こちらは、マントラの最新クリスマス・アルバム。売りは10曲全てがアカペラで全編構成されているというところ。マントラのアカペラといえば、かつて「バークレー・スクェアのナイチンゲール」という、壮絶なまでに美しい名唱があったけれど、あの作品あたりを念頭において企画されたのかどうかは知らないけれど、購入する方は当然ああいった雰囲気を期待して購入してくるのではないか。まぁ、少なくとも僕はそうだ。
しかし、実際聴いてみると、このアルバム、前述の「バークレー・スクェアのナイチンゲール」のような緊張感はそれほどでもない。よくいうと、落ち着いた雰囲気が強く、悪く云えば音楽がかなり枯れているという感じだ。もちろん、アカペラでマントラだらして、ハーモニーやアンサンブルのテクニックは相変わらず水際だったものがあるし、随所にマントラらしい冴えたところも聴かせてくれるのだが、選曲は渋いし、全体にクリスマスらしい華がないような気がもするのだ。曲としては「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」が、一番、「バークレー・スクェアのナイチンゲール」の時の近い雰囲気だったかな。ヴァースから歌う「ホワイト・クリスマス」も同様だが、打ち込みリズムがちょいとジャマにに感じた。最近のアカペラのアルバムというと必ずこの手の打ち込みが登場するけれど、マントラならばこんなリズムなどいるまい....と思わないでもない。
ちなみこのアルバム、日本で企画されたアルバムらしく、目下発売も日本のみだそうである。マントラってこういうテラークから出してみたり、なんか最近レーベルが落ち着かないような気がする。各メンバーの活動の基本がソロになってしまい、バンド活動はたまの楽しみ....みたいなパターンって、近年はよくあるけれど、マントラもひょっとするとそうなのかもしれんなぁ。
しかし、実際聴いてみると、このアルバム、前述の「バークレー・スクェアのナイチンゲール」のような緊張感はそれほどでもない。よくいうと、落ち着いた雰囲気が強く、悪く云えば音楽がかなり枯れているという感じだ。もちろん、アカペラでマントラだらして、ハーモニーやアンサンブルのテクニックは相変わらず水際だったものがあるし、随所にマントラらしい冴えたところも聴かせてくれるのだが、選曲は渋いし、全体にクリスマスらしい華がないような気がもするのだ。曲としては「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」が、一番、「バークレー・スクェアのナイチンゲール」の時の近い雰囲気だったかな。ヴァースから歌う「ホワイト・クリスマス」も同様だが、打ち込みリズムがちょいとジャマにに感じた。最近のアカペラのアルバムというと必ずこの手の打ち込みが登場するけれど、マントラならばこんなリズムなどいるまい....と思わないでもない。
ちなみこのアルバム、日本で企画されたアルバムらしく、目下発売も日本のみだそうである。マントラってこういうテラークから出してみたり、なんか最近レーベルが落ち着かないような気がする。各メンバーの活動の基本がソロになってしまい、バンド活動はたまの楽しみ....みたいなパターンって、近年はよくあるけれど、マントラもひょっとするとそうなのかもしれんなぁ。