NHKBSの番組に 『英雄たちの選択』 というのがあります。
9月23日(水曜日)は NHKの朝ドラのモデル、古関裕而さんでした。
依頼があればジャンルを問わず作曲したその数は 全5000曲にも及ぶそうです。
明治42年生まれ、大正・昭和・令和 と活躍されました。
第二次世界大戦中は 軍の要請で軍歌も作曲。
”露営の歌” ♪勝ってくるぞと勇ましく~ , ”若鷲の歌” ♪若い血潮の予科練の~、 ”暁に祈る” ♪あーあーあの顔で あの声で~ は 終戦後、軍歌を作った事を恥じる作者が多い中、生涯自身の傑作と誇っておられたそう。
作詞は意味が明確だが 曲は詞を替えれば 全く別の物になりえます。
プロ野球球団の応援歌も複数作曲されていますが 私は 高校野球で流れる "栄冠は君に輝く” がとても好きです。
この番組のメインキャスターの磯田道史氏は 古関裕而の生家が呉服屋だったので 客のニーズに合ったものを誂えるのが得意だったのではないかと仰っていましたが 私は 創造力に導かれた 純粋なものだと思っています。
古関氏は 曲は楽器を使わず頭の中だけでつくられたそうです。
””長崎の鐘”(サトウハチロー作詞)は 私が一番大事にしている歌で カラオケ行くと 声が十分出た時にだけ 最後に歌います。
作曲家の古賀政男氏は 軍歌を作らなかったので 戦中は不遇だった。
西條八十氏は 軍の要請とはいえ ”死闘、決戦の歌” で ♪いざ来いミッツ、マッカーサー、出てくりゃ地獄へ逆落とし~ とまで書いたので 戦犯に問われるのを恐れ 青酸カリを持ち歩いていたそうです。
ドラマ『エール』の今後が楽しみです。
by 風呼
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