UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ひとのふりみて・・・わっ、トランプは私だ!

2017-12-23 01:13:43 | 日記

アメリカのトランプさん、あいかわらずお騒がせですね、アベ君がお騒がせしますと、場合によっては何がしかの影響が直接国民の一人であるGGIにも及ぶことがないわけでもありませんので、いったいアベ君ってどういう人間なのだと多少なりとも関心を抱かざるを得ません

でもトランプさんがいろいろお騒がせしても、わがニッポンの片隅で暮らすGGIの日常に何か直接的な影響が及ぶという実感はほとんどありません。ですからトランプさんという人物についてGGIはそれほど関心はありませぬ、と申しますより、ほとんどないと言ってよいでありませう。

 つまり、トランプ君がどのような人物であっても、あっしには関係ありませぬと最近までGGIは思っておりました。しかし、先日、岩波から出版されたばかりのジョン・ダワー氏の「アメリカ 暴力の世紀」(原題:THE VIOLENT AMERICAN CENTURY)と題された本、この本の冒頭部、「日本語版への序文」を読んでいて、ちょっと考えこんでしまいました

 今日の写真はこの本の表紙を撮ったものです。本のオビには「トランプはアメリカであり、アメリカは私たちである」と書かれています。よろしければクリックしてご覧くださいませ

 ジョン・ダワーは敗戦時の日本を描いた「敗北を抱きしめて」という著作で広く日本で知られるようになった日本近代史や日米関係史を専門とする米国の歴史家です。この「アメリカ 暴力の世紀」という本はトランプさんが大統領に就任するまえに書きあげられたものですので、同氏はトランプ大統領についての自らの考えを「日本語版への序文」において書き加えたのです。

この序文においてダワー氏はトランプ大統領の人物像について文字通り酷評しています。以下のその一部を引用いたします

 「私の個人的考えでは、彼は、世界で最も強力な国家を指導するにふさわしい知性も気質も備えていないように思える。彼は読書をしない。物事の詳細を知ろうとする忍耐力をまったく持っていないし、物事の正確さや真実を尊重することもない。彼の注意力は薄弱で、英語の表現力はとりわけ粗野である・・・現大統領は歴史を理解する能力に欠けるし、歴史に対する興味もない…金持ちと権力を持っている人間は別として、他人に共感することができない・・・トランプと彼に近い支持者たちは科学と知的作業をバカにし・・・」

 どうです、なかなかの酷評ですね、トランプさん、ボロクソであります。このトランプ評、人格そのものを疑う、なかなか厳しい批判だなあなどと他人事のように思いながら読みました。しかしながら、ややって、このような人物、日本の政治家にもいっぱいいるじゃないか、まずアベ君、このトランプ氏の人物評がすべて当てはまりそうであります、自民党議員諸氏の大半にもトランプ評があてはまるではないかとGGIは気づいてしまいました、もちろん、野党議員諸氏も例外ではないでありませう、与野党をとわずトランプ評が当てはまる人物は日本の政界にいくらでも存在している・・・

 などと思ったのでありますが、またしてもややあって、これはなにも日本の政治家諸氏だけではなく、もう一歩踏み込んで考えますと、トランプ評のかなりの部分はGGIにも当てはまるのではないかと思ってしまいました

 まず、日本という強力な国家を指導するにふさわしい知性がGGIにあるかは十二分に疑問であります。次に「読書しない」、これはあたりです。とりわけ最近は両眼白内障白+アルファが進行していることもあって読書量は激減・・・

それに、物事の詳細を知ろうとする忍耐力を持っていない・・・おっしゃる通りです、原発や核に関連したにかんの細かい科学技術的問題を知ろうするのはまことにメンド―、裁判の書状や判決書などを全部ちゃんと読むのもメンド―、各種電化製品などの取説をちゃんと読むのもメンド―、メンド―。

物事の正確さや真実も一応尊重するふりはするけれど、われながらご都合主義であり本当に尊重しているかははなはだ疑問。注意力はもちろん散漫、豊かな英語の表現力なんてGGIにはムリムリ。歴史を理解する能力だって?まあ、理解すべく若干の努力をすることはっても自信はありませぬ。歴史に対する興味はないことはないけれど、いたって気まぐれ。他人への共感?そのふりをすることはできるけれど、ほんとうにどこまで共感しているかは多分にわれながら疑問・・・

 などなどトランプさんの欠陥の多くはGGIも明らかに共有していることに気づきいてしまい、すくならずガックリしました

 ここまで考えて、本のオビにかいてある《トランプはアメリカであり、アメリカは私たちである》というコピーの意味がGGIなりにわかりましてた

 すなわち「結局のところトランプは私である!」

人のふり見てなんとやろ、と申しますが、言うは易く行うは難しであります

 なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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