ダイアナ・クラールが98年に出したクリスマス・ミニ・アルバム。いわゆるクリスマス・ソングは、「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」、「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」、「ジングル・ベル」の3曲のみで、他はGRPのクリスマス・トリビュート・アルバムから1曲と、デイブ・グルーシンのヘンリー・マンシーニ・トリビュート・アルバムから2曲の計6曲で、後者の3曲はクリスマスとは関係ないから、聴きどころとしてはやはり前者の3曲ということになる。
なにしろ「ハヴ・ユアセルフ....」と「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」といえば、私が最も愛好するクリスマス・ソングだし、ジョニー・マンデル、アレンジによるオーケストラのアレンジが例によって、優雅かつゴージャス極まりないサウンドだから、とりあえず文句なしといったところ。ダイアナ・クラールというと正直僕は彼女のちょっといがらっぽい声をイマイチ好きになれないところがあったのだが、99年の「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」あたりでオヤと思い、オガーマンを起用した「ルック・オブ・ラブ」が決定打になったという感じだったので、おそらく「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」に前後して録音であろうこのアルバムの音楽は、とても楽しんできける。安っぽいベルだとかキラキラした音を使わず、淡々とジャズ・スタンダードを歌っているという風情なのが大人だ。久しぶりに聴いたら、なんとなく彼女のヴォーカルももうすっかり馴染んでしまったというところか。
なにしろ「ハヴ・ユアセルフ....」と「クリスマス・タイム・イズ・ヒア」といえば、私が最も愛好するクリスマス・ソングだし、ジョニー・マンデル、アレンジによるオーケストラのアレンジが例によって、優雅かつゴージャス極まりないサウンドだから、とりあえず文句なしといったところ。ダイアナ・クラールというと正直僕は彼女のちょっといがらっぽい声をイマイチ好きになれないところがあったのだが、99年の「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」あたりでオヤと思い、オガーマンを起用した「ルック・オブ・ラブ」が決定打になったという感じだったので、おそらく「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ」に前後して録音であろうこのアルバムの音楽は、とても楽しんできける。安っぽいベルだとかキラキラした音を使わず、淡々とジャズ・スタンダードを歌っているという風情なのが大人だ。久しぶりに聴いたら、なんとなく彼女のヴォーカルももうすっかり馴染んでしまったというところか。