ピカソ・マニマニア

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岩藤 (加賀見山再岩藤)   於・歌舞伎座

2013-07-22 23:39:49 | 観劇

 

若手役者中心の 七月花形歌舞伎の昼の部です。

かがみやまごにちのいわふじ  と読みます。

 

骨寄せ といって バラバラに散らばった骨が集まり 骸骨に

なって 霊となって現れる場面が 有名です。

 

                         

 

この写真は そうやって現れた 岩藤の幽霊です。

松緑が 演じています。

 

多賀大領という バカ殿様が 5年前にも家臣に騙されかけたのに

(岩藤はそれに加担して殺された) 又、 望月弾正という家臣の妻に 

妹と謀られ 色仕掛けで家を乗っ取られそうになる。 またまた忠臣に助け 

られ めでたし という お話です。

 

若手中心なので 役者さんについて少々。

 

弾正の妻になる 尾上菊之助は なんと 年増の色気むんむん。

 

多賀大領の 市川染五郎は バカ殿そのもの。(志村けん風の)

 

            

 

何ともいじらしかったのは バカ殿をいさめた為に浪人となった花房求女の家来の

鳥井又助の盲目の弟役の 中村玉太郎。

歌右衛門の弟子筋の 中村松江の長男だそうです。 2000年生まれ。

写真左、 琴の演奏がありますが 健闘していました。

右は 又助の松緑。 

 

                

 

これは バカ殿の正室役の 中村壱太郎(かずたろう)

お家乗っ取りを企む家臣に 殺されてしまう 一場のみの出演ですが

品の良さと はかなさが漂い 今日一番の見ものでした。

父は 坂田藤十郎の二男、中村翫雀。 サラブレッドなんですね。

今年 慶応大学を卒業されたそうです。

 

松緑は 家来役はまだしも 岩藤役はどうもね。

コメディかと 思ってしまいます。

 

市川染五郎ですが 事故を経験されたからか 以前のような勢いが

感じられません。 色んな傷が癒えるのには もう少し時間がかかるので

しょうか。

 

花房求女役の 尾上松也は 私の注目株なのですが 中村玉太郎同様、

主役の家柄ではないのが残念です。   何とかならないのかしら。

 

 

少々 眠くなる場面があった。  隣の人も 私より 舟を漕いでいた。

 

         by    風呼               

 

 

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