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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

この2ヶ月の間に読んだ本

2006年11月14日 23時53分15秒 | Books
 出張中の2ヶ月間、ネット環境は劣悪、音楽ソースはiPodだけという生活を強いられたため、宿泊施設で暇な時間はもっぱら本を読んでいた。

 9月頃はこのブログでもちらっと取り上げた、秋庭俊の「帝都東京・隠された地下網の秘密」とその続編、さらにその後に発表された「新説東京地下要塞」と、東京地下要塞物ばかり読んでいた。東京には戦前から軍事用の地下道が沢山あって、実は戦後作られた地下鉄はそれを転用したものではないか?。というのが正編の要旨だが、続編ではその地下網のルートを江戸時代に作られた上水道あたりにまでさかのぼり、希有壮大なスケールで地下要塞説をぶちあげているあたりはなかなか痛快だった。
 ついでにそのあたりと平行して読んでいたのが、「あの戦争になぜ負けたのか/文藝春秋編集部」、「官邸主導―小泉純一郎の革命/清水真人」、「昭和史1926-1945/半藤一利」、「言霊2/井沢元彦」といったノンフィクション物、このあたりは研修先の近くに靖国神社があったのが微妙に影響を与えているのもしれない(笑)。まぁ、その一方で、松本清張の「昭和史」も読んでいたりするのだが....。

 探偵小説関係では、ディクスン・カーの「三つの棺」とカーター・ディクスン名義の「ユダの窓」をもう何度目かわからないくらいになるが再読した。派手な設定と混乱した謎を一気に解決する探偵ぶりはなんども読んでもおもしろい。30年以上前に購入したハヤカワ・ノベルスも今やボロボロである。
 あと、探偵小説といえば、9月に出た京極夏彦の久々の探偵物「邪魅の雫」は、京極ファンにとっては待望の作品だったが、勇んで購入して読み始めたものの、4割方読んだところで中断、いかん今回の事件は何も起こらなすぎるというか、あまりに謎が淡々としているため、先に読み進めていくモチベーションが続かなかったというところだ。

まだまだあるが、記憶に残っているのはこんなところか。とりあえず今夜はこの辺で....。
コメント
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