北海道出張初日

朝５時に起き、７時45分発新千歳空港行きのスカイマークに乗るべく羽田空港へと向かう。昨晩突然ヒョウが降ってきただけあって、今朝は冷え込んでいた。股引と厚めのババシャツを着用し、背中にはカイロを二枚ペタリ。さらに靴下二枚履き。これでどうだ！といわんばかりに鏡の前で気合いを入れ、いざ出発。今回の出張は６月下旬刊行予定『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』のために札幌入りしている北尾トロさんと一緒に何店舗か書店をまわる予定なのでドキドキわくわくしている。

新千歳空港には10時前に到着。旭川行き特急電車の出発時間に合わせて、空港ターミナルの、「えぞ料理ユック」でカニめし丼を食べる。白飯が隠れるほどほぐしたカニがドッサリ乗り、980円。お歳暮でいただく高級そうなカニ缶と同じ味がした。さらに焼きたてのじゃがバターがセットになってボリューム満点。だが箸袋の裏に新宿店、銀座店、横浜店の電話番号を見つけ、チェーン店だったことを知り残念に思う。
腹を満たし、旭川行きの特急列車に乗ると、隣席に派手な服装の女性が座った。バーバリーのコートにヴィトンのバッグ、シャネルのサングラスという分かりやすいオバチャンは、何度もチャラリラランとメール受信音を鳴らし、返信し終えるとマタンゴに話しかけてくるので大変困った。その寂しがり屋なオバチャンが札幌で降りたあとも、今度は口をチューチュー鳴らして注意を促すオバチャンが現れたため、読書をあきらめ耳栓をして眠ることにした。

旭川に着くと、目の前が曇っているかのように見えるほど吹雪いていて震え上がる。マルカツ内富貴堂ＭＥＧＡ店福祉書担当のＯさんが併設されたカフェの店番をされているところを直撃。お忙しい中話を聞いていただく。今日から一気に天気が崩れ、寒くなったとのこと。富貴堂本店のＩさんにも「また大変な時に来ちゃいましたね～」と激励のメッセージをいただく。
旭川の書店をまわり終え、観光案内所でバスターミナルの場所を尋ねると、オバチャンの鼻下にキラリと光るものを発見。自分の鼻に触れるとマタンゴも同じく鼻水が垂れていた。いつからだろう。恥ずかしい。ハナがタレていることに気づかないほど寒いのは確かだ。
バスが吹雪のために通常２時間ほどで札幌に着くところが４時間もかかっているとのこと。仕方がないので特急電車で戻ることにした。これだけ吹雪いてれば、飛行機にも影響が出てるのでは。朝一の便で来てよかったなあ。
札幌に着き、駅周辺の書店をまわることに。紀伊國屋書店札幌本店の文芸書担当Ｋさんがトロさんのファンとのことで話が盛りあがる。Ｋさんは明日・明後日と公休日なので、急遽ホテルで休んでいるトロさんをお呼びして一緒にご挨拶することに。Ｋさん、『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』をよろしくお願いいたします。
帰り際にＫさんが書店に併設された喫茶店の割引券をくださり、トロさんと二人でケーキセットを食べた。トロさん、ごちそうさまでした！

明日は午後からトロさんと札幌周辺の書店をまわる予定。夜は、な・なんと西荻にあるハートランドのＳさんと落ち合い、ジンギスカン料理をご馳走してくれるそうです！ジンギスカンって肉かな。

画像は、吹雪く旭川の模様。ボオッと立ってると、一瞬にして白髪ばあさんになります。

冬ぶり返し　喜茂別、芦別など降雪20センチ以上　(北海道新聞) - goo ニュース

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

posted with 簡単リンクくん at 2007. 3.13

北尾 トロ著
風塵社 (2000.9)
通常2-3日以内に発送します。

オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る