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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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ボブ・ジェームス/白鳥

2005年02月22日 20時15分00秒 | JAZZ-Fusion
 
 結婚式の司会や選曲を毎年数回ずつ、もう十年以上やっているもので、そのスタンスからの意見。

 結婚式のBGMは、基本的に歌詞のついた曲は止めた方が良いです。ここ一発、たとえば「キャンドルサービス」とかオーラスの「新郎のあいさつ~退場」あたりのハイライトで使うなら、効果もありますが、中にはもう最初から最後まで、J-Popダンス系の騒々しいのや、歌い上げまくりバラード系の曲を流しっぱなしにしているような披露宴っても最近多いじゃないですか。司会者の立場からいうと、こういう選曲がなされた披露宴はたいてい盛り上がり欠けますね(笑)。自分たちとしては、歌詞や曲のムードに気を使い、雰囲気盛り上げているつもりなんだろうけど、現実には会場のお客さんのほとんどは、歌詞など聞いていないし(これは断言します-笑)、仮に聞いていた場合でも、効果としては逆でうるさく感じていることが多い....っていうのが実態なんです。

 要するに、結婚式のBGMをカラオケ・ボックスやFMのノリで選曲しているセンスっては考え物だということです。まぁ、結婚式という特別なイベントですら、カラオケ・ボックスのノリで押し通したい、それで幸せというのなら、まぁ、ご本人達の勝手な訳ですけど(笑)、呼ばれた会場のお客さんこそいい迷惑で状態で、顔は笑ってるけど、本当はしらけてるような披露宴はしたくないですもんね。「歌って楽しい曲、ウォークマンで聴いて気持ち良い曲」と「結婚式のBGMで使って効果的な曲」はまったく別物なんですよね....

....などと、説教くさいことばかり書いていても生産的じゃないので、1曲だけとっておきの曲を紹介しときましょう。ボブ・ジェームスの「白鳥」というアルバムに入っているタイトル曲です。サン・サーンスの有名クラシック曲のアダプテイションで、ボブ・ジェームスのエレピとエリック・ゲイルのギターをフィーチャーしたミディアム・テンポのフュージョンですが、とても上品な幸福感にあふれた曲・演奏なので、結婚式の新郎新婦の入場のシーンなどに使うとぴったりです。ふわっとしたエレガントな雰囲気なせいで、会場の雰囲気が確実に変わります。プロの司会者やエレクトーンのお姉さんから、「これ、なんのアルバムに入っている曲ですか??」と尋ねられたことも一回や二回じゃありません。まっ、いささか古典的な選曲ではありますけどね(笑)。

 以上、「ブログ > テーマサロン > 音楽 > 結婚式にオススメの曲」からのTBでした。



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