UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

「国民祭典」:目には見えない大きな檻におとなしく収容されて・・・

2019-11-16 01:28:42 | 日記
11月10日の日記に、前日の夕刻に行われた天皇の即位を祝う「国民祭典」のことを、《21世になっても提灯行列》と題して記しました。

そのなかで、テレビで目にした皇居前の光景はまさしくデジャ・ヴュ(既視感)だ、戦前の提灯行列を連想させるという意味のことを書きました。日記を書いたときにはそう思ったのですが、10日の夜が明けて配達された朝日新聞朝刊に掲載されていた航空写真を目にして、GGIは前日夕刻に目にした「国民祭典」のテレビニュースの映像以上にショッキングな思いをしました。

今日の写真は11月9日の朝日のデジダル版に掲載されていた写真を借用したものです。できるだけ拡大してご覧になってください。この写真には【「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」会場に集まった約3万人がLEDの提灯(ちょうちん)をともした=2019年11月9日午後5時59分】という説明が付されています。

この写真でお分かりになるように、3万人余の市民が目をみはるばかりに整然と皇居前に集まっています。まさに「一糸乱れず」という感じです。あたかも、巨大な収容所であるかのような様相を呈しています。その様子はまるで巨大な収容所のなかに事前に用意周到に設けられた、びっしり並べられた目には見えない大きなの檻のなかに収容されているかのようです。

長方形をした同じ大きさの巨大な檻です。これは皇居前に集まった人々が羊の群れのごとく従順に警察官など当局の指示に従った結果生み出された光景である言ってよいでありませう。万が一にでも新天皇夫妻の身に危害が及んだり「陛下」の目前で不祥事が起きるようなことがあってはならないと、警察当局が戒厳令とまではいかないものの徹底して人々の行動を規制する体制を敷いたことの結果がこの写真です・・・

写真を眺めていて、GGIは「管理国家」という言葉を連想してしまいました。この言葉は、大衆をマス・メディアや様々な組織を通じてエリートが操作,管理する形をとった国家といった意味です。ジョージ・オーウェルが1949年に書いた有名な小説「1984年」は管理国家の出現という近未来を描いた想像上の産物なのですが、この写真を眺めていて、GGIは今や「管理国家」は想像上の産物ではなく、まさしく現実なのだと実感しました。皇居前に集まった人々は完全に「アンダーコントロール」、少なからず寒気がいたしました。

知らぬ間に、いや市民が寝とぼけているあいだに、日本は見事な、見事過ぎるほどの管理国家になっているのです。

香港警察の諸氏はこの光景を目にしたらとてもうらやましがることでありませう・・・

以上はGGIのいつもながらの勝手な感想です。皆さん、この写真をご覧になってどのようにお感じになるでせうか?

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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