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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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⇒ Tweets of 2010.09.12_2

2010年09月12日 23時59分58秒 | ★ from Twitter
11:19 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 「羅生門」に続いて制作された昭和25年の作品。もちろん原作はドストエフスキーの有名な作品で、それを166分にまとめている。舞台を北海道に移し、記憶に寄ればかなり原作に忠実なムード、雰囲気で進んでいく。
11:32 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 出演はナスターシャ役に原節子、ムイシュキンには森雅之、ロゴージンが三船敏郎、アグラーヤは久我美子といった黒澤映画お馴染みの布陣で進むが、原作に忠誠を誓った黒澤らしい生真面目な演出なせいで、全員かなり窮屈そうに演技している。
11:51 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 前半のハイライトとなる誕生日のシーンでは黒澤らしい段取りを踏んだドラマチックさがあるものの、やや緩慢さも感じられる。ともあれ、原作の重量感とバタ臭さと「日本製ドラマ」の間にどうしても齟齬を感じてしまうところはいたしかたないところか。
11:55 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 ムイシュキンの森など、無垢さやある種の哀れさのようなものはよく出ているのだが、どうも「パルシファル」的な高貴さというか、神々しさのようなものがイマイチという感じもする。
12:05 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 ナスターシャの原は、世俗にまみれた高貴さ、女のミステリアスさのようなものは気丈に演技しているのだが、逆に国籍不明の女になってしまっている。まぁ、小津作品とは違ってテンションの高い壮絶な美しさはあるのだが…。
20:29 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 第2部は原節子と久我美子が対峙するあたりがハイライトだろうか。これは映画としては行き詰まるような緊迫感もあるが、ドラマとしてはどこか原節子はやや芝居がかっていて、空虚さを感じないでもない。
20:38 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 それにしてもこの作品、原作の雰囲気やストーリーに十字軍的に忠実だが、さすがに170分ではやはりどこかダイジェスト版みたいな駆け足感があるのは致し方ないところだろうか。カット前のオリジナル版は4時間以上あったそうだが、そちらなら原作らしい重量感があったろう。
20:49 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 あとこの作品で出色なシーンは、三船とその母親、そして森がお茶を飲むシーン、ストーリー的には大して意味のないエピソードだが(原作にこれに相当するところはあったろうか?)、映画的には極めて良くできた、淡い感銘が横溢したシーンだった。
20:54 from TweetDeck
【黒澤】「白痴」 この作品には、昭和初期に青春時代を過ごした知識人特有のシリアスさ、生真面目さがある。これは本当に独特のムードであって、重厚長大、シリアスで真面目なほど偉い…みたいな気負いは今では想像できないものだ。

by blogout_tw on Twitter
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