風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

お肉と臓器にクギづけ

2006年09月04日 | 出版
毎日誰よりも早く出社し倉庫を開けてくれるP舎のI君が、今日から一週間夏休みに入ったため、普段より早めに出社する。誰もいないと思ったら、腹巻オヤジが葉巻を大事そうに吸いながら、せっせと会社にはまったく関係のない組版作業をしていた。オヤジに負けないよう明日も早起きせねば。

出荷作業中に伝票を出力するプリンタの異常で慌てていたら、タイミング悪くオヤジが顔を出す。「マタンゴ君、何かミスったら、君は腹を切りなさい」これは最近のオヤジの世にもオソロシイ口癖である。でもこのコトバ、調子に乗ってミスしやすいマタンゴにはいい薬かもしれない。
芸術の秋を間近に控え、さらに敬老の日も近いので、ここらでドカンッと盛り返したいところ。
近頃書店営業について思うことを一つ。ここの書店さんはいつ行っても「担当さんがご多忙中でお会いできないから」や「うちの書籍と客層が合わず、受注いただけないから」などと独断で決め、足を遠ざけている書店さんがいくつかある。久しぶりに行ってみたら案外うまくいくのかもしれないのが、どうも二の足を踏んでしまうのだった。これじゃイカン!ということで、今日は思い切ってうかがうことにする。有楽町、秋葉原、東京の書店さんをうかがう。雲行きとともに今日の売上もアヤシクなってくるのだった。

夕方新宿に寄り、セガフレードでサンドイッチを頬張ってたら、ツンツン金髪を立たせた色黒にいちゃん二人組が隣りにやってくる。ホストの面接が始まる。履歴書はなし。名前を聞くところから始まる面接。風塵社と同じですね。

本日もっとも衝撃を受けたのは、新宿紀伊國屋南店の担当さんが退社されていたことと、丸善丸の内店の芸術書担当さんが異動になっていたこと。お二方ともマタンゴが慣れない営業で四苦八苦している時からお世話になっていたのでショックが大きい。寂しい気持ちでいっぱいになる。

今日一日書店まわりをして気になったものは、新宿紀伊國屋南店の医学書コーナーで流されていたDVD『人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~DVD-BOX』。 イギリスでテレビ放映された「グンター・フォン・ハーゲンス博士の公開解剖講義シリーズ」を収録したもので、最新の人体標本の技術を使って行われる解剖ライブだ。お肉も内臓も苦手なわたしは、評判の良かった『人体の不思議展』にも足を運ばなかったのだが、このメスで模型を淡々と切り裂いていく解剖ライブ映像にはすっかり目を奪われ、10分近く真剣に見入ってしまった。DVDちょっと欲しい。でも1万円はかなり高い。


人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX

デックスエンタテインメント

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