アキバまで

昨夜は、Ｐ舎のパソコンでスキャニング作業に勤しむことにする。一通りの作業が終わり、こちらのパソコンにデータを移動しようとしたら、そこでトラブル。フラッシュメモリも、MOディスクも、パソコンの読み込みがうまくいかない。Ｐ舎はMACのOS9がメインで、こちらはWindowsXPなのであるが、こちらで認識できるものはあちらで認識できず、あちらで認識できるものはこちらで認識できない。
以前は、マタンゴにもらったフラッシュメモリでスムーズにデータ移動ができていて、こんな苦労をする必要がなかった。ところがある日からそのメモリをＰ舎のパソコンが認識しなくなってしまい、こういう苦労が生じるようになった。そういえば先日は、引き出しの奥にあったフロッピーまで持ち出してきて、データの移動をやったなあ。
バカらしくなってきて、すっかり嫌気がさす。嫌気がさすから酒を飲む。結局、22：30まで一人ちびちび酒を飲んで帰宅することにする。まったくもって時間の浪費もはなはだしい。帰宅してからボジョレーを試飲。

出勤前、会社に持っていくコーヒーをポットに詰めようとすると、ドリップしている途中ペーパーの底に穴が空き、コーヒー豆が全部サーバーに落ちていきやがる。２年ほど前から円錐式のドリッパーにしているのだけれど、そのペーパーを切らしていた。それでカリタの３点用ペーパーを無理やり使ったのであるが、面倒で底を折らなかったのが敗因のようだ。クソッ。
どんな味になったのか、会社について飲んでみると、妙に焦げっぽい。せっかく気合入れてコーヒーを淹れてきたのに、これではもったいない。しかしコーヒーよりも仕事だ。まずはＭ印刷に電話し、Ｉ氏に進行の確認。それから昨日預かったゲラの直しに入る。

データが移動できないのでは仕事が進まない。しょうがないからお昼時に、自転車でアキバまでフラッシュメモリを買いにいく。アキバに行くのは久しぶりである。外はけっこう寒い。11月の風が身に沁みる。アキバではメイドの格好をしたお姉ちゃんが、寒そうに肩をすくめながら看板を持っている。ソフマップで一番安い790円のメモリを購入。いいものになると15000円とかするから、少々びっくり。こういうものって、ただで入手できることが多いから、本当は買いたくないんだよね。
帰りがけ、先日倒産した九十九電機の前には人だかりだ。どうも店内の在庫を運び出すところのようである。運搬業者の人と、破産管財人らしき背広姿の人、それに野次馬とカメラ小僧で、4、50人ほどが待機している。小生も携帯にその模様を収めようかと一瞬思ったが、やっぱりやめておく。その近くにあったLaOXのパソコン館も店を閉めていた。最近、パソコン関連も消費が冷え込んでいるようだ。別の店では、AdobeCS4の売出しをしていたけれど、昔の熱気は感じられない。
博多ラーメンを食べてからもどり、早速データの移動。さすがはおぼこ娘。感じ方が新鮮でよろしい。おじさん遠慮なく、挿したり抜いたり。ということで、昨夜のデータをなんなく風塵パソコンに移動。よしよし、愛（う）いやつ、愛いやつ、きょうのところはこのくらいにしてやるか、明日はもっと可愛がってやるぞ（越後屋風に）。
ということで、昨夜の作業の続き。本日はＰ舎が出払っているので、スキャナーを借りやすい。追加のスキャニングをしてから、画像ファイルをぺたぺたとハメハメ。微調整をして、16：00終了。一丁あがり。途中、救援連絡センターＳ氏から、先日納品した「救援」紙に誤植があって、読者からクレームが来たという電話。校正はこちらの責任ではないのだから、うちは知りませんよ、と冷たく言い放つ。
続けて、再び直し作業。こっちはひたすら単純作業なのであるが、ヴォリュームがある本なので時間ばかりかかる。序文だけで115Pもあるじゃないか。おいおい、これじゃあ終わりが見えてこない。世間で言うところの三連休は、ひたすらこのゲラの直しで終わりそうだ。三連休中に区切りのいいところまで終わってくれるとうれしいのだけれど。

これから、某所へ。

死刑執行の一時停止、国連委が再確認…日米中は今回も反対(読売新聞) - goo ニュース
いまや「悪の枢軸」は日米中になってきたようだ。日本の民度や政治の低さをいまさら嘆いてもしょうがないけれど、国連に命令される前に死刑制度の廃止くらいはしたいものだ。法無省矯正局が、他人の矯正よりもおのれの矯正を考えなければならないとは、なんとも皮肉である。
警視庁怠慢認定に不服、控訴へ＝女性監禁殺害賠償訴訟－都(時事通信) - goo ニュース
裁判所VS警視庁で、泥仕合の模様を呈している。逆転の最高裁で警察よりの判決が出るのかな。

