6月にビッグバンド系のアルバムを数枚買い込んだ時、一緒に購入したもののしばらく放置してあったもの。かのフランク・シナトラがトミー・ドーシー楽団出身だったというのは有名な話ですが、このアルバムはその時期の彼をフィーチャーしたものです。録音は40年代初頭頃のようですが、この時期に限らず、聴き流した類は別として、こうした形できちんとフランク・シナトラの作品を初めてになります。
いや、前々から聴きたかったんですよ。そのきっかけになったのは映画「ダイ・ハード」のエンディング・テーマで使われていた「レット・イット・スノウ」という曲。映画そのもの出来も秀逸でしたが、ドラマの締めくくりにこの曲がなんとも余韻深く、かつノスタルジックに使われていたもんで、「あぁ、フランク・シナトラっていいなぁ、もう少し歳取ったら聴いてやろう」とか思っていたんですね(ちなみにかの曲をフランク・シナトラだと思いこんでいたのは私の間違いで、実際はボーン・モンローという人が歌っているようです、どうしてサントラには入っていないのだろう?)。
さて、実際聴いてみると、これが実に良かったです。彼の全盛期のスタイルであるらしい「ネルソン・リドルのオケで軽妙洒脱にスウィング」みたいなイメージより、もっともっとシックでムーディーだったのは意外でしたが、当時の彼はトミー・ドーシーの楽団員だったワケで、ドーシーのお膳立てした音楽の中で、ある意味生真面目かつ優等生的に歌っていたというところもあったんでしょう。つまり、大枠としてあくまでもトミー・ドーシーのロジックによる音楽なんですね、当たり前か(笑)。
ただ、トミー・ドーシーにとっても、フランク・シナトラという素材はおそらく極上のものではあったんでしょう。「センチメンタル・ジェントルマン・オブ・スウィング」と呼ばれた彼の音楽を、6月に聴いたベスト盤より、むしろこちらの方が最良の形で表現していると思わないでもないですから...。
ちなみに曲は「夜も昼も」「スターダスト」といったお馴染みのものから、初めて聴く曲までいろいろですが、とにかく全曲ムーディーで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第2楽章の旋律をヴォーカル仕立てにした「I Think of You」なんて曲もおもろかった。この時代のジャズ作品には割とこういうが多くて、ひとつの色物だったんでしょうね。ともあれ、オッサンの私に現在最高のリラクゼーションをもたらしております(笑)。
いや、前々から聴きたかったんですよ。そのきっかけになったのは映画「ダイ・ハード」のエンディング・テーマで使われていた「レット・イット・スノウ」という曲。映画そのもの出来も秀逸でしたが、ドラマの締めくくりにこの曲がなんとも余韻深く、かつノスタルジックに使われていたもんで、「あぁ、フランク・シナトラっていいなぁ、もう少し歳取ったら聴いてやろう」とか思っていたんですね(ちなみにかの曲をフランク・シナトラだと思いこんでいたのは私の間違いで、実際はボーン・モンローという人が歌っているようです、どうしてサントラには入っていないのだろう?)。
さて、実際聴いてみると、これが実に良かったです。彼の全盛期のスタイルであるらしい「ネルソン・リドルのオケで軽妙洒脱にスウィング」みたいなイメージより、もっともっとシックでムーディーだったのは意外でしたが、当時の彼はトミー・ドーシーの楽団員だったワケで、ドーシーのお膳立てした音楽の中で、ある意味生真面目かつ優等生的に歌っていたというところもあったんでしょう。つまり、大枠としてあくまでもトミー・ドーシーのロジックによる音楽なんですね、当たり前か(笑)。
ただ、トミー・ドーシーにとっても、フランク・シナトラという素材はおそらく極上のものではあったんでしょう。「センチメンタル・ジェントルマン・オブ・スウィング」と呼ばれた彼の音楽を、6月に聴いたベスト盤より、むしろこちらの方が最良の形で表現していると思わないでもないですから...。
ちなみに曲は「夜も昼も」「スターダスト」といったお馴染みのものから、初めて聴く曲までいろいろですが、とにかく全曲ムーディーで、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第2楽章の旋律をヴォーカル仕立てにした「I Think of You」なんて曲もおもろかった。この時代のジャズ作品には割とこういうが多くて、ひとつの色物だったんでしょうね。ともあれ、オッサンの私に現在最高のリラクゼーションをもたらしております(笑)。
これから冬・クリスマスにかけては
より一層聴きたくなるかもしれません
おばさんの私にも現在最高のリラクゼーションを
もたらしてくれるかも.. (笑)