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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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私の愛機 [5]  Luxman DU-80 (UDP)

2005年05月10日 21時52分41秒 | PC+AUDIO
 SACDプレイヤーで一番最初に購入したのは、マランツSA-14でした。2001年初頭の頃だったと思います。本当はソニーのSCD-555ESが欲しかったんですけど、軒並み売り切れ状態でした。しばらく待てばよかったのかもしれないですが、なんか、その時は「もうこれ以上待ち切れん」とか思ったんでしょうね。妥協案として購入したのです。しかし、こういうものは慌てて買うもんじゃありません。自宅に帰って聴いてみたマランツは音は、私にとってアグレッシブそのもの。SACDの音....云々に前に、とにかくあの音のせり出し方になじめませんでした。半年くらい使ったものの、ラックスからDU-7が出たのを機会にそれと差額交換してしまったのです。

 で、次のDU-7ですが、こちらは一聴して馴染むものがありました。私がイメージするSACDの音に近かったとかいろいろな理屈はつけられますが、要はラックスの音が好きなんでしょうね。この機種は2年ほど愛聴させていただきましたから、特に大きな不満ものがあった訳ではありませんが、かつてのD-10のラックスの音を体験したものとしては、ある種の豊穣さみたいなものが、DU-7には欠けているかな?と考えないでもなかったのもまた事実。去年の暮にDU-80が出た時、その欠落感を埋める機種はこれだ!とばかりに、あぶく銭があったことをいいことに購入したのです。昨年の暮のことでした。

 初めて聴いた時は、「おぉ、これだ」と思いました。前述のとおり、私はDU-7に特段不満があった訳ではないのですが、DU-80を聴いてしまうと、DU-7でさえSACDという新フォーマットにやや足をすくわれ、デジタル、デジタルした音だったことを感じさせたほどです。
 とにかく、緻密で情報量満載、かといって、あまり分析的にならず音楽が素直に楽しめるというDUシリーズ譲りの特徴は生かしつつも、20kgの筐体からくる重量感ある低音を加味し、全体に音を有機的に処理しているあたり、不遜にも「やっとラックスもいい感じ掴んだな」となどと思ったものです。もちろん、D-10あたりのアナログ的な温度感のようなものを基準にすれば、当然、時代の流れを感じさせる音ではあるのですが、それにしたって、ボリューム上げてもうるさくない、滑らかでシルキー、かつリッチな音はやはりラックスそのものです。

 ということで、私のプレイヤーはCDはD-10、SACDやDVD-AはDU-80というラインナップに落ち着いてます。おそらく当分の間、このコンビが変動することはないでしょう。

◆ Luxman DU-80の紹介ページ ◆
コメント (1)
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