ピカソ・マニマニア

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山村座について  江戸の歌舞伎座

2010-06-04 09:21:52 | 日記


今朝の日経新聞の連載小説 『韃靼の馬』(だったんのうま 辻原登作) に 江戸歌舞伎の 山村座が登場しています。

以前 このブログで 歌舞伎の定式幕について書いたときに 山村座には触れませんでした。 (4月29日 当ブログ)
山村座は 1714年に起こった 江島生島事件で 取り潰しになったからです。

江島生島事件とは 7代将軍家継の生母 月光院の名代で 6代将軍家宣の墓参に行った 江島が 帰りに山村座の歌舞伎見物 幕後 役者の生島を呼んで 遊興にふけり 閉門に間に合わなかった。

これを 当時月光院と対立していた 6代将軍家宣の正室だった 天英院が利用して 権勢をふるっていた 新井白石等 月光院側の 重臣を排斥するのに利用した とされる事件です。

江島の兄は切腹ではなく 斬首、 江島、生島、興行主等 は 流罪になります。


今朝の小説『韃靼の馬』 では これから山村座に入場するようです。

新井白石の 凄腕ぶりも すでに書かれているので 江島生島事件にも言及され、
白石失脚にも 及んでいくのでしょう。


この事件を基に 作家舟橋聖一氏が ”絵島生島” という小説にして 映画化もされました。
こちらは 月光院と側近の元猿楽師 間部詮房(まなべあきふさ)、 絵島と役者生島との関係を 恋愛に脚色してあるそうです。 
猿楽師が 大名にまで上り詰めたのは 間部詮房だけだそうです。



映画のキャストは 絵島に 淡島千景、 生島に 市川海老蔵(後の 伝説の名優 11代目団十郎) 間部詮房に 高橋貞二(脂の乗り切った時に亡くなられました)、 月光院に
高峰三枝子、 天英院に 三宅邦子。

テレビドラマ化もされたようで 絵島に 有馬稲子、 生島に 片岡孝夫(現15代目仁左衛門)、 間部秋房に 先日亡くなられた 佐藤慶  というキャストだそう。
こちらの方は月光院と天英院の配役は書いてありません。


11代目団十郎を見てみたいものです。 あっ、今 レンタル落ちというのだそう、 アマゾンで注文しました。



早っとちりの

        風呼r  でした      


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