余談ながら、黒羽刑務所（田代まさしさんも住んでいた）の刑務官の離職率は50％を越えているそうだ。言われて納得した。黒羽なんて人里はなれた山奥で、一生官舎暮らし、しかも毎日在監者さんのお世話が仕事だ。それでは生活がいやになってしまう。そのフラストレーションで刑務官同士のイジメが横行している、というさもありなん的な噂も聞いたことがある。

そういえば、昨夜、Ｒ社Ｍ社長から喜色満面のメールが届いたので、また勝手に転載してしまおう。『紙の爆弾』2009年１月号、掲載予定記事（というか自社広告）だそうだ。ご注文は、お近くの書店かもしくは直接Ｒ社までお願いします。弊社では取り扱っておりません。
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■事件が起きるたびにＲ社の本が話題に！『真面目ちゃうちゃう可朝の話』『小室哲哉栄光と蹉跌』、そして極め付きは『厚生省おっかけマップ』！■

　このところ、Ｒ社の出版物にも無関係でない、いろんな事件が相次いでいます。そのたびごとに苦笑や驚きを禁じえません。
　『嘆きのボイン』なる、けったいな歌謡曲をひっさげ、かつてお笑いの世界で全国区的に一世を風靡した、異色の芸人・月亭可朝は、この夏、ストーカー事件を起こし、検挙され罰金刑を食らっちゃいました。可朝師匠、もう還暦も越え、ちぃーとはおとなしく過ごしてはると思っていた矢先、お元気なお姿を、こんな形で拝見するとは思ってもみませんでした。
　『真面目ちゃうちゃう可朝の話』は師匠の自伝。競馬で百万円儲け仏壇を購入、そしたら留守中に灯明が倒れて自宅全焼。“営業”で結婚披露宴の余興に出演、それが「坊主頭や黒服がよう似合う人」（本文より）でいっぱい、肚を決め「ヤクザのみなさん、こんにちは！」……「黒服の方達から大拍手の嵐」。こんなおもろいエピソード満載の本。序文を立川談志師匠が書かれている。九年前の九九年の本で、在庫はあと一〇〇冊ほど。定価一二六〇円（税込み）で、早いもん勝ちでっせ！
　九〇年代の日本の音楽シーンを制覇した小室哲哉が逮捕されたのは十一月四日。『小室哲哉　栄光と蹉跌』、こちらは九六年の本。当時、バンバン出していた“暴露本”の一つだ。
　ある音楽評論家からメールが届き、「今読み返すと実に貴重な本ですね。素晴らしい本です。九六年の段階でこの本を出された先見性はすごいものだと思います」とホメられましたが、これは一冊も在庫がありません。残念！
　そうして、世知辛い世情を反映してか、十一月十八日、旧・厚生省の事務方のトップ、事務次官を務められたお二方、ご夫婦が殺害されたり奥さんが殺傷されるという凄惨な事件が起きました。すぐにネット上で、十一年も前の九七年に出した『厚生省おっかけマップ』のことが話題になり、大手新聞や週刊誌から電話取材を受けました。
　「さすがに、今はこんな本は出せないでしょう。犯人が逮捕された後、『この本で自宅を知りました』とか言おうものなら、社長はまた警察にひっぱられるでしょう」
　幸いに（汗）襲撃されたお二方は掲載していませんでしたが（当時、福祉汚職で解任に追い込まれた岡光序光事務次官らの後任でしたから）、故・安部英元帝京大副学長はじめ、多くの悪徳政治家（その中には小泉純一郎も）、厚生官僚、殺人企業の役員らの自宅住所、電話番号、自宅、さらには御用達の料亭や店などの地図と写真、などを数多く掲載し、薬事行政に殺された患者や遺族のみなさん方からは大喝采をいただいたものです。
　一人ひとり丹念に尋ね歩き、自宅の地図を描き、自宅写真を撮ったことを思い出します。
　表紙は、我ながら凄いですね！「殺人者と税金泥棒にプライバシーはない!!」
　当時は、『ジャニーズおっかけマップ』『タカラヅカおっかけマップ』で出版差し止めを受けたり、大ヒンシュクを買い、「だったら、社会問題で同じ主旨のおっかけマップを出してやろうじゃないか!!」との勢いと、薬害エイズ問題に対する怒りが、そうさせたと思います。奇書といってもいいような本です。
　全二八八ページ、取材費がかなり掛かりましたので、こちらは定価二五二〇円（税込み）。残り約一〇〇冊ぐらいで、最近問い合わせや注文が殺到していますので、ご希望の方は直ぐにご注文ください。『紙爆』読者優先でご注文をお受けいたします。

厚生省おっかけマップ 鹿砦社 このアイテムの詳細を見る