こちらは2001年の作品で、おそらくフル・アルバムです。先日レビュウした2枚のミニ・アルバムでは、その前のフル・アルバムで披瀝した手弾き+生音+アンビエント指向のようなものがけっこう濃厚でしたが、本作品は随所で90年代のゴリゴリしたサウンドと壮絶な打ち込みリズムを駆使した路線に回帰していて、どうも彼の生音路線に今一歩納得出来ないところがある僕みたいな人間にとっては、ある意味非常に聴き易い作品になっています。やっぱスクエアプッシャーはこうじゃなきゃ....みたいな。
目立った曲を拾ってみると、1曲目はレゲエ風なリズムをフィーチャーしたポップな作品で、かなりコラージュ風に寸断された処理を施しているとはいえ、ヴォーカルをフィーチャーしている点がおもしろいところ。2曲目、3曲目は例の超高速で明滅するようないかにもスクエアプッシャーという感じの音で、なんか聴いていて異常にハイになってくるのは、スクエアプッシャーとしてはけっこう久々のような気もします。5曲目は生音風なサウンドをコラージュした音響風な作品。6曲目はアンビエント風な白玉とアップテンポの打ち込みリズムを対比がおもしろい作品。7曲目はこれも初期を彷彿とさせる超高速でアブストラクトな音響をつるべ打ちしていく例の音といったところでしょうか。
という訳で、このところ聴いた数枚のアルバムの中では一番楽しめました。ただ、まぁ、「ハード・ノーマル・ダディ」の頃のような目がくらむようなスピード感は今一歩かな。全体的にミディアム・テンポやアンビエント風な音響も多く、割となだらかなスタートさせたみせかけて、ここぞという時に例の壮絶な打ち込みサウンドが登場させて、曲としてのメリハリをつけるみたいなアレンジが多くなっているような気もしました。彼もある程度歳をとったってことなのかもしれませんが。
目立った曲を拾ってみると、1曲目はレゲエ風なリズムをフィーチャーしたポップな作品で、かなりコラージュ風に寸断された処理を施しているとはいえ、ヴォーカルをフィーチャーしている点がおもしろいところ。2曲目、3曲目は例の超高速で明滅するようないかにもスクエアプッシャーという感じの音で、なんか聴いていて異常にハイになってくるのは、スクエアプッシャーとしてはけっこう久々のような気もします。5曲目は生音風なサウンドをコラージュした音響風な作品。6曲目はアンビエント風な白玉とアップテンポの打ち込みリズムを対比がおもしろい作品。7曲目はこれも初期を彷彿とさせる超高速でアブストラクトな音響をつるべ打ちしていく例の音といったところでしょうか。
という訳で、このところ聴いた数枚のアルバムの中では一番楽しめました。ただ、まぁ、「ハード・ノーマル・ダディ」の頃のような目がくらむようなスピード感は今一歩かな。全体的にミディアム・テンポやアンビエント風な音響も多く、割となだらかなスタートさせたみせかけて、ここぞという時に例の壮絶な打ち込みサウンドが登場させて、曲としてのメリハリをつけるみたいなアレンジが多くなっているような気もしました。彼もある程度歳をとったってことなのかもしれませんが。