パレスチナ映画

昨夜は昨夜で別のお仲間と都内某所で落ち合い、当然、酒を飲む。友人のＭさんは、韓国経由でエジプトに向かいガザに入ろうとして、拘束されてしまったそうな。ひどい目にあった話を淡々とするので、笑っちゃった。拘束から解放されたあとはお腹をこわしてしまい、「ガザにもギザにも行けなかった」とか。さすが観光左翼を自称しているだけある。
小生はほとんど外国旅行をしたことがないので知らないが、どこの国も水が悪いそうである。その悪い水で洗った野菜を食べると、どうしてもお腹をこわしてしまうらしい。東京都水道局には深く感謝することにしよう。そうえいば、数年前、十数年ぶりに松本に行ったとき、普通の水道水があまりにうまくて感動してしまったことがあった。それまで水の悪いところに住んでいたということもあるが、松本の水道水は甘くてすっきりしている。この水を飲んで育ったのかと、あらためて自然の恵みに感謝した次第である。
さて、別の友人のＫさんは、彼の撮影したドキュメンタリー映画を６月にお茶の水のneoneo坐で上映するそうだ。一水会の木村三浩氏とベオグラードに行ったときの映画だそうで、右と左の垣根がぶっ飛んでいる。「neofest 2009 春」（2009年6月3日～7日）という催しの一環で上映されるとのことなので、関心のあるかたは是非ご鑑賞ください。
その場に映画評論家の松田政男さんもおり、最近のパレスチナ映画の話題となる。「ガーダ　パレスチナの詩」「パレスチナ1948・NAKBA」「沈黙を破る」など、意欲的なドキュメンタリーが相次いで上映されている。それもこれも、イスラエルのやっていることがいかにひどいのかということの裏返しなので、決して喜べるような状況ではない。また、小生はどれも観ていない。どうも、ごめんなさいなんだけど、ここまで貧乏暇なしだと、映画どころでないのも事実だ。
で、松田さんが「いいんだけれど、ヘンに公平さとか中立さを意識しちゃっているところがあって、そこが不満だ」という主旨を語る。続けて、「時間を計ったことはないけれど、（パレスチナ問題を扱った）NHKの番組だと、パレスチナ、イスラエル双方の映像を同じ時間だけ放送していると思う。ドキュメンタリーなんて主観しかないのに、そういう中立さを入れちゃうのは面白くない」と。オッ、久しぶりに冴えた発言だなあと、少々不逞老人を見直してしまった。
なんて話をしていたら、ビールを飲みすぎた。気持ちが悪い。ということで、今朝はビールで二日酔い。ううっゲロがこみ上げてくるが、ビールで二日酔いなんて、だいぶ酒が弱くなったものだ。しかし、10：00にはＭ印刷Ｉさんが会社に来る予定なので、それまでに会社にたどり着いていないと迷惑をかけてしまう。
朝のニュースの天気予報によると、これから天気が崩れるそうだ。8：45に外に出て池袋に向かうと、いまにも雨が落ちてきそうな空模様である。実は明日、あきやまさんと青山霊園を回ろうかと話していたのであるが、この調子じゃ無理そうだな。
9：30に出社し、片づけをしていると、Ｉさんが来られる。パワーポイントで作成したデータをpdfに落としたCDを渡される。これをすぐにハメハメし、クライアントさんに届けないといけない。早速CDを開いてみると、それぞれのデータがページにまとめらた一つのファイルしか入っていない。この状態だと、DTPソフトに貼り付けたときに、最初の１ページ目しか表示されないんだよねえ。うまい方法がないのかなあ。
ということで、それぞれの画像を切り離して、別のソフトに落とし、すべてEPSファイルに変換していく。面倒くせえなあ。ようやくデータの処理が終わったら、もうお昼前である。パワーポイントファイルとは、どうしても相性が悪いようだ。世の中から、パワーポイントと一太郎は抹殺してもらいたい。途中、楠山さんから原稿の続きがファクスで送られてくる。自社企画を進めないとしょうがないというのに、パワーポイントどころじゃないのだ。
お次は、変換したファイルをDTPソフトに貼り付けていく。貼りこみとそれにともなう微調整をしていたら14：00前である。ようやく出力し、クライアントさんのところに自転車でお届け。きちんと整理された事務所で、こうでなければなあといささか反省。
一度会社にもどり、こんどはあきやまさんの写真がデカデカと出ている日経MJ（画像）を持って（昨日届いた）、本郷郵便局へ。明日渡そうと思っていたが、ランデブーがキャンセルになってしまったので、郵便で送ることにしたのだ。第三種郵便なので郵送料68円である。こんなに安いと、悪いことを考える奴も出てくるというものだ。
帰りがけに春日のフクラ家に寄り、ようやく昼飯。腹が減っているのに、ここの定食はご飯の量が少なすぎる。会社にもどると16：00前である。ようやく囲碁にふけることになる。
このあと、旧友が遊びに来る予定。つまみはどうしようかなあ。