7月の歌舞伎座の夜の演目は 初演から43年ぶりに再演された 「裏表太閤記」
です。
本能寺で信長に辱められた明智光秀(松也)は 信長を自刃させます。
実は光秀は 信長に謀反の疑いをかけられ自害した 松永弾正の実子でした。
そのころ秀吉は備中高松城を包囲、苦戦していた備中の鈴木喜多頭重成(幸四郎)とその息子孫市(染五郎)の策で和睦をして急ぎ信長の仇を討たんと都に舞い戻る。
本物の水が威勢よく流れ落ちる滝の前で、滝の中での 光秀と秀吉と孫市との乱闘は 三階まで涼しくなるだい大迫力です。
孫悟空(幸四郎)になって天界で金の瓢箪を手にいれるという夢から覚めた秀吉(幸四郎)は 聚楽第で 歴戦の武将たち 宇喜多秀家(染五郎)、前田利家(松也)、加藤清正(巳之助)、毛利輝元(右近)と踊りまくるのでした。
と、それぞれの家紋をその背中に見せながら 五人の踊りの激しく美しい事!!!
秀吉・鈴木重成・孫悟空と 全く別人が演じているように見える幸四郎さんを賞賛する言葉が見つかりません。
という訳で
楽日の花道傍のチケットを取っちゃいました。
韃靼以来の大奮発です。
大満足の
風呼でした 7月14日観