりあえず、月曜日に後処理の相談をすることにしたのだが、過敏性ゲリと胃痛が突如襲ってくる。
弊社のモットーは「速い、正確、安い」なのだが、どうしようもない単純なミスを犯すと生きているのがイヤになってくる。
そういうわけでおのれを呪いながら焼酎を飲む。ほかにどうしようもない。ボヤキが止まらないのだけれど、これもどうしようもない。

そういうことで、本日は哀しい休日。ダラダラと起き上がり、メシ食って、クソして、風呂入って、会社に向かう。途中HMVに立ち寄り探しているCDが入荷されていないか見てみるが、やっぱりない。DVDがやたらに増えて、CD自体の品揃えが明らかに悪くなっている。CD屋さんって、iPodに押されて厳しいのかな。同じ構造となっている出版業界も厳しい。ところでDVDのような逃げ道が書籍の世界にはないものだろうか。いまさら、パソコンと携帯を廃棄せよという時代錯誤的なラッダイト運動をしてもしょうがないけど、何かを探さないと生き残れない。
話のついでに、昔、季刊誌で『本とコンピュータ』というのがありコンピュータと他メディアとの関係をいろいろと論じていたけど、当時には予想もできなかったことに今では携帯小説だもんね。そのうえi phoneが席巻しだしたら、ディスクトップのPCもどうなるのかわからない。ツールの変化が早すぎると、おじさんにはつらい。機種を変えたら、いまだに携帯の使い方がよくわからないしね。

ということで仕事を始めようと、マイルス・デイヴィスの『アガルタ』をP舎のMacで鳴らし始めたところに、F社社長が来社。ひとしきり愚痴と世間話。
なぜマイルスを聞こうとしたかというと、いま製作している白夜書房の『シュールリアリズム落語宣言』の著者が平岡正明さんだからだ。そのためコルトレーンではなく、マイルスになってしまう。『アガルタ』が平岡さんの趣味かどうか、そこまでは知らないけれど。
昨日届いたその追加原稿をInDesignに落とし込み整形し、校正。その後、メールを数ヵ所に。I出版企画の『デッチあげを許さない』の原稿の直しが届くのが明日になってしまう。また明日もがんばろう。
17:45。外を見るとすでに真っ暗。深海の底で作業をしているような気分に襲われる。

アガルタ
マイルス・デイヴィス,ソニー・フォーチュン,レジー・ルーカス,ピート・コージ,マイケル・ヘンダーソン,ムトゥーメ,アル・フォスター
ソニーレコード

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