UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

露骨な、あまりにも露骨な・・・

2017-12-22 01:36:50 | 日記

昨日に続き、またまた新聞記事の引用という安易な日記でお恥ずかしい限りでありますが、昨日の朝日(夕刊、第9面)に沖縄振興予算についての小さな記事が掲載されていました。短い記事ですので以下に全文を引用しておきます

《沖縄振興予算3010億円、来年度方針 今年度より140億円減》

政府は2018年度の沖縄振興予算について、17年度より140億円削減して3010億円とする方針を固めた。2年連続の減少で、来年2月の名護市長選や来秋の県知事選を控え、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の辺野古移設に反対する翁長県政を牽制(けんせい)する意味合いもある。

 複数の政府関係者が明らかにした。内閣府は18年度概算要求で3190億円を要求したのに対し、沖縄県翁長雄志知事は16年度並みの3400億円に戻すよう主張。だが、政府は、基地負担軽減策として振興予算は21年度まで3千億円台を確保するとの約束は維持しつつ、ギリギリまで絞り込む判断をした。振興予算のうち使い道の自由度が高い「一括交付金」は約170億円削減する。

 辺野古移設を容認した仲井真弘多・前知事時代の14年度は3501億円だった。

https://www.asahi.com/articles/ASKDP3PXVKDPUTFK006.htmlより引用)

注:沖縄振興費といのは米軍基地があることの見返りという性質のものではなく、国庫支出金+地方交付税交付金のことです。各都道府県に国から交付さえるおカネのことであり、沖縄県の場合、2015年の額は3340億円で全国14位であるとされています(沖縄県のホームページより)

普天間基地の辺野古移設を容認した仲井前知事の時代には3501億円(2014年度)であったものの辺野古への基地移転反対を訴えた翁長雄志氏が知事に就任してからは減額の一途、2016年度は3400億円でしたが、2017年には3150億円にまで減額され、2018年度について翁長知事が2016年度並みの3400億円を要求したものの、2017年度よりもさら140億円減額されて3010億円に留まる見込み・・・・

もう説明の要はないでありませう、政府に立てつく自治体には国の補助金を減らす、イヤなら言うことをきけという、まことに露骨の極みともいえる姑息な政治手法と考えざるを得ませんね

次回の知事選で基地移転を認める自民党系の人物が当選すれば、沖縄振興費は元の水準にまで戻すという算段でありませう

公正もヘチマもあるものか、気に入らないヤツには国家権力を背景にお仕置きだというアベ君の政治手法、これははっきり申し上げて国家によるイジメです、イジメそのものです、このような行為は政治の名に値しません、民主主義とは無縁なものです

一方、防衛費は「わが国をとりまく安全保障環境が厳しさを増している」(2015年防衛白書における記述)を理由に近年増加の一途をたどっています。防衛相の資料によれば

2012年 4兆7138億円
2013年 4兆7538億円
2014年 4兆8848億円
2015年 4兆9801億円
2016年 5兆0541億円
2017年 5兆1251億円
2018年 5兆2000億円(推定)

翁長知事の沖縄振興費に関する要求額3400億円を満たすためには、あと400億円ばかりが必要ですが、この400億円程度なんか防衛予算をほんのちょっぴり、1%にも満たない額を削減しさえすれ簡単にねん出できます。でも、アベ君、金輪際そのようなことをするつもりはないとでありませう。オトモダチにはいろいろ気前よくサービスしても、嫌な奴には徹底して陰湿な意地悪をする、このような精神年齢が疑われる幼稚な人物は政治家の名に値しませぬ・・・

《翁長氏に会わずに焼肉食べに行き》    東京都:三神 玲子

(12月22日の「朝日川柳」で目にした句です。「12月15日首相動向参照」との注釈が付されていました。)

普天間基地内に土地を所有しているものの一人としてはまことに許しがたい話であります

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

今日の写真は名護市が作った沖縄・辺野古の代替基地の建設工事についてのパンフレットに掲載されている図版を撮ったものです。クリックしてとくとご覧になってくださいませ

グッドナイト・グッドラック



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