風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

ため息ばかり

2009年10月13日 | 出版
土曜日からの三連休、とにかく仕事をする予定となっていた。銀行が休んでいるあいだは不渡りの心配がないので、心落ち着けて作業にいそしめるというものだ。ということで、土曜の昼前に出社し作業に取り掛かろうとするものの、いざ、体を動かそうとしたら、まったく動こうともしない。
作業段取りはわかっているというのに、資金繰りが頭をよぎると、ため息しか出なくなってくる。気を取り直してパソコンに向かうが、出るはため息ばかりなりということで、なかなか目の前の作業に集中できない。ようやく体が動き始まったと思ったら、今度は腹が減ってきて、昼飯を食べに行くことにする。なにをしに会社に来たのだろうか。
それでもようやく作業に取り掛かり、フィニッシュまでのだいたいの姿は見えてくる。そこで会社を出て某所へ。仕事をすべく会社にもどってみれば、すでに18:30。やーれやれと思いつつ囲碁を始めていると、マタンゴが遊びに来て酒を飲むことになる。そこで楽しく酒を飲んで土曜日は終り。終わりよければすべてよしということにしよう。
翌日曜日。山にでも行きたい天気なのに、土曜にほとんど進まなかったので、会社に向かうことにする。そこで、昨日進まなかった作業をシャカシャカ進めることにする。あーぁ、こんなことならば、土曜日にもっとシャカシャカ作業を進めておけばよかったと思わなくもない。というか、強く思ってしまう。家で寝転がって、囲碁でも見ていたかったところだ。
フィニッシュまでもう一息となったところで、目が痛くなってくる。最近、精神的にお疲れなのか。パソコンに向かっているのがいやになって、18:00過ぎに帰ることにする。いつの間にやら、日の落ちるのが早くなったものだ。18:00を過ぎると、外は真っ暗である。
家に帰り、晩飯を食べたらあとは爆睡。
翌月曜日。さすがに会社には行きたくない。目が覚めると10:00を回っている。いまさら山に行こうかという気にもなれず、といって家の中でゴロゴロしているのは精神衛生に悪そうだ。遅い朝飯を食べてから、妻と散歩に出かけることにする。特にどこに行くというあてもないので、まずは山手線で目黒まで行き庭園美術館の前を通り過ぎ、そのままダラダラ歩いていくと白金台。そこで昼飯を食べてから麻布を抜けて六本木へ。ヒルズでは囲碁のイベントが行われていたが、9路盤しか扱っていないようなので、つまんねえなあとミッドタウンへ。そのまま乃木坂まで歩いていくと、乃木神社の上に乃木希典旧宅というものに遭遇。そんなものがあるとは知らなかったので、ついつい中をのぞいてみることにする。さらに青山から表参道で右折して明治神宮前で副都心線に乗り帰宅。
結構な距離を歩いたはずであるが、名案はまったく浮かばない。疲れただけでイヤになる。帰宅してから、酒を飲んで21:00くらいには寝る。ところが例によって、3:00くらいには目が覚めてしまい、眠れない病が始まってしまった。休み明けはどうしようもない。寝転がってボケッとテレビを見る。この精神状態のときは、NHKの「映像散歩」を見ているとものすごく気持ちよく感じてしまう。ボーッとしているときはボーッとした番組がちょうど合っているのだ。
新聞休刊日なので、新聞が来るわけでもない。5:00過ぎにご飯の炊けたジャーの音がするので、一人モリモリ朝飯を食べることにする。腹が満ちると眠気が押し寄せてくる。そこでようやく布団に入り、しばし仮眠。
8:00過ぎに起き出して、会社に向かうことにする。眠い。しかし本日もいい天気だ。9:30出社。とにかく、M印刷さんへ納品しなければならないものを終わらせないといけないが、三連休明けの火曜日である。なにかと慌しい。わずかばかりの出荷を済ませ、まずは各取次に、『読むドキュメンタリー映画』の新刊配本部数確認の電話。こちらの希望と大きく変わらないので一安心。その後、あちこちへメールと電話とファクス。
そこでようやく、M印刷さんの作業に入る。途中、また目が痛くなってきて、作業にウンザリ。小生も歳かいな。13:00前、ようやく作業が終わって、M印刷さんにPDFファイルを送信。嗚呼、やれやれ。昼飯を食べに行くことにする。ついでに、ATMも回ってから、壱岐坂下の蕎麦屋で大盛りそばを食べる。ここのそばはダメじゃないんだけれど、なにかが物足りない。といって、なにが物足りないのかがよくわからないけれど、汁が甘いのか。
もどってから、しばし囲碁。精神状態が悪いため、例によって無理手を打っては、自滅していくパターンにはまってしまう。もう少し冷静な判断にもとづく、冷静な着手ができないものだろうか。
15:00過ぎ、次の新刊『初恋芸人』の著者、中沢健君がご来社。推敲の終わったゲラを受け取り、「もう、思い残すところはない?」とたずねると、「大丈夫です」という返事なので、あとはこちらでもう一度校正し、それから入稿ということになる。
予定としては、10/19印刷所入稿、10/26製本所入り、11/4取次見本、11/11取次搬入ということになるだろうか。11/10は、10日締を持っている版元さんの新刊が多そうなので、関係のない弊社としては、その日の搬入は避けたいのだ。
17:00過ぎ、P舎大大社長からいただいたおでんを腹にかき込んだ中沢君が、新宿のロフトプラスワンに出かけていき、こちらはもろもろの雑事。さてさて、『初恋芸人』が売れてくれないものか。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コダ)
2009-10-14 09:24:25
やはり出版不況なのでしょうか?
これから業界誌を出版しようと思っていますが、
まだ会社さえ設立していないのに、
なかなか思うように行かないもんです。
まさに、ため息ばかりです。



返信する
ご成功をお祈り申し上げます (腹巻オヤジ)
2009-10-14 11:06:00
細かいプランを知るわけもないのですが、このご時世に出版社を立ち上げるのは、大変厳しいと思います。取次を説得するだけで一苦労することでしょう。ため息をつきながらも、お互いにがんばりましょう。
返信する

コメントを投稿