風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

『初恋芸人』オビ文

2009年10月27日 | 出版
某月某日、朝からひどいドシャ降りである。ところが15:00に渋谷ハチ公前で某氏と待ち合わせる約束があった。そこで雨の中を14:00過ぎには会社を出て渋谷へと向かう。この雨の中をあちこち歩き回るのはいやなので、早めに行って打ち合わせに使う喫茶店の目星をつけておこうと思ったのだ。
渋谷に着き、東急東横店内1Fの喫茶店をウロウロ探すがなかなか見つからない。案内の掲示板を眺めていると、1Fにはろくな喫茶店がないようだ。そこで地下街を確認してみるため降り口の階段を探していると、警官二名に呼び止められた。
「ちょっと、すみません」
「はい、なんですか」
「申し訳ないんですが、職務質問なんですが」
「任意でしょ」
「…」
「任意だから、応じません」
「いや、それは…。かえって疑わしいと思ってしまうので」
「思おうがどうしようが、任意でしょ」
と、ポリ公を従えて、地下街に喫茶店を探しに行くことにする。
「このへんにいい喫茶店ないの?」
「いや、それは…」
半蔵門線からJRに上がる階段の奥のほうに喫茶店を見つけたので、いざとなればここを使おうと決めて、1Fに上がり、喫煙所に向かう。いつのまにかポリ公は、後ろに従ってきていない。護衛を怠るとは職務怠慢な連中だ。しかし、小生がテロリストだとどうしてわかったのだろうか。渋谷署、恐るべしである。
警部補ら2人を懲戒処分=下着の窃盗未遂などで-埼玉県警(時事通信) - goo ニュース

15:00に、約束していた人と無事落ち合い、その後不二家レストランに行き、打ち合わせ後、楽しくビールを飲む。ポリ公の嫌がらせを受ける必要はなかったという結果になってしまったが、まあ、楽しかったからどうでもいいか。その後、会社にもどり中沢健君に電話を入れるがつながらず。
帰りがけも風が強く、さしていたビニール傘の骨がグキッと折れてしまった。

本日、10:00前出社。早速メールチェックすると、新刊予定『初恋芸人』の著者・中沢健君からメールが届いている。今朝の4:46に着信したものだ。曰く、「この時間まで待っておりましたが、大槻さんサイドからは「本日中には送ります」といった趣旨のメールを最後に連絡がありません」げな。
ありゃりゃ。大槻ケンヂさんに『初恋芸人』のオビをお願いしていて、その到着をずっと待っていたのであるが、結局ダメだったかとガッカリする。そこに、中沢君から電話がかかってきた。
「昨日、ライブ中にお電話いただいたようで、出れなくてすみませんでした」
「ああ、それはいいよ。でも、大槻さん、残念だったねえ」
「それが、さっき、オーケン企画のかたから、大槻さんのオビ文が届いたんです。風塵社さんにも同報で送ってもらうようお願いしていたんですが、届いていますか」
「あれ?こっちには来てないよ」
「そうですか。それじゃすぐ送ります」
ヤッター!大槻ケンヂさんからもオビ文をいただけることになったのだ。これで、オビが全部そろったので、紹介してしまおう。

《世界はチェンジしたかも知れない。でも、マイナー芸人の世界は私の知っている時代とまったくチェンジしていない。バカでオタクでモテなくて……でも、どうしてもやめられないところまで。 唐沢俊一先生》
《いろいろ屈折してる人、必読!!(俺を含む) 唐沢なをき先生》
《いくらなんでも純情すぎるだろ!恋の謎の真相がまたイタいほどにピュアで……。 大槻ケンヂ先生》

唐沢ご兄弟プラス大槻ケンヂさんという強力トリオで、中沢君を応援してくれるという素晴らしい船出になりそうだ。それにしても、このサブカル臭がどことなく風塵社っぽいような気がしないでもない。
その『初恋芸人』は現在、本文を刷り終えたところで、取次搬入は11/13あたりを予定しています。ぜひ、ご期待を。


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