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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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ハイドン/ピアノソナタ全集

2005年12月16日 23時32分51秒 | ハイドン
 箱だらけ....など書いたばかりなのに、また買ってきてしまった。ハイドンのピアノ・ソナタ全集がそれなのだが、やはりこれもブリリアントから出ているもので、10枚組で3500円という爆安価格だったため、ついふらふらと手を出してしまったという訳だ。ハイドンについては交響曲ですら、まだ11番までしかレビュウしておらず、それに加えて50曲余りのオーダのピアノ・ソナタをここでレビュウしようなどと大それたことは目下考えていないが、現在、とりあえず1枚目を聴いているところだ。

 一聴した感触としては、交響曲とは違って非常にシャープで剛直な音楽だなという印象。いや交響曲もシャープで剛直な音楽だとは思うが、あちらはいろいろな飾りや仕掛けがあったりして、やはり膨張させた音楽という感じがするのに対し、こちらは骨格だけで勝負しているか、ハイドンの肉声により近いという感じがする。例えば交響曲を聴くと、ハイドンもモーツァルトも区別つかないみたいなところが、私の場合、ままあるのだけれど、ピアノ・ソナタだと、これはもうモーツァルトとは完全に別物の音楽で、きっちりベートーベンへとつながって行く代物だということが良くわかるという感じだろうか。

 ともあれ、この50余曲をそれぞれ識別できる程度になるには、一体どのくらい聴き込んだらよいのだろう?。そう考えるとやや気が遠くなる。どこからの山奥に下界からの情報やハイドン以外の音楽一切遮断して、日々これに没頭でもしない限りとても無理という気がしないでもないが、まぁ、安心感を買ったということでよしとしよう(笑)。


※ ついでにもう1セット購入してきたのが、ケンペが70年代にEMIで収録した一連のR.シュトラウスの管弦楽曲を集成したもので、やはりブリリアントがライセンスを取得して発売したものだが、R.シュトラウス嫌いの私とはいえ、3000円ちょいで、ケンペのシュトラウスが一括して揃えられるのはやはり魅力的であった。
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