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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

この2ヶ月の間に聴いた音楽

2006年11月15日 23時08分57秒 | ブラームス
 この二ヶ月間に聴いた音楽はあまりない、週末は自宅に帰っていたので何かを聴こうと思えば沢山聴くことだってできたのが、日曜の午後にはとんぼ返りして都内の某所に向かうと思うと落ち着かないことしきりだったし、親類の葬式が続いたもして、きちんと音楽を聴こうという気になれなかったのである。
 従ってその間に聴いた音楽というと、もっぱらiPodで通勤の途中に聴いたものということになるが、その中で何を良く聴いたかといえば、これが意外にもブラームスの管弦楽曲なのであった。しかも、四つの交響曲とか三つの協奏曲なんかではなく(まぁ、これも良く聴いたけど)、この春に初めて聴いたばかりの「セレナード第1,2番」を一番頻繁に聴いたというのは自分でも意外であった。

 春先にも書いたとおりこの2曲はブラームスの管弦楽曲の中では、いわば習作に位置するもので、交響曲や協奏曲はいわずもがな、「大学祝典序曲」とかああいった小ぶりな曲より音楽的な価値は低い....というのが一般的な通年だと思う。実際、春先にこの曲を初めて聴いた時の自分のレビュウを読んでみても、いわば歴史的価値みたいなものを重視した聴き方で、特に音楽そのものに感心した様子はないので、やはり自分でもそんな印象だったと思う。
 ところが、ふとしたきっかけでこれを通勤途中で聴いてみると、なかなか具合が良い。おそらく「セレナード」という曲名に込めた、散文的で軽い気分のようなものが、通勤というシチュエーションにマッチしたのだと思う。どう考えてもバラ色とはいえない、「あぁ、これからまたしんどいトレーニング(授業)か、やれやれ」みたいなブルーな気分が、この曲に横溢している「牧歌的なムードの中にちらほらと見え隠れする陰影感」のようなと絶妙にシンクロしたということなのかもしれないが、もちろんこれは後付の理屈だ。

 演奏はケルテスが60年代に振ロンドン響をふったデッカ盤がiPodに入っていたので、これオンリーである。おそらく、ブラームスにしてはリズミカルでややシャープ演奏なんじゃないと思う。この演奏の前に聴いていた若き日のアバドが振った演奏を聴いているが、ほとんと覚えていない....どんな演奏だったのだろう?。
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この2ヶ月の間に読んだ本

2006年11月14日 23時53分15秒 | Books
 出張中の2ヶ月間、ネット環境は劣悪、音楽ソースはiPodだけという生活を強いられたため、宿泊施設で暇な時間はもっぱら本を読んでいた。

 9月頃はこのブログでもちらっと取り上げた、秋庭俊の「帝都東京・隠された地下網の秘密」とその続編、さらにその後に発表された「新説東京地下要塞」と、東京地下要塞物ばかり読んでいた。東京には戦前から軍事用の地下道が沢山あって、実は戦後作られた地下鉄はそれを転用したものではないか?。というのが正編の要旨だが、続編ではその地下網のルートを江戸時代に作られた上水道あたりにまでさかのぼり、希有壮大なスケールで地下要塞説をぶちあげているあたりはなかなか痛快だった。
 ついでにそのあたりと平行して読んでいたのが、「あの戦争になぜ負けたのか/文藝春秋編集部」、「官邸主導―小泉純一郎の革命/清水真人」、「昭和史1926-1945/半藤一利」、「言霊2/井沢元彦」といったノンフィクション物、このあたりは研修先の近くに靖国神社があったのが微妙に影響を与えているのもしれない(笑)。まぁ、その一方で、松本清張の「昭和史」も読んでいたりするのだが....。

 探偵小説関係では、ディクスン・カーの「三つの棺」とカーター・ディクスン名義の「ユダの窓」をもう何度目かわからないくらいになるが再読した。派手な設定と混乱した謎を一気に解決する探偵ぶりはなんども読んでもおもしろい。30年以上前に購入したハヤカワ・ノベルスも今やボロボロである。
 あと、探偵小説といえば、9月に出た京極夏彦の久々の探偵物「邪魅の雫」は、京極ファンにとっては待望の作品だったが、勇んで購入して読み始めたものの、4割方読んだところで中断、いかん今回の事件は何も起こらなすぎるというか、あまりに謎が淡々としているため、先に読み進めていくモチベーションが続かなかったというところだ。

まだまだあるが、記憶に残っているのはこんなところか。とりあえず今夜はこの辺で....。
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長期出張終わり

2006年11月13日 23時11分02秒 | others
 二ヶ月以上の渡る長期出張というか、短期赴任というか、はたまた研修というべきなのか、どう呼ぶべきなのはわからないようなところもある二ヶ月間だったのだけれど、それが11月7日にようやく終了した。
 40代後半になってネットワークの技術的側面についてあれやこれや学ぶのはさすがにしんどかった。週末以外は都内の某所に泊まりがけとあって、独身貴族?で日々気ままに暮らしている私としては窮屈この上ない生活でもあった訳だが、さすがに二ヶ月ともなると、いやだいやだと思っていたそちらの生活に慣れてしまったのか、11月8日以降の「いつもの生活」むしろ違和感があるという妙な状況が続いている。

 ともあれ、ボチボチとブログの方も復活していこうと思う。
コメント (8)
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