風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

痛い二人

2006年08月16日 | 出版
今日は本来ならば夏休み3日目となるはずだったのだが、親不知が痛んで仕事にならないという腹巻オヤジの悲痛な叫びを受け、急遽出勤することになる。連休だとウカレて睡眠をあまり取らずに自由気ままな生活をしていたので、出社してもなかなか仕事モードに切り替わらないマタンゴ。しかも、出張中に重いファイルを小脇に抱えながら階段を走って上り下りしたせいで腰を痛めたらしく、元気が出ない。出社前に整形外科に寄り、塗り薬と鎮痛剤を処方してもらったのだが、一向に効いてくる気配がない。
歯痛オヤジと腰痛マタンゴ。痛みと戦う風塵社一行。さてさて、どんな苦痛な一日となるのだろう。

会社に行くと、頬を押さえたオヤジがパソコンの前で鎮座している。よく見ると、ほっぺがポコッと膨れてペコちゃんみたい。早速、オヤジは歯医者へ行くことになった。かわいそうなオヤジは、親不知の炎症が治まる一週間後まで抜くことができないそうだ。もっと早く抜歯して、痛みとおさらばできればいいのだろうに。少々同情心がわきあがる。と思ったけれど、間近で屁をこかれ、そういった労わりの気持ちは一気に引いてしまうのだった。腹巻オヤジ殿、そんなんじゃ、そのうち誰からも心配してもらえなくなっちゃうよ!

明日から取次が集荷を再開するようなので、たまった分の出荷準備をする。オヤジがほとんど済ませておいてくれていて作業は楽チン。さらにマタンゴの出張中に『うたうぬりえ帖』新シリーズの原稿がデザイナーさんから上がってきており、腹巻オヤジがせっせと校正してくれていた。マタンゴの前だとそうは見えないのだが、実は見えないところでサクサク仕事をこなす全能オヤジがいるようだ。原稿を再度確認し、デザイナーさんに送る。

打ち合わせ中に、ゴミ箱にまたがり屁をここうと躍起になるオヤジを見て、あぁなんでこんなオッサンのため公休日に出勤しているんだろうと、後悔せずにはいられないマタンゴであった。ちなみに、オヤジはゴミ箱の中に屁をためて、わたしに吹っかけようと目論んでいたようなのだが、それは物理的に考えて難しいだろう。
痛む歯に追い討ちをかけるようにしてスパスパ煙草を吸うオヤジ。その上、消毒だといいながら、白波(芋焼酎)を数杯飲んでいた。
「明日は来なくていいから」とボソッというオヤジ。きっとどこにでもあるような平凡な夏休みになるだろう。

画像は、オヤジが屁をため込もうとしたゴミ箱。
下は、CALEのシャウトが素敵な1975年のアルバム。プレスリーのカバーも最高です。

Slow Dazzle
John Cale
Spectrum

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