風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

武士語

2008年05月30日 | 出版
昨夜は、D通のかたを交えてP舎で宴会が始まる。遅れて小生も参加。ついつい飲みすぎる。D通では、入社1年目に新入社員の富士山登山なるものがあるそうだ。意外に体育会系である。ようやく最終の電車で帰宅する。

おかげで今朝は二日酔い。起き上がれない。9:30までひたすら寝て、10:30にフラフラと出社する。気持ちが悪い、お風呂に入りたい。しかし、本日トラブル本A下巻の索引を作ってしまえば、ようやく終りが見えるはずだ。どんなひどい本ができるのか、楽しみである。
そこでふと思うが、昔は索引作りってどうやっていたのだろうか。ある近代史研究者(誰かは失念)が、「索引のない本は本じゃない」という主旨のことを述べていたが、確かに資料的に読む本に索引がないと不便である。ところが索引作りはそれなりに大変であったはずだ。いまでこそ、DTPソフトの索引機能を使えば、バババッと該当ページを拾い上げてくれるが、電算写植以前の時代は、どうしていたのだろうか。やはり、完成校ができてから、1ページ1ページカードか何かに書き上げていったのだろう。想像もしたくないほど大変な作業である。

途中、トーハンの仕入れ窓口に勤めていたかたから、退職のあいさつが届く。そんなに深いお付き合いをさせていただいたわけでもないのに、ご丁寧で、すっかりいたみいる。
昼飯時、蕎麦屋で蕎麦を食べながらボケッとテレビを見ていると、最近は「武士語」が流行っているとか。おじさんには理解できない略語(KYとか)が流行るよりも、「かたじけない」とか「それがし」とかが流行ったほうが、かなりよろしい。
午後もひたすら索引作り。そこに日販のウエッブセンターのかたから電話。ウエッブセンター在庫の伝票切り替えがまだ届いていない、と怒られる。ドツボ作業に追われていて、すっかり忘れていた。「すみません、すみません、月曜日には届くようにします」と、謝罪。

16:00、ようやく作業終了。早速PDFファイルに落として、M印刷に送信。その旨をSさんに電話すると、明日三校の直しが届き、明後日残りが送られてくる予定になっているとのこと。また、土日も労働である。しかし、これで山を越すことになるだろう。当初の見込みでは連休明けに山を越えているはずだったので、一月ほど予定が遅れている。早くドツボ仕事から抜け出して、反転攻勢をかけなければならない。その前に、6月の資金繰りが大変か。
Life isn't always what one likes.

とにかく疲れた。今日は早く帰ってさっさと眠りたい。


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2 コメント

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奴隷労働の鉄鎖を砕け! (R社M社長)
2008-05-30 21:27:07
「太陽のない街」の賃金奴隷=‶腹巻”君!
まさに某プロレタリア文学の舞台で、相も変わらず奴隷労働か!? 奴隷労働の鉄鎖を砕き、R社の「24時間共産主義無償労働」に革命的に移行せよ!
S堂に比べればR社の仕事の、なんと楽なことよ!
かたじけない、かたじけない!
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武士語に変換 (腹巻)
2008-05-31 11:04:49
一書物、この土日で終りに近づくはずゆえ、次はR社のご奉公がんばり候。されば、S社(S堂に非ず)からも奉公の話があとは、弊藩の奉公も進めなければしからばず、その前に水無月のしのぎが先で、涙が出御意にござる。
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