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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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プレイバック1980年代

2006年11月26日 19時55分08秒 | Books
 「朝まで生テレビ」の常連として、冷静な風貌に似合わぬ舌鋒の鋭さで、時に反対側の陣営を完膚無きまで叩きのめす(笑)、政治学者村田晃嗣の本です。内容としては、1980年代の政治経済の出来事を中心に、当時のカルチャーなども絡めて、軽いタッチで振り返ってるという体のもので、気楽に読めるものでした。もっとも、あのTV番組のイメージの通り、内容も気軽な読み物を目指していながらも、どこなく生真面目なトーンになってしまうのは、きっとこの人のキャラクターなんでしょうね。

 僕は1959年生まれなので、この本のテーマとなった10年間は自分の20代ほぼ一致する訳ですが、あぁ、レーガン大統領ってオレが20代前半の時になったんだな、そういえばオーウェルにひっかけてなにかおこるかもなどと漠然と考えていた1984年ってあっという間に終わったなとか、83年にデビューしたアートオブノイズかけながら、つくば博にいってなんとなく未来っぽい気分になったよなぁ....(爆笑)とか遠い目をしたり、えぇ、リクルート事件って90年代じゃなかったのと自分の記憶の曖昧さを愕然としたり、通勤や出張先への移動中にしばし楽しませてもらいました。
コメント (1)
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